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2008年08月 アーカイブ

2008年08月01日

八朔(はっさく)

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旧暦8月1日は「八朔(はっさく)」といいます 。「八朔」とは八月朔日(朔日はついたちの意)の略です。この頃には早稲の穂が実ることから、古くより農民は五穀豊穣を祈るとともに、初穂を恩人などに贈る風習があったといわれています。八朔は「たのみの節句」などともいわれますが、これは「田の美(たのみ)」すなわち稲の実りのことをさしています。さらに、この「たのみ」を「頼み」の意に転じて武家や公家の間でもお世話になっている人へ感謝のしるしとして贈り物をするようになったといいます。八朔は、このように民間から次第に武家や公家へと広まっていった行事のようです。

私が興味深く思っているのは、京都の八朔です。京都の花街(祇園・甲部、先斗町、宮川町、上七軒、祇園東・乙部)にも、この「頼み」の風習が残っています。花街の八朔の行事は、江戸時代に祇園が栄えてきた頃に始まったと聞いていますが、八朔は芸妓さんと舞妓さんが日頃お世話になっているお茶屋さんや芸事のお師匠さんに挨拶をして回るという重要な日なのです。京都の夏は暑い上に、日中に挨拶回りをするというのは大変なことですね。

花街の八朔については観光のために特に紹介されてはいないということですが、それでも、ひと目でも観たいと多くの人たちが集まってくるそうです。特に大石蔵之助が遊んだという祇園の花見小路にある一力茶屋の前は、カメラを携えた人たちで大変な賑わいになるのだとか。当日の芸舞妓さんたちは黒紋付の正装。私は4月の「都をどり」を観に行ったことがありますが、歌舞練場へと続く花見小路を歩く気分は不思議な華やぎがあるものですね。その「都をどり」の際に、お茶を点てる黒紋付姿の芸妓さんを目の前に開演前のひとときを過ごすというのは格別なものでした。同じく八朔にも黒紋付を身にまとった芸舞妓さんたちが「おめでとうさんどす」と花街を巡ってゆくのです。この様子を観れば、きっと芸舞妓さんたちの、長い歴史の中で育まれてきた文化を継承していることへの誇りが圧倒的な美しさとなって感動させてくれるでしょう。

それにしても、この時期は暑さも最高潮。頑張る京都の芸舞妓さんたちの凛とした姿もさることながら、「朔日(はっさく)」という音の持つ夏風が吹き抜けていくような語感に、身も心もシャキッと元気になる、そんな爽快さを感じませんか。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Nyan カテゴリー 年中行事しきたり

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フォト : 祇園花街・八朔より
http://www.e-kyoto.net/today/2001/08/01.htm

2008年08月04日

夏の思い出

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 私は、夏になると、小学校5年生の時に林間学校で行った清里の清泉寮を思い出します。あの頃の清里は、観光地化されておらず、清里駅は小さなローカル線の駅で周辺にはお店もなく、ソフトクリーム屋もありませんでした。あるのは八が岳に抱かれた緑の高原と赤い屋根の清泉寮でした。駅から大きなリュックサックを背負って、赤い屋根を目指してただひたすら歩きました。

周辺にバンガローが点在し、そこに班ごとに宿泊しました。夜になると真っ暗になり、初めての移動教室体験で母親が恋しく、せつなくて、虫の声が寂しさを助長します。
美しの森散策や飯盛山登山、飯盒炊さん、キャンプファイヤー、星空観察などをしたことを覚えています。本館にアメリカの青年たちが泊っていて、You are my sunshineを歌ってくれたり、ギターを弾いてくれたり・・・。当時、小学生にとって国際交流などは珍しいことで、私には刺激的な経験でした。

今思うと、この時に蒔かれた種が心の中で育ってきたような気がします。子どもは夏に背が伸びるといいますが、精神的にも逞しく育つのは夏ではないかと感じます。
パソコンと冷房と親から離れて、リュックを背負い自然の中へ行きましょう。朝の光と、昼の暑さと、星空が待っていてくれます。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー 季節の話題

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フォト : 清里の駅

2008年08月05日

輝け、真夏のアスリートたち

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「輝け、真夏のアスリートたち」- オリンピック開催まで、あと3日 -

