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2008年03月 アーカイブ

2008年03月01日

春の嵐

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毎年立春が過ぎてしばらくすると、懐かしのアイドル・キャンディーズの「春一番」という曲を歌いたくなります。ちょっと・・・古いでしょうか(笑い)。土筆(つくし)が恥ずかしそうに顔を出している様子の歌詞がいかにも春の予感で心を満たしてくれるようで、ついつい口ずさんでしまうのです?♪

今年の関東地方の春一番は昨年より9日も遅い2月23日。黄砂ではないかと思わせるような土煙や、クレーン車が突風にあおられ傍の建物に倒れかかったりと、大荒れのものとなりました。翌日の24日も強風が吹き荒れ、春の訪れを告げるはずの風はあたりを凍りつかせるように冷たく、全国各地で強風、大雪、高波に襲われて様々な影響や被害が出てしまいました。

ブレンドさんがブログに書かれたように、24日は私どもが関係するマナー学院の認定授与式が行われました。北海道からご出席の生徒さんが東京都内の会場に到着されたのは、認定授与式も終了し、すっかり日の暮れてしまった午後6時頃。雪と強風の影響で飛行機の欠航が相次いだためです。
息急き切って駆けつけてくださった生徒さんの笑顔には救われるような思いでした。ホテルのロビーでささやかに執り行ったお一人だけの認定授与式は、春一番をも吹き飛ばし、美しく花開く春爛漫!のひととき。

元々「春一番」は漁師の間で使われていた言葉で、出漁中に突風に見舞われて大惨事となり、それ以来春の最初の強い南風を「春一番」と呼ぶようになったのだそうです。今日(27日)も関東全域で再び強風とともに真冬並みの寒さ。冬が遠ざかっていくにはまだまだ三寒四温を繰り返すのでしょう。春が巡り来ることを待ちわびる気持ちが花々の咲き乱れる頃には感動に変わり、私たちの暮らしを生き生きとしたものにしてくれるのですね。厚く重いコ―トを脱いでお出かけ・・・の日はもうすぐやって来ます。なんだか、またあの「春一番」を歌いたくなってきました?♪


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Nyan カテゴリー 季節の話題

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フォト : キャンディーズのアルバムより

2008年03月03日

初節句に招かれました。

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女の子が誕生すると、実家からお祝いに雛人形が贈られます。古来からの風習は、現代も美しい人形が夢の世界へいざないます。女の子の無事なる成長と幸せを願って・・・
人形が届きましたとのことで、さっそく出掛けてみました。マンションの一室には、親王雛が飾られています。有職雛の一対は、古式ゆかしく金屏風を背に、にこやかに格調高いお姿です。束帯と十二単の男雛女雛は貴族の装束です。男雛は儀式の際に、天皇だけがお召しになる黄櫨染(こうろぜん・・・黄色みをおびた茶色)御袍の束帯姿、女雛は女房装束(十二単)でおすべらかしという独特の髪型です。それぞれの手には晴れの場の必須アイテム、笏(しゃく)と檜扇(ひおうぎ)をお持ちです。畳台は美しい繧繝縁(うんげんへり)。これは御所独特の文様で、高貴な人が用います。雪洞(ぼんぼり)は雛飾りには欠かせません。私の子供の頃はロウソクでしたのに、今はほとんどが電灯になっています。御所の紫宸殿(ししんでん)にある、「左近の桜」「右近の橘」は盛り花として雛を引き立てる小物として欠かせません。男雛の位置は帝の位置を表して、関西では左に、女雛を右に飾ります。関西に多く見ることが出来ますが、これは天皇、皇后にそったもので、「天子は南面にして東に座す」という中国の礼法に従っています。関東では男雛を右に、女雛を左に飾るところが多いようです。西洋的な考え方から、右を上座としているからなのですね。
雛飾りが終わると箱の中にしまわれ、来年迄じっと暗い世界におわします。
桜のおこわに蛤のすまし汁、菜の花の白和え、鰆の西京焼にキンカンの甘煮を添えて、手作りの料理でもてなしてくれました。
桃と菜の花がいっそう華やかさを添えています。
10Kgのちいちゃんは満面の笑み、大切に大切に育てられています。ヤングママがそうであったように・・・
無事な成長と幸せを祈りましょう。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー しきたり

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フォト : 吉徳大光 京八番親王六寸十五人揃い「小出松寿作雲井雛」
     (ブログの文章の内容と写真の雛人形とは違うものです)

