私は一、二ヶ月に一度、数人の仲間と一緒にS先生のお宅に伺うのを楽しみにしています。その理由はもちろん先生にお会いしていろいろとお話を伺えることですが、その他にもう一つあります。それは先生のお宅の玄関です。お邪魔するたびに飾りがかわっていて、それが何とも言えず可愛いのです。クリスマスには小さなねずみのエンジェル達が迎えてくれましたし、前回は高さ10センチほどのこいのぼりが飾られていました。どれも手作りと思われる優しい風情で、実際に奥様のお母さまの作品が多いとか。その季節に合わせて玄関を飾り、来客をもてなす奥様の心配りをいつも嬉しく思っています。
我が家を振り返りますと、せいぜいクリスマスとひな祭りにそれらしく飾る程度です。普段は小さめの額と鍵類の入った木の箱と印鑑のケース。われながら味気ない玄関だと思います。たまに外出するついでに出すつもりの郵便や生協の申し込み書が置いてあることもあります。ちょっとのつもりで置いてしまいますが、そういう時に限ってどなたか訪ねていらっしゃってばつの悪い思いをいたします。迎える側に心のゆとりがなくて忙しく過ごしているとそれは不思議なものでお客様にも伝わってしまいます。
玄関はお客様をお迎えする大切な場所です。部屋まで上がらず玄関先で用事が済む方がほとんどです。掃除が行き届いているのはもちろんでしょうが、季節感のある玄関を心がけお客様をゆとりをもってお迎えしたいと思います。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー マナーおもてなし心