「オリンピックの夏」がまもなく開催です。続々と北京入りする選手達。先日576名の結団式が行われ、アスリート達は抱負をそれぞれ述べています。本番の会場で練習をしている姿も、映像を通して連日目にすることができますし、新聞でも大きく取り上げています。「アテネは16個の金メダル。果たして北京は?」と、オリンピック302種目、世界中から1万人のアスリートが集合です。8月8日 8時30分に開幕。日本は23番目の入場です。このオリンピックでは、どのような感動があるのでしょう!楽しみです。マラソン・野球・水泳・柔道・ハンマー投げに期待の声が大きいようです。かつて、東洋の魔女(金メダル)のバレーボールや、アタックナンバーワンを見ながらオリンピックへの夢をつなぎ、3回連続オリンピック出場の大林素子さん(バレーボール元日本代表)も解説者として北京入り。日本のバレーチームは開会式の翌日に、アメリカと戦います。初戦であるので日本はラッキーであると彼女の言葉。アメリカ・ベネズエラ・ポーランドと勝ち進めば上に上がれるとか。東洋の魔女(金メダル)からスタートのバレーボールは、「歴史と伝統を背負って全てを受け継いで戦う使命があり、命をかけての戦いです。」なんと経験者の熱くて重い言葉でしょう。悲願のメダル獲得は?大林素子さんの言葉です。当時、選手として直前に一番気になったことは?の問いに、「早く現地入りをしたい。やり残したことはないか?」とのことでした。
 アスリート達の活躍を期待して、こちらも精一杯エールを贈りたいものです。開幕後にまた熱い想いをブログにしたいと思います。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 いしいようこ カテゴリー オリンピック

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フォト : 北京オリンピックのポスター

2008年08月06日

伊達な「仙台七夕まつり」

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7月の「七夕(たなばた)」のブログでも仙台の七夕祭りについて触れましたが、いよいよ今年も、その「仙台七夕まつり」の季節が巡ってきました。8月6日(水)?8日(金)までの3日間、杜の都・仙台らしく優雅であり豪華絢爛でもある夏の祭典です。5日の夜は「仙台七夕花火祭」で盛り上がり、翌日から街は一気に活気付きます。七夕祭りの期間は平日になることが多く、私も2?3度しかこの時期に訪れたことがないというのが悔しいところではありますが(笑)。今ごろ地元の皆さんは、さぞ胸が高鳴っていることでしょうね。

笹竹に取り付けられた色鮮やかな「くす玉」と「吹流し」。この七夕飾りが夏風に揺れる様子は、まるで仙台の空高く横たわる天の川のよう。仙台駅前から七夕ストリートは延々と続いていきます。七夕ストリートとは中央通りや東一番丁通りなどの各商店街のことで、通りの左右両側には見事な七夕飾りがずらりと立ち並んでいます。一段と賑わいを見せるのは、モダンな雰囲気が人気の一番町でしょうか。でも、どこの商店街を歩いても文句無しに楽しめるので、とにかく自分の無理のないペースであらゆる通りを見物するのがお勧めです。  定禅寺(じょうぜんじ)通りでは、一般市民の皆さんが団体で参加する「星の宵まつり」が行われます。これも楽しいですよ。通りを通行止めにしてステージを設置し、様々なパフォーマンスが繰り広げられます。織姫と彦星の演舞や、浴衣やオリジナルの衣装での踊り、子供たちのチアダンスなど盛りだくさんです。

七夕飾りは各商店街の皆さんが、毎年、数ヶ月もかけて新たに手作りで準備されます。「仙台七夕まつり」は何といっても、仙台が元祖という「くす玉」に「吹流し」を取り付けた竹飾りが最大の特徴でしょう。小枝をはらった巨大な竹に吹流しを5本飾るのが慣わしといいます。初めてこれを見たときには私も驚きました。飾りつけは初日の6日の朝に始まり、どの七夕飾りがより豪華で美しいか商店街ごとに審査が行われます。同じく6日の夕方には各賞が発表されるので、タイミングを見計らって出かければ、金、銀、銅のプレートがどの竹飾りにつけられているか、楽しみもいっそう増すことでしょう。

