
私の住まいのある場所は緑の多いところです。桜の花が満開の景色は美しく、
桜の花がすぎれば家々の庭や垣根のまわりに薄むらさきの小さな可愛らしい
花が咲いて道を通る人々をなごませてくれます。
私は六月のある日、これらのお花の横に「お花を取らないでね」と書きつけて
置いてあるものを見付けました。
その家の奥様は、雨があまり降らなかった折、垣根のまわりの花に熱心に
水をあげている姿を度々お見かけしておりました。
外国では家の窓辺に、街を散策する旅行客や地元の方々に見て頂こうと
丹念に育てた美しい花が飾ってあることが多く、またガーデニングも道を
往来するお客様が見てひとときでも癒されるように、との心遣いからオー
プンにしてあるようです。
でも「花をいたずらしないで下さい」のように書かれた札は見かけません。
日本の家屋はまわりを高い塀で囲い、中に庭を作るという様式なので垣
根の外のものは自由に摘んでも良いと誤解した誰かがいたずらをするので
しょう。
私はカナダのブッチャートガーデンという公園にあった、
「とるものは写真、残すものは思い出」
と書かれたポールを思い出し、あらためて素晴らしい標語であると感心
致しました。
皆様のご近所ではいかがでしょうか?
私は「お花を取らないでね」と書いてある少し離れたところに「いつも
美しいお花楽しませていただいて」と感謝の意をしるした札をつけさせ
ていただきました。
今日も小花が私達に何かささやいて居るようでした。
私は日頃マナーの授業やマナー検定に携わる者として、公共の場だけで
はなく、このような日常のワンシーンにおける心得について生徒共々考え
て参りたいと思います。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Angel カテゴリー マナー
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写真はイメージ写真です。