吉徳大光のサイト
http://www.yoshitoku.co.jp/hinaningtou/08dankazari.html

2008年03月04日

強風の一日

先日の春一番の吹いた次の日も風の強い日でした。
“強風の為、電車が大幅に遅れております。大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございません”とのスピーチが車内の中を流れます。休日の為、電車のシートもあいていて思ったより空いています。乗った時よりノロノロ運転が続きます。“時間がかかるかもしれない・・・。”と座席はゆっくりと座りました。私の前あたりの席の若い女性は小さな鏡をみつめ、一生懸命マツゲにカールをかけています。本を読んでいる人、携帯電話で遅れることを告げている人、目を閉じている人、車窓の外は白色の灰埃が立ち、木々が激しく右に左としなり、ゆれています。何駅か過ぎると、少し立っている人も出てきました。“これより強風が激しい為、しばらく停車致します。”私は、大きなバッグを膝の上に置きながら腰を立て、席を右に少し詰めますと、隣の人も隣の人も少しずつ詰め、私の左側に一人の方が座れるようになりました。中年の男性がお年寄りに、若い女性も、中年の女性に声を掛け席を譲っています。“これより一番強風の所を、少しずつ電車を動かしてまいります。ゆっくりではありますが、大変揺れますので、つり革などおつかまり下さい。また、車外には絶対降りませんようにお願い致します。”とアナウンスがあり、ノロノロと江戸川の鉄橋を渡り始めます。外はゴーゴーと風が吹いて、その度に大きく車体が揺れます。そしてやっと渡り終わり、皆の顔に安堵の空気が流れます。“次の駅が車両でいっぱいとなっております。もう少しお待ち下さい。”そして、目的地品川まで3時間を超えていましたが、大変早く家を出たお陰で遅れずにすみました。それでも心配で、途中、院長に遅れるかもしれないと電話を入れました。本日は、マナー認定授与式とパーティ。私はOBとして出席します。会場に入ると、穏やかな早春のメロディが流れ、若い皆様、懐かしい先生方にもお逢いできてうれしい一日となりました。ホテルの庭園には、うぐいすの声さえ聞こえそうでした。午後より強風はおさまり、春の季節がそこにあり、風は強くて困りますが、季節が風に乗ってやって来るのを感じます。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 コーラルピンク
カテゴリー 季節の話題

2008年03月05日

暦を楽しむ

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啓蟄   新暦三月五日か六日頃
読みの由来 啓(ケイ)・・・ひらく
蟄(チツ)・・・ちゅうの慣用読みで 虫が土の中にかくれているの意味

三月六日頃はまだまだ寒い時期ですが、日中は春を強く感じるようになるのも此の頃です。
冬の間、地中にこもっていたいろいろな虫が穴を啓いて地上に這い出してくる時期ということから「啓蟄」と呼ばれるようになりました。
その他、この頃は春雷が大きく鳴りやすい時期で、昔の人々は冬ごもりの虫が、雷の音におどろいて這い出してくると考え「虫出の雷」とも名付けたようです。
皆様も、新芽が吹きだした若い草木に勇気をもらい、明るく暖かくあらゆるものが生命を輝かせる様子に心持ちも優しくなって、春ならではの楽しみが増す時季なのではないでしょうか?


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Angel カテゴリー 季節の話題

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イラスト : 京都歳時記イラスト2002年より

啓蟄の日
2008年の啓蟄:2008年3月05日(時刻:13:59 太陽黄経:345度)
2009年の啓蟄:2009年3月05日(時刻:19:47 太陽黄経:345度)
2010年の啓蟄:2010年3月06日(時刻:01:46 太陽黄経:345度)
自然体験活動QQレスキュー隊のサイトより
http://www.jon.gr.jp/qq/climate/24seki/05ketitu.html

2008年03月06日

忙中の工夫

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♪灯りを点けましょ 雪洞に、お花上げましょ 桃の花?♪
我が家では、今年はこんな飾り方にしてみました。(写真)
いつもは段飾りをしますが、これがなかなかの重労働です。
とりあえず、人形たちを出して眺めていました。人形たちが一座にうち揃い、一年ぶりの再会をうれしそうに、互いに顔を見合わせているように私には見えました。「そうだ今年はこれにしましょう!」と思いついたのが写真です。(ちょっと手抜きの感がありますが…)

「段飾り」は 江戸時代から行われている桃の節句の室礼のスタイルです。身分制度を重んじる江戸時代…。段飾りはうなずけるところでもありますね。また、「士農工商」という表向きの制度とは裏腹に、商人の力を誇示するような新しい文化の表れでもあるように感じます。
さて、この雛祭り、江戸時代の前はどのように執り行われていたのでしょうか…?
まず人形を「飾る」という概念はなく「流す」というものでありました。人の形、形代(かたしろ)即ち人形(ひとがた)を作り穢れを移して川や海に流し、祓いをしていたのです。
その人形(ひとがた)が次第に手の加えられたものになり、流してしまうにはあまりに豪華になりすぎたため、「飾る」人形(にんぎょう)へと変化したのが、現在の「雛飾り」のルーツであります。
古来、中国では上巳(じょうし)旧暦3月上旬の巳の日に、川で身を清め不浄を祓う習慣がありました。それが日本に伝わり、平安時代には宮中で「曲水の宴」として執り行われました。庭に曲がりくねった小川を引き、その流れのところどころに緋毛氈を敷き、杯が小川の流れに浮かんでくる前に歌を詠む。歌が詠めたら杯を取り上げて御酒を頂く。
自分の前に杯が流れてくる前に歌が詠めないと御酒は流れて行ってしまいます。貴族の間で行われていたこの風習が庶民の間には【流し雛】となったのです。
東京でも、隅田川での流し雛のイベントに参加したことがあります。
鳥取県用瀬町の流し雛は室町時代からこの地方に残る行事だそうです。(昭和に復活)他にも和歌山県の紀ノ川や奈良や広島などでも流し雛が行われているそうです。
皆様のお宅ではどのようにお雛さまを飾りますか…?少し手を抜いても、毎年暗い箱の中からは出してあげたいですね。
我が家では旧暦のおひな様まで飾ります。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー しきたり

2008年03月07日

ご近所づきあい

我が家は間もなく引っ越します。10年間住んだ現在のマンションの住環境はとても気に入っているのですが、新しい環境でリフレッシュし、再スタートです。現在のマンションは世帯数32戸という小振りなもので、女性同士の仲も良く、顔を合わせると早速おしゃべりが始まります。暇つぶしの無駄な会話のようでも、これが大切。特にマンションでは居住者全体にまとまりがあるかないかで生活の快適さには驚くほどの違いが出てきます。