迫力ある美しさで私たちの心を掴む「仙台七夕まつり」は、繊細さをダイナミックな演出で魅せる“仙台っ子の伊達な心意気”でしょうか。当日は天敵の雨が降らなければよいのですが・・・。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Nyan カテゴリー 年中行事

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フォト : 仙台七夕まつりのポスター
仙台七夕まつり公式サイト
http://www.sendaitanabata.com/

2008年08月07日

暦を楽しむ「立秋」

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 立秋は二十四節気の正節の一つで新暦の八月八日頃に当たります。
皆さんもご存知のことでしょう。「立秋」は夏も終わり秋が始まる日。でも秋と言ってもまだこの季節は残暑が厳しく、暦の上では「立秋」の前日は一年でもっとも暑い夏の土用が終わります。実際には「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、秋の彼岸まで厳しい暑さが続きます。立秋以降の暑さは「残暑」と表され、この日から挨拶状などには「残暑見舞」と記し、また何か品物をおくられる際には「残暑御伺」と記すことでお互いのコミュニケーションにも季節の変化が表されています。
 心地よい秋風を期待しながらも、過ぎ行く厳しかった暑さを惜しむ、複雑な心境が見えるこの時期、果物の桃は成熟し、萩(はぎ)の花や、さるすべりなども開花が始まり、身近にコオロギやヒグラシの涼やかな鳴き声も耳にするようになります。
 自然異変があまり大きくならない事を望みながら、和(なご)やかに秋を迎えたいものですね。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Angel カテゴリー 季節の話題

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写真 : 百日紅(さるすべり)

2008年08月08日

セントラルパークの空中散歩

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緑の大切さを知ってもらいたいと、気球を飛ばす米国らしいアイデア。この気球は8月27日迄、誰でも体験することが出来るそうです。ニューヨークからの情報です。広大な緑地の外側に、摩天楼が林立。NHKの有働特派員が気球に乗り、臨場感あふれるコメントを残していました。エコがさけばれ、地球を守ろうと取り組んでいる現在、緑の大切さを知ってもらおうとのニューヨークらしいアイデアです。かつて私は、ワシントンからニューヨーク迄飛行機で飛んでいますが、眼下に広がる、とにかく広大なアメリカを、それもほとんどがファーム。こんなにも大きな国なのだと、当時(20年前のこと)つくづく思い知らされました。時差のあることはもちろんですが、はるかに離れた現地からの情報は、体験することの出来ない感動を与えてくれます。
 陽のあたる、明るいポジティブな情報ばかりではありませんが、とにかくニューヨークスタイルは、米国文化とともにいつもドキドキさせられているのです。以前(1年前まで)は夜のニュースの中で明るく登場。大阪出身のアナウンサーらしいこともうかがえ、楽しみました。今彼女は、ニューヨークでの特派員としての生活の中で、歴史、国民性、そして文化を体感しながら、人種の坩堝の中で、陽気に取り組んでいる姿を微笑ましく思う私です。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題

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フォト : セントラルパークに誰でも乗れる本物の気球Aero Balloon公式サイトより 
http://www.aeroballoon.com/locations-newyork-cp.shtml

ニューヨークの遊び方のブログ
http://nyliberty.exblog.jp/9163841/

2008年08月11日

ビールの適温、今や0℃

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「ビールの適温は8℃が常識ですが、今や0℃ ご存知ですか?」
(こんな飲み方でこの夏をのりきろうとNHKからの情報です。)

 冷たいビールは、仕事から解放されて、仲間と、また家でシャワーを浴びてまず片手にビールと、のどごしに幸せを感じるひとときです。連日の猛暑から解放されようと、ビアガーデンはおろか、ビールを提供する店は連日、ビール党が集まっています。無条件でビールなのです。この暑さで、ビールの消費もうなぎのぼりとか!そのような折も折、またまたビールの楽しみ方が増えました。ぜひトライと、試してみませんか?デザート感覚でいただくその頂き方とは、白ビールにレモンの搾り汁を入れ、冷凍庫でシャーベット状にする。(爽やかで、ビールの苦味とともに味が口いっぱいに広がり、極上とか。)また、黒ビールに生クリームを入れ、シャーベット状にします。(コーヒーのごとくにビールの苦味は消え、マイルドになるそうです。)味わってみたいですね。あくまでもビールです。アルコールのあることをお忘れなく。
新たなビールの頂き方に、さっそく試してみました。フレッシュハーブを添えて、ハチミツ、シナモンも加え、オリジナルを楽しみました。器にもこだわってみたいもの。オリジナルな大人のデザートとして楽しめそうです。私は以前から二重底の間に液体の入ったグラスを冷凍庫で冷やし、ビールを楽しんでいますが、この夏は、これにも人気だそうです。ビールを楽しむグラスは他にもありそうですが、適温の8℃を、マイナスまでに冷やすのがこの夏のビールの頂き方とか。オリンピックをこのビールとともに…と楽しみです。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題

