突然の訃報の知らせを受け、ここ田舎(山梨)でのことです。親戚の御祖母様でした。最近は葬儀もセレモニーホールで行う事が多くなりましたが、自宅で執り行うと聞き、主人と共に取るものも取りあえず駆けつけ、お線香を上げさせて頂き、お手伝いをしました。男性は早朝に集合し、村の組の人達と家族で、様式、進行、準備、係り等を話し合います。それを受け、女性は家の中の片付けのお手伝い、買出し、接待、昼食、通夜の料理等、手短に話し合いさっそく始めます。接待は、お茶とお菓子、みかんなどを並べ座布団にすわって頂くようにします。村の人、家族、私達お手伝いの人の昼食を作り、約60名の食事となります。煮物、サラダ、お汁・・・等、量が多いので、てんやわんやです。午後になると祭壇や花輪、テント、お返しの品など運ばれ、きれいに整います。そのころより、通夜振る舞いの準備に入ります。私は自分で出来そうなことをしているうちに、料理の係りとなりました。食器の準備、次に出すべき料理を揃える事、美しく器に盛る方法など、皆さんと一緒に行います。
翌日(本葬の日)は、女性は朝8時半に集合し、告別式、初七日の流れと、料理や僧侶の接待、もちつき等の係りなどを決めます。世話役の方が、「料理の方をお任せしたい」と私に依頼されましたが、「いいつけて頂ければ皆さんと一緒に致しますので」と皆の顔を見ますとニコニコとうなずいて下さり、昨日同様、それぞれ得意の場で対応しました。
昼食も精進落も、なにせ約100名以上の方の事なので、臨機応変に手の足りない所を補い、13名の方々と見事に終える事ができました。また、家族や親類の方々から大変感謝されました。自宅での葬儀はとても大変です。しかし勉強になることも多く、ご近所との付き合いを大切にする良い機会でも有ります。支えあって暮らしていた昔の人々の生活を感じました。“お疲れさま”と皆さんと言葉を交わし家路につきました。空には、美しくまたたく星が皆にエールを送っているようにも見えました。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 コーラルピンク カテゴリー 葬
※参考までに「お悔やみの言葉」の一例として※
ご遺族に対して
「このたびはご愁傷様でございます」
「心からお悔やみ申し上げます」
「このたびは突然のことでたいへん驚いております。何と申し上げてよいやら、お察し申し上げます」
「このたびは御愁傷様でございます。いろいろと大変だろうと思いますが、どうぞお力おとしのないように…」
受付で香典を渡すとき 「ご霊前にお供えください」
受付を終えて 「おわかれさせていただきます」
故人との対面をすすめられたとき 「ひと目だけお目にかからせていただきます」
一言 「安らかなお顔ですね」