引っ越し当日までにはまだ1ヶ月以上もあるという2月半ば、日頃から交流のある奥様たちが私のために送別会を開いてくださいました。ゆったりとジャズの流れるコーヒーショップでコーヒーや紅茶、ケーキをいただきながら実に有意義で楽しい井戸端会議(?)でした。今朝エレベーターでばったり出会った70代半ばの奥様は何でも遠慮なくお話ができる母親的存在の方。私が風邪をひいた時、薬を持って駆けつけてくださったことも。今朝は引っ越し前にお茶をご一緒する約束をしました。管理人さんは普段は無口な方ですが、「重い物は私が運びますから」と8階から1階までを何度も往復して粗大ゴミの処理を手伝ってくださいました。「ここは去りがたいところだな・・・」と思わせていただけるなんて、なんという幸せなことでしょう!

これからの時代は、さまざまな面で地域が力を合わせていくことが重要になっていくでしょう。ご近所同士が良い意味でお互いが気にかけ合い、助け合っていくことが安心安全で快適な日常生活につながっていくのだろうとつくづく思います。ご近所づきあいが苦手だった若い頃を今さらのように反省。面倒がらずにご近所の皆さんと良いおつきあいができたら、どこで暮らそうときっと日々の生活が心地よく楽しいものになるでしょうね。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Nyan カテゴリー マナー(日常生活)

2008年03月08日

真摯な姿勢で・・・

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“言葉遣い”と言うものは、その言葉を発する人物の人柄を表したり、人格!?までも印象付けてしまうほどの“力”があると感じることが多々ある。ついついこのブログの中でも、“言葉遣い”に関するテーマを多く選んでしまうし、今回もそのようになってしまった・・・ 私の職場に、よく出入りしている業者の方々、かなり多くの会社の出入りでもあるのだが、同じ内容を言葉にするにあたっても、本当にボキャブラリーと言うか、いろいろあるのだなと痛感させられる。それがほんの一言であってもそうである。例えば私が、その品物を「こちらに置いて頂けますか。」と言うと、返答は、?「こっちだね」、?「こちらですね」、?「こちらで、よろしいのですね」と違った言葉が返ってくる。そして、それらの言葉を発した人への印象は全く違ったかたちとなる。やはり人は、生きて行く中で多くの人々と接する。その中では、自分にとってチャンスをもたらしてくれる場合もあったり、様々である。それでも1つだけ言えるのは、人は人に対して、どんな小さな場面であっても、“真摯”な姿勢を忘れてはならないということでは・・・ついつい私も、“真摯”な姿勢を忘れがちなときがあるかも知れない・・・ 常に心に余裕を持った生活を心掛けたい・・・


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Oyasai カテゴリー マナー(言葉)

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イラスト : E-reverse.comより
http://www.e-reverse.com/er4/ill/ill.html


就職に活かせるマナー検定は http://manaken.net

2008年03月10日

一生青春、いつもポジティブに

私は2月16日に還暦を迎えました。いつも誕生日を機に、今までの自分より少しだけステップアップをしたいと考えるようにしています。
私がハクビと出会ったのは、最初は着付教室からでした。18才で美容を志し、熊本から上京し、資格を取得したら修業を終え故郷に帰るつもりでした。しかし、東京の主人と出逢ってしまい、故郷で美容室を持つ夢は実現しませんでした。両親は私の帰りを待っていましたので、さぞかしがっかりしたことと思います。ところが、縁あって今の埼玉にお店を開くことが出来ましたが、着付の勉強をしなくてはいけませんでしたので、仕事が終わると夜の部の着付教室に通い始めたのでした。その頃は、石井先生には頭を少し下げるだけの遠いところの先生でした。しかし、着付だけでなく、着物に関するいろんな知識が必要でした。そこへ、私の悩みに答えてくださる講座が開設されたのがマナー教室の始まりだったと思います。そこを担当されたのが石井先生でした。その頃は私もまだ若く、先生を見るとドキドキしていたように思います。今よりはふっくらとなさっていて、ヘアースタイルがまた良く似合って、皆さんの憧れの女性でした。やはり、ひとの上に立つ方って、中身は勿論ですが、外見がいかに大事であるかも知りました。先生の女性らいし身のこなし、立ち居振る舞いに、日本女性はこうあるべきだと感じたものでした。私も、お店にいらして下さるお客様に恥ずかしくない私でいたいと思い、頑張ってまいりました。その為にも投資は必要であり、自分も多少磨かれていくと思います。自分が師と仰ぐ人を、まわりにいて頂くことは大事なことだと思います。お客様に質問されて、よくわからないことは先生にお聞きしたりして、良い解答を求めさせて頂いたりもします。
“一生勉強・一生青春”この相田みつをさんの言葉大好きです。
還暦を迎えたものの、私にとっては一生青春・ポジティブ、そんな私でいたい。
『自分のちからで歩けた道。誰かのおかげで進めた道。
努力なくして得るものなんて多くない。
努力したからって得るものも多くない。
すべて自分とあなたから。』
熊本の夜の町で、色紙にアート風に書いてくれた。私の名前の下に書いてくれた“ことば”。一応、千円支払ったが、筆で素敵に仕上げてくれた。若い青年であった彼と、ちょっぴり年をとったマミー(私のこと)とお互い頑張って行きたいものです。ここまでくるのに沢山の人に助けられ愛されてきました。今までありがとう。これからもよろしくと願いながらペンを置きます。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Mami カテゴリー マナー(心構え)