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フォト : ビール(ホームページ素材大全)

2008年08月12日

お盆

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夏の風物詩の一つともいえるお盆休みの帰省は、交通機関が混雑して疲れるとは分かっていても、私たちには欠かせないものとなっています。お盆には親戚なども訪れ、先祖を迎えて供養をし、お互いに無事を確認し合える良い機会。私たちの先祖がしっかりと縁をつないでくれているような気がしてなりません。

お盆は正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、「逆さに吊るされたような苦しみを救う」という意味があります。釈迦の弟子のひとりである目連の亡き母が餓鬼道(餓えに苦しむの世界)に落ちて苦しんでいました。釈迦の教えに従い、目連が7月15日に供養したところ、母親は救われて極楽浄土に行くことができたといいます。この仏教伝説に由来し、盂蘭盆会の行事が行われるようになったといわれています。本来は旧暦7月15日を中心とした時期に行われていましたが、月遅れの8月に行う地域もあります。また、お盆の期間は一般に13日から16日にかけてですが、ところによって多少のずれがあるようです。13日には迎え火を、16日には送り火を燃やしますが、これは先祖の霊が道に迷わないようにということから。お盆の間は仏壇の前に盆棚(精霊棚)を整え、まずその上に位牌を置き、ご飯と水、季節の野菜や果物などが並べられます。同じく盆棚に供えられる見た目にもユニークなキュウリで作った馬とナスで作った牛は、先祖の霊の乗り物として用意するものです。

家族が亡くなってから初めてのお盆「新盆(にいぼん)」を迎える方もいらっしゃるでしょう。呼び方も、「あらぼん」や「はつぼん」など地域によって様々。この日は死者の精霊が初めて帰ってくるとされることから、特に丁寧に供養します。親戚や故人と親しかった人たちを招き、僧侶の読経の後には精進料理でもてなします。服装は、遺族は黒喪服・正装または準礼装、招かれる側はグレーや紺などの略礼装でよいでしょう。

実は私も、今年は父の新盆を迎えます。新盆提灯は、親族や特に故人と縁の深かった人などから贈られることも多いようです。昔は白張りのものや家紋入りの提灯一対が贈られていたそうですが、こういったことは最近ではあまりこだわらなくなりました。私と姉達は相談のうえ、淡い色合いの秋草模様の盆提灯を用意しました。そして盆棚には、父の好物を盛りだくさん供えることに。チョコレート、カステラ、マシュマロ、そうめん、スイカ、ミルクをたっぷり入れたアイスコーヒー・・・etc、盆棚の上に収まるでしょうか。お線香は最高に香りの良いものを持参しましょう。

両親が健在だった頃から毎年繰り返してきたお盆の帰省。帰省の「省」は安否を気遣うという意味を持っています。親から遡り先祖を迎えるお盆は、相手を思う穏やかな心で過ごしたいものですね。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Nyan カテゴリー 年中行事

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イラスト : お盆飾り物

2008年08月13日

NIPPONの夏

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「NIPPONの夏」-期間限定の夏をどのように過ごしていますか-

