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香典返し

香典返しも地域によって様々のようです。たまたま仙台在住の私の知人から聞いた話ですが、長野県の親戚から香典返しの催促があったというのです。それは、その私の知人の身内が亡くなり、四十九日もとうに過ぎたある日のこと。葬儀に参列してくれた親戚の人が「何か忘れていませんか?」とわざわざ電話をかけてきて、香典返しの品の具体例まで挙げて教えてくれたのだそうです。そこで、慌てて失礼のない内容の品を送って一件落着となった・・・ということなのですが、今となっては笑い話のように話してくれる知人も、当時は冷や汗ものだったでしょうね。

知人の住んでいる辺りでは、葬儀の会葬者全員に「即日返し」という一律の額の品を香典返しとして渡しているのだそうです。電話をしてきた親戚の人の地域では、きっと忌明け後に香典の額に応じて品を贈られることが習慣となっているのでしょう。四十九日過ぎても何も届かなかったことから、自分の持参したはずの香典が何かに紛れるなどして分からなくなってしまったのではないか…と不安になったのかもしれません。

誰でも長年住み慣れた環境の中で、同じ習慣を持つ人たちに囲まれて暮らしていれば、他の場所の習慣の違いなど思い浮かばないでしょう。私はこの数年の間に、葬儀当日に贈る即日返しで済ませる場合も、四十九日の忌明け後に贈る場合やその少し前に贈る場合も経験しました。
冠婚葬祭においては、自分では当然のことのように思っていても、地域によって驚くほど習慣が異なるというのも珍しくありません。この「異なる場合がある」ということだけでも、私たちは互いに認識しておくことも必要なようですね。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Nyan カテゴリー 葬

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2008年03月29日 22:38に投稿されたエントリーのページです。

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