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相田みつを作品集より「一生勉強・一生青春」

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一生勉強と一生青春は、一枚の紙の裏表のようなもの。
「年をとって困ることは、身体が固くなるばかりでなくて、
 頭が固くなること、心が固くなることです。
 心が固くなると、感動、感激がなくなります。
 一生青春を保つためには、心のやわらかさを保つこと。
 そのためには、具体的に何かに打ち込んでいくことだと思います。」

相田みつを

2008年03月11日

葬儀の手伝い

突然の訃報の知らせを受け、ここ田舎(山梨)でのことです。親戚の御祖母様でした。最近は葬儀もセレモニーホールで行う事が多くなりましたが、自宅で執り行うと聞き、主人と共に取るものも取りあえず駆けつけ、お線香を上げさせて頂き、お手伝いをしました。男性は早朝に集合し、村の組の人達と家族で、様式、進行、準備、係り等を話し合います。それを受け、女性は家の中の片付けのお手伝い、買出し、接待、昼食、通夜の料理等、手短に話し合いさっそく始めます。接待は、お茶とお菓子、みかんなどを並べ座布団にすわって頂くようにします。村の人、家族、私達お手伝いの人の昼食を作り、約60名の食事となります。煮物、サラダ、お汁・・・等、量が多いので、てんやわんやです。午後になると祭壇や花輪、テント、お返しの品など運ばれ、きれいに整います。そのころより、通夜振る舞いの準備に入ります。私は自分で出来そうなことをしているうちに、料理の係りとなりました。食器の準備、次に出すべき料理を揃える事、美しく器に盛る方法など、皆さんと一緒に行います。
翌日(本葬の日)は、女性は朝8時半に集合し、告別式、初七日の流れと、料理や僧侶の接待、もちつき等の係りなどを決めます。世話役の方が、「料理の方をお任せしたい」と私に依頼されましたが、「いいつけて頂ければ皆さんと一緒に致しますので」と皆の顔を見ますとニコニコとうなずいて下さり、昨日同様、それぞれ得意の場で対応しました。
昼食も精進落も、なにせ約100名以上の方の事なので、臨機応変に手の足りない所を補い、13名の方々と見事に終える事ができました。また、家族や親類の方々から大変感謝されました。自宅での葬儀はとても大変です。しかし勉強になることも多く、ご近所との付き合いを大切にする良い機会でも有ります。支えあって暮らしていた昔の人々の生活を感じました。“お疲れさま”と皆さんと言葉を交わし家路につきました。空には、美しくまたたく星が皆にエールを送っているようにも見えました。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 コーラルピンク カテゴリー 葬


※参考までに「お悔やみの言葉」の一例として※
ご遺族に対して
「このたびはご愁傷様でございます」
「心からお悔やみ申し上げます」
「このたびは突然のことでたいへん驚いております。何と申し上げてよいやら、お察し申し上げます」
「このたびは御愁傷様でございます。いろいろと大変だろうと思いますが、どうぞお力おとしのないように…」
受付で香典を渡すとき 「ご霊前にお供えください」
受付を終えて 「おわかれさせていただきます」
故人との対面をすすめられたとき 「ひと目だけお目にかからせていただきます」
一言 「安らかなお顔ですね」

2008年03月13日

ホワイトデー

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3月14日は、バレンタインデーのお返しに男性から女性に贈りものをするホワイトデー。男性が大切な人を想ってプレゼント探しに奔走するというのは、女性にとっては嬉しい限りです。あれこれと考えたり、わざわざ時間を割いて品を選んだりしている姿を想像すると、その人の誠意を感じずにはいられません。

ある男性の知人から2月のバレンタインデーに両手で数え切れないほどの女性からチョコレートを贈られたという話を聞きました。職場のことですから当然義理チョコが沢山(ほとんど?)あるのでしょうが、その話をする時の彼の嬉しそうな顔!義理だと分かっていてもこんなにもウキウキするものなのですね。ただ、彼いわく「ホワイトデーには、贈ってくれた女性全員にプレゼントしなくちゃ失礼かな…」。なるほど、贅沢な悩みもあるようです(笑い)。

あるアンケート調査によると、バレンタインデーの義理チョコはコミュニケーションに役立つとポジティブに考えている女性もけっこう多いということです。とすると、そのお返しも贈ってくれた人の気持ちに答える大切なコミュニケーションというものでしょう。日本の「贈答(贈る・答える)」という言葉にピタリと重なってきます。私自身もささやかでもバレンタインデーの義理チョコやホワイトデーのお返しは、職場や様々な場において人間関係をほっと和ませる良い機会をつくってくれるものだと思っているのですが、あなたはいかがですか?

そもそもホワイトデーは日本で始まったもので、欧米にはこの習慣はないようです。1977年に福岡県のお菓子屋さんがバレンタインデーのお返しにマシュマロを贈るというアイディアを思いついたのだとか。そして、ホワイトデー(キャンディーを贈る日)として制定されたのは1980年とのことです。
お返しは気持ちで答えるものです。豪華なものでなくても心は十分に伝わります。おしゃれなパッケージに入ったお菓子は、いくつになっても女性は嬉しいもの。恋人同士、職場、あるいは夫婦円満にも一役買うホワイトデー。男性の皆様、くれぐれも忙しさにうっかり忘れて・・などということのないようにお気をつけて。かくいう私は夫から一度もホワイトデーにお返しをもらったことがありません・・・・・・・。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Nyan カテゴリー 季節の行事

