
センス・オブ・ワンダーとは、美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性のことをいいます。私が最も尊敬するアメリカの生物海洋学者レイチェル・カーソンの遺作の題名が『センス・オブ・ワンダー』です。
レイチェル・カーソンは、1962年『沈黙の春』を著して、環境の汚染と破壊の実態を世にさきがけて告発し、地球環境への人々の発想を大きく変えるきっかけをつくりました。発表当時、大きな反響を引き起こし、世界中で農薬の使用を制限する法律の制定を促す結果につながりました。
『センス・オブ・ワンダー』の中で、レイチェルは私たちに語りかけます。
「子どもと一緒に雨の森に出かけてみましょう。自然は嵐の日も、おだやかな日も、夜も昼も、憂鬱そうに見える日も、子どもたちへの一番大切な贈り物を用意しておいてくれます。」・・・と。
彼女は、多感な少女時代に作家を夢見つつ過ごし、大学で生物学を専攻し科学者の道を進むことになるのですが、いつの間にか彼女の中で文学と科学が融合され、詩情豊かな文章は多くの人々に愛されています。
私は7年前に、先輩とNPOレイチェル・カーソン日本協会付属の「センス・オブ・ワンダー自然観察会」を立ち上げました。当初は年数回観察会を実施していましたが、ここ数年は7月下旬に山中湖近くの森をフィールドに、2泊3日でネイチャー・ウオッチングのプログラムを行っています。樹木や野草の名前はすぐ忘れてしまいます。私は、レイチェルが教えてくれた「知ること」は「感じること」の半分も重要ではないことを子どもたちに伝えていきたいと思っています。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー エコロジー環境
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フォト : センス・オブ・ワンダーの本の表紙より
フォト : レイチェル・カーソン