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一枚のFAXによせて

FAX1.jpg

入梅の時季、いっとき雨が上がって薄日が歩行者を勇気づけ、また体が少しずつあつくなって汗ばんで来る陽気を感じながら張り切った気持ちで私はいつものように外出先から帰って自宅へと急ぎ、玄関のドアを開け、いつも行っている通りに、あちら、こちらと家事を済ませておりましたとき、一枚の用紙が目に止まりました。

どなた様からでしょう?
To Angel様 From ○○
当学院のある講師からのものでした。
文面は「おはようございます」で始まり、二日前に担当分野の打ち合わせをした時の諸々の様子と近況、そして私を気遣う末文が記されてありました。
内容によっては肉声で事を処理する親しさも良いでしょう。
近年、とても身近で簡便な手持ちの機械でメールを送信することも便利で賛成です。
私が手にしているこの一枚のFAXに強く心を打たれたこととは、何も飾った言葉ではなく、いつも接しているありのままのこの講師の姿が浮かんでくる文面だったことなのです。
もし同じ言葉を電話ごしの肉声でお聞きしたとしたらいつも通りの親しさがにじみ出た通常の挨拶に受け取れるかもしれないのに、このような内容が特に文字にして示された事でかえって人間味が増すという不思議を目にした私は、彼女の伝達様式の適切な使い分けに共感し、心の中で大きな拍手を送りました。
文字と言葉の間の奥深い関係に満たされた、爽快なメッセージでした。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Angel カテゴリーマナー(表現)

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2007年07月28日 05:59に投稿されたエントリーのページです。

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