 固有の文化と環境の中で、季節感を大切にしてきたかつての日本人。私達の今の生活はどうでしょう… 期間限定、いや時間に限りがあるからこそ大切にしながら、夏を季節を感じて過ごしたくなります。日常に活かしてこそ、生活に身近に感じてこそと思いつつ、自らの欲求に、私は足を運びます。日本人と「夏」の関わりを、美術品を通しての紹介です。江戸時代では、朝顔が咲く朝に始まり、日中は水辺の情景に涼を求め、また、祭礼に心躍らせ、夕立の雨を経て、涼風が吹きはじめる夜には舟遊び、蛍狩、花火に出掛けます。夏独特の暮らしや、楽しみ。麻や絽の薄物のきものをまとい、身の回りに水辺の風景を描いた絵画や調度品を置き、目にも涼しげなガラスや染付けの器で食事をする。暑い夏を快適に過ごす、先人達の知恵や工夫を今の生活に取り入れられるものは…?と楽しみながら多くの作品に見入りました。薄物、紗のきものをまとい、日本橋の三井美術館を訪れました。会場入口では、三井家の家宝の茶道具が迎えてくれます。うす灯の中、一品一品先人の残した道具をしつらいとして楽しめます。広重、北斎の絵からは、タイムスリップして、我が身がそこにあるがごとくにも思えるのです。(素晴しい作品の数々)両国の川開きは5月28日に始まり、8月28日で終わりとなる、夏の風物詩。花火の賑わいは私をその場から離しません。日本の夏の関わりを美術品を通して紹介しています。会期は、前期後期と出品作品が変り、9月15日迄開催です。
 夏のひととき、ぜひにとおすすめしたく…


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 いしいようこ カテゴリー 季節の話題

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フォト : 三井記念美術館 NIPPONの夏より -応挙・歌麿・北斎から「きもの」まで-
http://www.mitsui-museum.jp/index2.html

2008年08月14日

郷愁の盆踊り

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 私は小さい頃、毎年一夏を母の実家がある仙台で過ごした。
 
祖母は浴衣を、曾祖母は下駄を孫たちの成長に合わせて、用意して待っていてくれた。その浴衣と下駄を身につけ、ウチワを背中に差して、颯爽と地元の盆踊りに繰り出すのである。本番の前に、盆踊りの練習日というのがあって、町会の婦人連が子どもたちに踊りの指導をしてくれた。この、踊りを覚えられる練習日が私は待ち遠しかった。東北民謡もいろいろあったが、花笠音頭は調子が良くて私のお気に入りだった。

盆踊りは、日蓮が餓鬼道に堕ちた母親を救うために7月15日のお盆に祈祷を行い、その結果、母親が救われ喜びのあまり踊ったのが由来になっているといわれる。
盆踊りの意味については、様々な説があり、お盆に精霊をお迎えした喜びの表現という説、精霊を慰め餓鬼や無縁仏を送るための踊りという説などがある。室町時代末期から民衆娯楽として発達したようだが、宗教的行事の意味がうすれ、踊りを楽しむお祭りとなって今日に至っている。

お盆が過ぎて、つくつくぼーしが鳴く頃、東京へ帰る日がやって来る。別れ際、曾祖母はいつも泣いて私たちを見送った。「これがきっと最後だよ。」・・・と。
そして、曾祖母、祖父、祖母、母が亡くなり、何度の夏が巡ったのだろう。

今年もあの公園で盆踊りは繰り広げられる。私たちの思い出をのせて・・・ハア ヤッショ マカショ シャン シャン シャン。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー 季節の話題

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フォト : 正調花笠踊り講座
http://www.mountain-j.com/hanagasa/html/dan.html

2008年08月15日

五山の送り火「大文字」

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8月16日の夜はお盆の送り日として、精霊を送る行事があります。この送り火の最も大きな規模で有名なのが、京都の東山如意ヶ岳の山腹に、薪に火を点じて描く「大」の字形の送り火です。
かつて私も、私の事情をよくご存知の方の案内で京都に出向き、五山の送り火を眺めるべく、鴨川に浮ぶ舟人になりました。遥かにうつる送り火は、涙でかすみ、あふれる想いで眺めたことを覚えています。「大」の字の他に、船形も目にすることが出来たようです。五山の送り火には、金閣寺裏山の大北山の「左大文字」、松ヶ崎西山、東山の「妙」「法」の二字。西賀茂妙見山の「船形」、嵯峨曼茶羅山の「鳥居形」と合わせて五山の送り火が午後8時から相前后に点火されます。大文字はその総称でもあり、京都の盆の夜空を彩る風物詩。京都の市街は大変な賑わいとなります。墨田の花火見物のごとく、ビルの屋上は五山の送り火を眺めんと、人であふれていました。季節に先駆けて旅行会社では、夏の風物詩にあわせた企画を提供していますが、毎年、今年こそは夏の京都を…と願いながら過ごしていますが…
8月、この月は広島・長崎と戦争の犠牲者を追悼する行事もあり、お盆と重なります。まさに鎮魂の月でもあるのです。
この送り火は、すべてを送るべく夏の風物詩として締めくくってくれるように思えてなりません。こうして大文字を過ぎると、秋の気配が漂い始めます。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 いしいようこ カテゴリー 季節の話題

