
同好の友人たちと神楽坂でまったりとした夕食を共にしました。友人の一人が時々使うというお気に入りのお店を予約してくれました。そこは神楽坂通りの裏通りの横丁にある町屋造りの一軒屋で、「阿ら井」というお座敷二つの粋なお店でした。普段は予約で一杯だそうですが、月曜の夜でしたので運よく一部屋貸し切りで、ゆったり会席料理を堪能することができました。先付けから始まり、お吸い物、煮もの、焼き物、お刺身、天婦羅など7品に最後は海苔茶づけと香の物、果物で〆です。これで5000円、3500円のコースもあるそうです。
お料理もさることながら、器や箸袋、箸置き、徳利、お猪口のひとつひとつに女将の心意気を映し、玄関からお座敷の隅々まで掃除がいきわたり、特にお手洗いが清潔に整えられて、気持ちよく使わせていただくことができ、そこここに、おもてなしの心づかいが感じられました。
また、女将は私たちの会話の邪魔にならない程度に、お料理の説明やら、お店の由来、昨今の神楽坂の様子などさりげなくお話しされ、和の粋なおもてなしの極意を学ばせていただきました。
今でも神楽坂には30人の芸者さんがいるそうで、芸者さんが上がる料亭が6軒残っているそうです。昔は600人の芸者さんが行き交っていたそうな。
帰り道、ほろ酔い気分で石畳の横丁や階段をそぞろ歩いてきましたが、一軒一軒の店構えに主の見栄がはんなりと息づいており、小粋な風情に魅せられた神楽坂の夜でした。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー マナーおもてなし心
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フォト : 神楽坂 日本料理屋 阿ら井 http://bimiarai.web.fc2.com/