親戚のお嬢様に着付を何回かお教えすることになりました。
ピアノ・書道・華道・茶道と多才で、最近習い始めた茶道で、着物を自分で着たいと思ったそうです。前からのお約束でした、“普段着から始めますよ、何回も繰り返しお稽古しませんと、すぐには無理ですから”とお話しをしてあります。
彼女の家に出向いての稽古です。お母様の若い時の着物を出してこられ、「あまり、好きな着物ではありませんが」とおっしゃって、黄八丈のこまかい格子柄がかわいいお着物でした。「帯は」と三本ほど出してこられましたが、赤い地に白とピンクの大きな梅の花が染め抜かれている名古屋帯を選びました。
始めに挨拶をし、足袋の履き方から、私と一緒に腰を屈めて始めます。襦袢や腰巻も1つ1つ、コツを教えながら進めますと、彼女は良くわかってくれ、わからない所は、2回3回と私のすることを真似、長襦袢・着物とひもを使っての着付で出来上がります。伊達締めをしっかり結び、今回はここまでとしました。帯は私自身が締めて見せ、彼女にはお太鼓を結んであげました。私の手使いを良く見ている様子でした。黄八丈の黄色が白にはえ、(赤い帯がなんとも美しい着物姿となりました。)お母様、お祖母様も大喜びで、お人形のようで、“うっとり”庭で写真を写し、冬の日に春のようなひとときです。
「脱いだら、そのまんま、もう一度一人でやり直してご覧なさい。」と宿題を出して帰りました。次回は何度か復習をし、半衿の付け方、伊達衿の付け方等を少しずつ教えてあげたいと思っています。私の習った時より、よほど覚えが良く楽しみです。(後日、聞いてみますと、もう一人で着ていたそうです)・・・ とてもうれしい事です。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 コーラルピンク カテゴリー こころ豊かに