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フォト : 五山の送り火「大文字」ホームページ素材大全より

2008年08月18日

出会い

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何かに興味を持つことはとても大切なことだと思います。
なんだか楽しそう、面白そう、凄いなー、効果がありそうだわ、きれい、ステキ・・・ 等々
どんな思い(感情)でもいいけれど、そんな風に思ったら、まずは「やってみる」ことが大切。
大きなことはなかなか難しいかもしれませんけど、最近は体験セミナーや1dayレッスンのような、手軽な形でやってみたいことをできる機会が沢山増えました。
そんな体験から、様々な出会いも生まれ、人脈が増えたりもします。
そして、この様な場で大切なことは「あいさつ」ではないでしょうか。
人の第一印象は「あいさつ」1つでとても良くなります。にこやかで爽やかな「あいさつ」を交わせたら、その後の会話もスムーズにいくかもしれません。
セミナーや体験レッスンの場、そこで会った初めての人。でも、その人は少なからず自分と似た興味を持ってそこに集まってきた人達です。共通の話題もあるし、もしかしたらもっと自分と似た部分があるかもしれない。
そんな人達と、明るいあいさつからスムーズにお話ができたらステキですよね。
その後、あなたにとってかけがえのない友人になるかもしれないし、いいライバルになるかもしれない。お互い情報を交換し合い、刺激し合えるいい仲間になるかもしれない。
そんな、自分の人生の幅を広げていくためにも、ひとつひとつの出会いを大切にして、その出会いを良いものに繋げていく最初の「あいさつ」は意識しなくてもしっかりできるようにしたいですね。
爽やかで明るいステキな「あいさつ」をどんな時も心掛けるようにしましょう。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ☆Fain☆ カテゴリー マナー

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イラスト : 笑顔で挨拶「ホームページを毎月更新するための素材集」

2008年08月19日

水色

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夏の色彩の中でも、水色は古来よりその鮮やかな色に目をうばわれたようです。日本では特に好まれてきました。水には色は無いのですが、水面にうつる空の色、波間にうつる天の色をうつし、水色として目にうつるのです。七色の中でも、空気中の粒子が細かければ細かいほど太陽光の散乱により、それは青い空となり、私達の目にうつるのです。青い空を見上げると吸い込まれそうであり、大きな希望と勇気をもらえそうです。そして暑い夏の日に、水色や藍、インディゴ、ミッドナイトブルー、そうした色彩が私達に冷風の心地よさをかもし出してくれるのです。
 「日本の藍染展」で、いつの日だったでしょうか、藍の種を致き鉢にまいたところ、一斉に芽を出し、やがて20cmほどに生えそろいました。これを摘み、煮出し染めると水色に染まります。そこまでせぬうちにもう少し大きく育つと信じていたところ、虫に見事に食べられてしまいました。この展示会では、水色の淡い瓶覗、水色、そして濃紺へと日本の藍の歴史を始め、役割、技法、また夏の着物・帯、江戸火消しの半天、汗ものよけ、虫よけを利用しての赤ちゃんの肌着、また食品等素晴しい展示会でした。色は染まる時間の差・手法により微妙に変化し、その違いが絵にも云われぬ色彩となって楽しませてくれます。子供の頃、夏になると水色のワンピースを着せてもらいました。胸のところに小さなピンクの小花のスモック刺繍のあるちょうちん袖のものでした。水色は空の青さや海の波間を思いおこさせ、暑い日差しをさえぎってくれる色として、私達を冷気の世界に誘ってくれます。地球温暖化の進む中、空内のしつらいに衣服に水色を取り入れてみてはどうでしょうか。ガラスの朝顔型のぐい飲みは、白く透き通り、マーブル模様の水色の線が二、三本横に流れています。色には共通の言葉、イメージを伝える力を持っています。その力を借りて、古来より美しく、また健康的に暮らして来ました。色彩を通して、歴史や文化を顕彰し、季節の中の彩りを楽しみながら過ごしてゆけたらどんなに良いでしょうか。
“藍の麻のれんが、ほそい勝手口より風に吹かれ、渡り石に苔むした裏庭が見え隠れする、打ち水をした風が「夏もまんざらではございません」とすましたふうにのれんをくぐりながら、日本の夏を伝えゆく場面が頭のどこかに浮んで来ます。”