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イラスト : ホワイトデー
イラストレーターわたなべふみの「子供と動物のイラスト屋さん」より
http://www.fumira.jp/index.htm

2008年03月14日

初ものに舌づつみ 蕗のとう、タラの芽

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春の便り、春一番の初ものを食しました。
初ものは、75日長生きをすると言われていますが、五臓六腑にしみわたり、蕗のとうの苦味は私の臓器を蘇らせるごとく全身に流れ、春を感じました。
菜の花、タラの芽、蕗のとうと春を告げる野菜が出回ってきました。目で感じ、舌で味わって、幸せを実感です。
日本人のみならずフランスでも、タンポポの葉をサラダにしてこの苦味を楽しむとか・・・
身体にカンフル剤のごとくに、苦味は必要な五味の一つ。春の食材、初ものは次々に出回ります。季節を大いに取り込み、味わいたいものです。
PS 蕗のとう、タラの芽、どちらも天ぷらにして塩でいただきました。菜の花は、辛し和えが良く合います。また、すまし汁に浮かべて色を楽しむも良し、また、茶室では蕗のとうを活け、ダイニングには、菜の花を器に束ねて、マッスに活け楽しみました。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題

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フォト : 趣味の農園ホームページより「タラの芽」
http://www4.ueda.ne.jp/~farm-yamazaki/taranome.html

2008年03月15日

そこにはマナーがかたちを変えて・・・

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先日、私の職場に警察官がやって来た!しかも大急ぎで・・・ ただ、駐輪場に自転車を止めてから走って来たところを見ると、緊急性から言えばそんなには無いと私は判断した。しかし何事かと私も思い、警察官の発する言葉に集中した。そして発せられた言葉は、「こちらの会社の社員さんで、○○さんと言う人はいますか。」そして、私は在職する社員でしたので、「ハイ、おります。」と、すると「110番がありまして、その方の車のハザードランプが点灯しているので、至急駐車場に行くように伝えてあげて下さい。バッテリーがあがってしまうと、大変だろうからと言うことで、一般の方から連絡があったのです。」と・・・ 私は、その社員の代わりに丁重に御礼の言葉を言い、警察官は戻って行った。私はすぐにその社員へ連絡し、車の確認に行くよう伝えたが、結果はやはりバッテリーはあがってしまっていたとのこと。その後、御礼を言いたいと交番に行き、話しを聞いたところ、通報者は名前を警察官が聞いても遠慮して言わなかったとのこと。但し、警察官の方にはよく御礼をしてきたと・・・ しかし私は、この件で駆けつけて下さった警察官の姿が忘れられない。ルールを守って、自転車を当社の駐輪場へ止めて来てから走って、社員の車のことを知らせてくれた。公共サービスとして当たり前のことと思われるかもしれないが、ルールを守って、その人のことを思って一生懸命に走って知らせて来てくれた。何か違う方向からであるが、マナーの在り方に通ずるものがあるのではないかって・・・ 何かキット。うまく言えないけれど、世の中で様々な不祥事が起きている今日、真面目に、そして市民の安全を守ってくれている人もたくさんいる。ありがたいし、みんな、方法は違うけれども、支え合って生きているのもわかるし、いろいろなシーンで、マナーはかたちを変えて実践されている。そう考えてもいいのかなって、そう思える出来事であった・・・


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Oyasi カテゴリー マナー心構え

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フリーイラスト : 警察官 フリー素材の人物イラストより
http://free-illustration.com/

2008年03月17日

春のお彼岸

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暑さ寒さも彼岸までと言いますが、本当に春のお彼岸あたりからめっきり春めいてきますね。春のお彼岸の頃はちょうど農作業が始まる時期にあたります。これからの様々な実りを祈る時季に、感謝の気持ちを込めてご先祖様に手を合わせるというのは決して無縁なことではないようです。

春のお彼岸は、春分の日(今年は3月20日)を中日とし、その前後3日間を合わせた合計7日間を言います。最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸の明け」と言います。今年の彼岸の入りは3月17日。物事の始めには、まず心に余裕をもって準備することが肝心ですね。彼岸の入りの前日には仏壇をきれいに掃除し、花を供えるなどして整えます。昔は主に、淡黄白色の花をつけ、全体の香気からお香を焚くのと同様の意味をもつといわれている「しきみ」が供えられていましたが、最近では季節の花を思い思いにアレンジして供えることも多くなってきたようです。淡いピンクのスイートピーは柔らかな春風を運んでくれるよう。「私を覚えていてください」という花言葉を持つこの花を、私の実家では毎年お墓参りに持参してきました。スイートピーがメインのふわふわのブーケになるようにアレンジするのです。

仏壇に供えた果物やお菓子は後でみんなで分けて美味しくいただいています。お墓に供えたものも持ち帰っていただくようにしています。お菓子や果物は少しずつ、できるだけバラエティーに富んだものを揃えていますが、これはご先祖様それぞれの好みにお応えできるように(笑い)と考えているから。もちろん「ぼた餅(春の花・牡丹の名に由来する)」も忘れません。

お彼岸は日本独特の行事で、他の仏教国には無い習慣だそうです。「彼岸」とは仏教用語で河の向こう岸、極楽浄土という仏の住む悟りの世界を意味します。お彼岸の頃は太陽が真東から昇り真西に沈むことから、西にあるとされる仏の住む極楽浄土、つまり「彼岸」の方角が正しく示されると考えられ、先祖の供養をするようになったといいます。
普段あまり仏壇やお墓にお参りできない方はお彼岸という良い機会に、春のうららの陽のなかを、ゆっくりとご先祖様のもとへ出かけてみてはいかがですか。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Nyan カテゴリー 年中行事しきたり

