お彼岸

春分の日・秋分の日をお彼岸の中日といい、その前後3日間をあわせた7日間を一般的にはお彼岸といっています。彼岸というのはもともと‘あの世’のことで、これに対してこの世のことをいう此岸(しがん)という言葉があります。家族と一緒にお墓参りに行き、こちらの世界からあちらの世界のご先祖様に思いを馳せて感謝をする、そういうふうに過ごすご家族はどのくらいいらっしゃるのでしょう。国民的漫画である‘サザエさん’でもお彼岸の時期には必ずお墓参りの話題があります。一年に二回ある春と秋のお彼岸を皆さまはどうやってお過ごしでしょうか?
お彼岸と言えば何を連想なさいますか? きっとお墓参りが一番多いと思われますが、私は‘ぼたもち’です。春は牡丹にちなんで‘ぼたもち’、秋は萩にちなんで‘おはぎ’。同じものなのに季節によって呼び方が変わるなんて、日本人らしい発想だとは思われませんか。
娘達が小さい頃、実家でぼたもち作りをしたことがあります。母がもち米を炊き、あんこを練ってくれました。幼稚園生くらいだった娘達が小さな手でもち米をまるめ、それにあんこをのせて、かわいいぼたもちがたくさんお皿にできました。父はその様子を写真に撮りながら楽しそうに見つめていました。形は少々いびつでも「おいしいね」と言って食べてくれた父はもう‘こちら’にいません。今年のお彼岸には父の七回忌の法要があります。春休み中の娘を連れて帰省する予定です。今回は手作りは無理でしょうが、甘いものが好きだった父の墓前にぼたもちを是非、供えてこようと思っています。
暑さ寒さも彼岸まで、といいますが、少しずつ暖かくなって桜の便りもちらほらと届き始めました。今年は特に桜が早いようです。お墓参りの帰りにお花見ができる地方も多いかもしれませんね。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー 年中行事しきたり
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フォト : ぼたもち
