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 コラールピンク カテゴリー 日本の色

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イラスト : 朝顔

2008年08月20日

富岡製糸場

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レンガの建物「富岡製糸場」(国指定重要文化財)は、115年間操業し続けました。

日本の近代化の幕開けに、明治維新を迎えたばかりの我国は、工業化を進める取り組みとして、製糸から始まりました。明治3年、群馬の富岡に製糸工場がつくられます。立地条件がよかったのです。桑がたくさんあり、蚕のエサの確保がたやすいこと。石炭と水の供給が可能であることから、明治5年に完成し、日本の近代化を担い、当時の建物の中で、現在唯一残っています。ですから冷房施設もありません。真夏の陽射しの中、白の上布を涼やかにまとい  昨年、重要文化財に指定。世界文化遺産に指定される前に訪れました。青い空に夏雲。レトロな木骨レンガづくりのこの建物は仏人技術者(ポール・ブリューナ)と日本の職人の努力の結晶とも言えます。瓦しか焼いていない職人がレンガを焼くのです。当時の富岡の人達は外国人を受け入れています。素晴しいですね。製糸場として115年操業し続けたこの建物は、変ることなく135年の歴史を誇っています。
明年開港150年を迎える港ヨコハマは、絹貿易が盛んであり、当時の絹はこの富岡製糸場で生産され、取引されていました。日本の絹は素晴しかったのです。当時の、上流士族の工女は国の政策に基づいて、全国各地から集められ、指導者としての教育を受けます。その力を各地で発揮し、教育者として貢献しています。(工女は460人から586人が最高で、寮生活をしていたそうです。)当時のエピソードとして、今では笑い話になりますが、外国人(仏人のこと)は、人の生き血を毎日飲むそんなところへ大切な娘をやれるものか…と(フランス人の飲むワインを生き血と思っていたのです。)猛烈な反対もあったようです。長野県出身の工女時代の回想録「富岡日記」の著者 和田英は反対を押し切って、指導者として率先して女工に応募。その後、絹産業は日本の近代化に貢献しました。
私は、ガイドのK氏の熱い語りに大きくうなづき、笑いも含めて興味ある絹織物と建物の歴史とその後など、時間の経つのがおしいほどに聞き入り、そして見学を楽しみました。
昭和20年代は「居座機」で、東京でも村山大島など、家庭で機織は女性のたしなみでもあったようでしたが…
絹に代わるウール・ナイロンなどの出現から現在に至っています。
「知ることはよろこび、そして楽しいですね。」
チャンスがあったら、再度と願いながら…

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 いしいようこ カテゴリー 話題

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フォト : 富岡製糸場ライトアップ
富岡製糸場
http://www2.city.tomioka.lg.jp/worldheritage/index.shtml