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フォト : スィートピー
私の花図鑑より
http://www.mitomori.co.jp/hanazukan2/hana2.2.79sweat.html

2008年03月18日

未来と自分は変えられる

最近何気なく読んだ小さな雑誌に、こんなことが載っていました。
これから社会に出てお勤めなさる方などにとても役立つ記事だと思いましたので、勿論、私自身にも。
何か言われたり、頼まれることがあったら、気持ち良く返事をする。注意されて「ハイ、わかりました」と謙虚に受け止めるのは、最初は難しいかもしれない。叱られて腹が立つこともあるでしょう。しかしそれでは、叱られぶりは三流止まりなんです。一流は、叱られて自らを省み、叱られたら素直に詫びる。まずは、受けっぷりのよい人間になること。一流の叱られ上手を目指して、仕事に取り組む。などと書いてありました。
当たり前のようで、なかなかできないかもしれません。私も今迄を振り返ってみても、三流でした。これからは私も、私の一番身近で師匠の石井先生から叱って頂き、一流を目指し、仕事にも家庭にも取り組んでいきたいと思いました。
最後にもう一つ、『過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる』とも書いてありました。なるほど、がんばってみよう。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Mami カテゴリー 心構え

2008年03月19日

去る月、別れ月

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「一月は居ぬる、二月は逃げる、三月は去る」と言われ、瞬く間に新しい時は過ぎ行く例えとしてよく耳にします。(私はこの言葉を口にし、時の大切さを形容していますが・・・)ことにこの三月は、人との出会いに、また学校や会社など、卒業、転勤、退職の多い月であることから、「去る月、別れ月」と言われるのでしょうが・・・ 口にしてしまうと簡単ですが、よくよく考えてみますと、人生における転機に遭遇しますと感慨深いものがあります。そもそも「出会い」とは、会って別れることですから、常に起こりうることなので、今さらにとも思ってもみますが、この三月のこの言葉は心に響いてなりません。相方の心に感じるものを抱いて、次なる場所へ移り行くことは、自然のことですのに。身近に、今の仕事に骨を埋める覚悟で勤め始めましたが、それもままならずに去って行く人がおいでです。三ヶ月前に通告をされたそうですが、本意ではないことを伺い、本人の努力とは関わり無く、人生には様々な事象が生じるものですね。今さらに継続すること、出来ることの素晴しさを痛感せざるを得ません。お世話になったお礼にと、彼のお好きな日本酒を用意しました。ネーミングは「開運」(かいうん)。メッセージを添えました。また、新たな場で、生き生きと人生を送っていただきたいものです。
―去る月、別れ月―とは、なんとも深い意味のある言葉かと、今さらに思うこの頃です。新たなる出会いが早く訪れますように・・・
転・退職の場合には「記念品」「餞別」「お礼」などの表書きにします。メッセージカードを添えると、より心がこもります。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 いしいようこ カテゴリー 季節の話題

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フォト : 日本酒 開運
(株式会社土井酒造場) かたやま酒店のホームページより
http://www.japan-net.ne.jp/~katayama/link01/07kaiun/kaiun01.html

2008年03月21日

親切心

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風呂好きな姑は銭湯に通っています。
銭湯は、内風呂と違って広くて、体も温まり温泉気分を味わえる。と毎日いそいそ出かけて行きます。
最近その銭湯で姑は、中年女性に「背中を流しましょう」と声を掛けられるそうです。気ままに好きなように体を洗いたい姑は断ったものの、次のときも同じように声を掛けられたので「私は年寄りだから、のんびりと、運動にもなるので自分で流します」と答えたそうです。
しかしながら、立て続けに背中を流しましょうと声を掛けられるので、いささか困惑しております。その女性は親切心で声を掛けてくれているのでしょう。でも相手によっては、親切心も迷惑になってしまうこともあるので、気をつけたいものです。
姑にはその女性の「背中を流しましょう」は、挨拶と考えたら良いのでは。と伝えました。どうしても気になるなら、時間帯をずらしたらとも。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ブレンド カテゴリー マナー

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写真 : 銭湯遺産の本 町田忍著
http://booklog.jp/users/manaken

2008年03月22日

お茶をたのしむ(日本茶)

三月の公開講座は日本茶でした。講師は、お茶のインストラクターの資格を有して、たくさんの経験をお持ちです。お茶の歴史も、古くは禅宗の僧よりもたらされた中国伝来の食文化です。当時は薬として用いられ、特権階級のみのものであったものが、広く手軽に、いつでもどこでも、今は口にすることが出来ます。ペットボトルで飲めるなんて考えられなかったことです。また、別のたのしみ方にお金を払って、異空間で時間をかけ、器とともにお茶を楽しむ大人のたのしみ方が流行っています。甘味処では、玉露や煎茶を自分でその場で入れていただきます。抹茶は点て出しといって、点てたお茶をいただきます。
薬であったものが、手軽にお菓子とともに器も、そしてその場に合わせたしつらえまでもが、四季折々を取り込み、たのしませてくれます。
思いがけない発見と重なって、春の講座から、またヒントをいただきました。テーブルに置かれたお茶の枝には青い葉と実がいっそう風情をそえて(本物です)、各種の葉の香りを、目で舌で堪能し、番茶、ほうじ茶、玄米茶、粉茶に至るまで奥深く、味わい方も様々に学びたのしみました。
「茶腹も一時」
「茶々を入れる」
「お茶をにごす」
など、言葉も様々に生活に根づいています。
お茶をおいしく入れるコツは、やはりサイエンスとココロ、「丁寧においしくお茶を入れていただく。」
後世に残したい文化でもあります。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー こころ豊かに

2008年03月25日

あいさつ

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新入社員が来る季節となってきた。最近の若い世代は、コミュニケーションをとるのが苦手と言われているが、やはり個人差があると感じられる。例えば、元気に明るく積極的にあいさつが出来る新入社員もいれば、こちらからあいさつをしても、なかなかあいさつが出来ない新入社員もいる。私は、自分の職場で新入社員教育を実施する立場であるが、あの手この手と・・・かなり考えた上での教育内容として準備をする。押しつけても、その場しのぎであるし、優しい笑顔だけでは全くやる気を起こさせない場合も多い。教育ってなんて難しいのだろう・・・そう思うのが、毎年のこの時期の心中・・・今年もまた、同じ季節となり、心中も・・・それでも毎年、新鮮な気持ちでたくさんにもなるのもこの時期。「新入社員よありがとう」そう心のどこかで思っていたりもする。うまく言えないけれども、マナーを学ぶ者として、またそれを伝えられる、教えられる喜び・・・人と人とのコミュニケーションの中で、一番の基本とも言える、「あいさつ」。やはり、この大切さを一人でも多くの人へ伝えたい。そして、もう一つ伝えたい、「あなたが今度は、あいさつを教える番」と・・・そうすることで、さらに心のこもったステキなあいさつが出来るようになると・・・私がマナーの勉強を始めてから、一番心に響いたと言っても良い言葉、「教えは学びの半ばなり」・・・この言葉が、教えれば教えるほど心に響いてならない・・・


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Oyasai カテゴリー マナー

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フリーイラスト : 新入社員

2008年03月26日

土手に舞う黄色い蝶

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彼岸の墓参りは、年中行事の一つ。天明の墓石も並ぶこの地は、祖先への畏敬と感謝と、また、こうして参れる幸せを祈りに込める日でもあります。実家から徒歩で10分ほど狭山丘陵のふもとです。つれがある時はそれなりに話材に事欠かず、近くの墓石に目を向けながら、もうすでに美しい花で飾られた様子に、訪れたことがうかがい知れ、しばし時を過ごします。家紋は皆同じで(橘の紋)、小高い丘の墓地へは、分家した家々も墓を持つ権利があるようです。皆遠い親戚すじにあたります。東京にも、まだこのような墓地があるのは珍しいことでしょう。墓石に水をかけ、手を合わせます。極楽浄土がそうであるかのように、美しい花々と線香で満たされます。お米を供えるのも、子供の頃からの慣わしで、亡き人と言葉を交わします。また他に、訪れた人とも久し振りに言葉を交わし、お互い元気に、こうして墓参りが出来たことを喜びます。帰路(実家迄)、一人で参った私は谷津と呼ばれたこの地の景色を眺め、土手に生えている草木に目をやります。梅・水仙・沈丁花・白木蓮など、時を告げる花々はまだまだ健在です。そこに黄色い小蝶が飛び交っています。春の陽を浴び、まるで私と戯れるがごとく、もう蝶が飛んでいました。幸せを呼ぶラッキーカラーです。つれのない私に、蝶に変身して誰か逢いに来てくれたのかも知れません。そんな気がして幸せでした。実家のそばの、400年の歴史をもつゆかりの神社に拝でるのも慣わし。お賽銭を入れ、鈴を打ちます。境内を見回し、杉木立に目を向けながら、変らぬ景色に伝統に、ふるさとはありがたきかなと思いました。そして三月の言葉に遭遇です。
「晴れてよし 曇りてもよし富士の山 もとの姿は変らざりけり」山岡鉄舟 幕末の三舟と言われる
(山岡鉄舟の、剣の悟りを得たときに詠んだものという 平常心是直)


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 いしいようこ カテゴリー 年中行事

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フォト : 「モンキチョウ」 蝶の図鑑より http://www.j-nature.jp/

2008年03月28日

清里の春のおもてなし

仕事で早春の清里に行きました。雪の溶け始めた山々は、尾根尾根の白と山肌の黒、空の青とのコントラストが美しく、躍動感に満ちた力強さも見せてくれました。北岳と甲斐駒ヶ岳の間に聳え立つ富士の頂きは、気品をそなえ凛とした美しい姿でした。
東京での前々日の大雨、前日の寒さと強風とは打って変わっての晴天、雲ひとつない青い空でした。気温も20℃を超え、汗ばむほどの暖かさでした。
冬の間雪に覆われた清里の別荘地は、雪溶けのこの頃になり、ようやく【新春の集い】が催されるのだそうです。その会の講演にお呼び頂きました。
【新春の集い】ですから、皆様にはおおいに笑って頂き、品格ある笑いで福を招くよう心がけました。祝宴の席も、今年初めてお顔を合わせたという皆様の、笑顔溢れる集いとなりました。
終宴後、その会場にある天望台から【土星】を観せて頂きました。輪まではっきりと見えました。

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その晩は、満月を望める露天風呂のある高原ホテルに泊り、翌日は美術館や工房をご案内頂き、蕗の薹の天ぷらと信州そばをご馳走になり、素敵な2日間を過ごしました。
「八ヶ岳からアルプスそして富士山が揃って、こんなに、はっきり、きれいに見えるのは珍しいのですよ。」と清里に別荘をお持ちのご案内のご夫妻の言葉に、本当に良い日にお呼び下さいました(^_^)と感謝感謝の2日間でした。

宿泊した高原のホテルのロビーには、可愛いお顔の雛人形が飾られていました。あまりに可愛いいお顔でしたので、写真を撮らせて頂きました。

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「可愛いお雛様ですね」とフロアスタッフにお尋ねすると、立雛のお内裏さまとお雛様は18歳の時に、その方がご自身のためにお求めになったものだそうです。お道具はおばあ様のものだそうで、時代を感じる立派なものでした。
三人官女や五人囃子は、ご縁があったのか、ご近所で捨てられるところを貰い受けたお人形だということです。
立雛同様に、有職雛で、ふくよかなよいお顔立ちでした。
作られた時代も違う、持ち主も違うこの雛たちが出会い、こうしてこのホテルに飾って貰い、たくさんのお客様にみていただいている不思議…。
そのフロアスタッフの女性の優しさからのご縁と感じました。
そのスタッフは、迎えて頂いた時の第一印象がとても素敵で、親切で柔らかい雰囲気は見送りまで変わることなく、私や他のお客様に注がれておりました。
高原のホテルでのわずかなひと時は、一層思い出深いものになりました。
さて、こちら清里では昔から【ひな祭り】は、4月3日だそうです。桃の花が咲くのを待ってお祝いするのだそうです。
雪どけの山々にピンクの桃の花、そして春を運んできてくれるお雛様。
桜はそのあとになり、続いての花盛りを迎え、清里の春は爛漫となるようです。この2日間の清里は、優しい方々の素敵なおもてなしに、一足先に【春爛漫】を迎えました。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー マナー〈おもてなしの心〉

2008年03月29日

香典返し

香典返しも地域によって様々のようです。たまたま仙台在住の私の知人から聞いた話ですが、長野県の親戚から香典返しの催促があったというのです。それは、その私の知人の身内が亡くなり、四十九日もとうに過ぎたある日のこと。葬儀に参列してくれた親戚の人が「何か忘れていませんか?」とわざわざ電話をかけてきて、香典返しの品の具体例まで挙げて教えてくれたのだそうです。そこで、慌てて失礼のない内容の品を送って一件落着となった・・・ということなのですが、今となっては笑い話のように話してくれる知人も、当時は冷や汗ものだったでしょうね。

知人の住んでいる辺りでは、葬儀の会葬者全員に「即日返し」という一律の額の品を香典返しとして渡しているのだそうです。電話をしてきた親戚の人の地域では、きっと忌明け後に香典の額に応じて品を贈られることが習慣となっているのでしょう。四十九日過ぎても何も届かなかったことから、自分の持参したはずの香典が何かに紛れるなどして分からなくなってしまったのではないか…と不安になったのかもしれません。

誰でも長年住み慣れた環境の中で、同じ習慣を持つ人たちに囲まれて暮らしていれば、他の場所の習慣の違いなど思い浮かばないでしょう。私はこの数年の間に、葬儀当日に贈る即日返しで済ませる場合も、四十九日の忌明け後に贈る場合やその少し前に贈る場合も経験しました。
冠婚葬祭においては、自分では当然のことのように思っていても、地域によって驚くほど習慣が異なるというのも珍しくありません。この「異なる場合がある」ということだけでも、私たちは互いに認識しておくことも必要なようですね。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Nyan カテゴリー 葬

2008年03月31日

巣立ちの時「卒業式」

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東京に大雨をもたらした翌日、横浜の私が授業を持たせて頂いている短大で【卒業式】が挙行されました。女子学生のほとんどが袴姿でありました。洋服の女子学生は黒いスーツ。男子学生はそれぞれのスーツ姿。あるいは、ブレザースタイルです。
留学生の中にも袴姿で参列した女子学生がいて、とてもよく似合っていました。日本で学び、日本の文化にも興味をもたれたということでしょう。うれしく思いました。
晴れやかな気持ちで迎えた【卒業式】それぞれの佳き日にご両親の姿も多く、お慶びのご様子でした。

【袴】は「はく裳(も)」が転じた名称ともいわれます。雛飾りの三人官女の衣装からも平安時代の宮廷のイメージがありますが、「古事記」に【御褌(みはかま)】という言葉が登場するようですから、奈良時代(古事記712年に献上)からあった衣服なのでしょうか。褌は「ふんどし」と読みますが「はかま」とは現在では読まないので、更に調べてみたいと思います。いずれにしても、【袴】の起源は定かではないそうです。

現在は、紋付き羽織りと袴は男性の正装とされています。
弓道、剣道などの武芸もこの袴を着用致します。
大学の卒業式と袴を結びつける因果関係は、明治から大正、そして昭和の始めに女性が学校生活を送る上で、着物の裾を気にしないですむ袴は女子学生の定番服だったことの名残と考えられます。

とはいえ、現代の女子学生には、決して動き易いとは言えない様子でした。
緊張と慣れない衣装でぎこちなさはあるものの、お辞儀の仕方は気持ちよく、礼を尽くす姿は美しいものでした。
式が終わり卒業パーティーでは、「先生、私のお辞儀大丈夫でしたか?」と私を見つけるや尋ねる学生もいて、「気にしながらお辞儀してたのね」と、ほめました。うれしいことです。

それぞれの進む道が決まり、桜も咲いて、もうすぐ入社式です。素直な皆さんの明るい前途を期待しています。願っています(^_^)
そして、この春、新社会人になられる皆さんにエールを送ります。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー 季節の話題

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イラスト : 「袴姿」ホームページ素材集より

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