2008年08月21日

小さなゴール

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 私は数年前からジムに通っています。週に一度ヨガを行い、あとは気が向いた時に水中ウォーキングをしています。ジムでは運動をすべてウォーキングの運動量に換算して記録することができます。たとえばヨガのレッスンに出たら、ヨガ60分とパソコンに入力します。そうするとその運動量はウォーキング4km分に換算されるのです。水中ウォーキングは30分でウォーキング4km、太極拳なら60分で6kmに換算されます。
ジムに通い始めたときに、私はパソコンの地図上で東京を出発したことになっています。そこからてくてくキロ数をかせいで、今は三重県の津を通過して伊勢に向かって歩いています。
去年の12月、私は名古屋まであと12kmのところにいました。あとヨガに3回通えば名古屋に到達です! でも暮れは何かと忙しい、そして寒い。つい怠けてしまいそうな自分と戦っていました。これがあと20km以上あって数字的に無理だとわかったら、私は忙しいことを言い訳にして1度も行かなかったかもしれません。ただ今回はちょうど、あと3回。達成可能な数字でした。私は娘たちに「年内に名古屋まで到達します」と宣言し、実行しました。ゴールが身近だったこと、そして周りに宣言したこと、これはコーチングでも大切なことです。達成感を得たことでまた楽しく続けることもできます。
ずっと先にある大きなゴールは日本一周で、合計は約8500kmです。今は約600km歩いたところなので遠すぎて実感がわきません。しかし、とにかく名古屋、そして津、そこまできたら伊勢と次々に達成可能なゴールを掲げていくことで大きな目標に着実に近づいています。
今の私は次の目標である伊勢に向かってあと24kmの位置にいます。私のペースでは一カ月で達成可能なはずです。伊勢を過ぎると紀伊半島を一周して大阪に向かいます。小さなゴールを次々に掲げて楽しくジムに通おうと思っています。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記  作者Fuwari  カテゴリー コーチング

2008年08月22日

ペルセウス座流星群が楽しめました

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 夏山、富士登山を五合目から登る人、人、人。世界遺産に登録されてからは、登山者が益々増えているという。登山者の中年男性の喜びの声は「ご来光も眺められ、おまけに天体ショーも見ることができ大喜びです。」と興奮気味。よい時季に登山を楽しまれたのです。私もかつて富士登山をいたしましたが、自然界の営みと天空の様子に声をあげ、感動したことを覚えています。今年は、8月のこの時季に天体ショーが楽しめる。夜明け前の3時頃が見ごろと情報を得ていました。まさに登山者はその情報を知ってでしょうか、偶然かもしれませんが、富士から眺める流れ星はどんなにか素晴しかったことでしょう!高原や高地で眺める夜空は満天の星。恒例の(家族)旅行先でも、いく度も夜空を楽しんでいました。(あの宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」も盛岡の地で、今頃の夜空をあおいで、大流星群が駆け巡っていたからではないでしょうか… ライトダウンしなくても、盛岡では夜空の星は美しく輝いて、彼の心をとらえたのですね。)
 今年は、我が家のベランダで、このお盆中に流星群を眺めることが出来ると、180度パノラマの空をとせっかくの夏休みです。明日のことを考えないで、蚊取線香をともし準備万端。夏の夕方はまず、月と火星のランデブーからスタートです。雲水が行脚するごとくの夜空の雲の流れは、薄くシャドーをかけたように時折流れます。時を惜しむがごとく短い命を燃やし鳴き続けるアブラゼミ。夜半だというのにジージーと、なんとけたたましいことか…。これが自然界なのです。12時を過ぎていますが、流れ星とおぼしき星は見当たりません。間もなく2時、やはり変化はないようです。耳元で蚊の音に目を覚まします。ジャストオンタイム、3時です。よい時です。夜空はシャドーをかけたようですが、目をこらしているうちに慣れてきました。東の空に蛍が飛び交うごとくに、また、流れるごとくにショーの始まりです。小さな星たちもいっぱいに広がって見ることが出来ます。高原のようにはいきませんが、想いが叶いました。セミの声はおさまり、鳥のさえずりの中、流星群は約10分あまりのショーを見せて、消え去りました。得がたい世界に身を置き、夜から朝にかけての自然界の営みの変化に、私は心を奪われました。時間を戻すことは出来ません。当たり前のことなのに、過ぎ行く時の中、天空に、そして自然に身を置いた連夜でした。やがて夏も終わりに… 夜空にも変化が生じます。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題

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フォト : ペルセウス座流星群ガイドより
http://astro.ysc.go.jp/perseid2.html

2008年08月23日

処暑に思う

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24日は処暑です。24節気のひとつ。
どことなく秋の気配を感じて、夏の大好きな私にとっては、寂しくなる頃でもあります。
ツクツク法師が鳴き出すのもこのころ、夜中にリンリン、コロコロと聞こえてくるのもこのころであります。
それが、不思議なことに、今年はまだ聞こえてこないのです。
せっかちなツクツク法師が一匹、立秋とともに一度鳴いたきり、ミンミン蝉に押し切られ、あれきり声を上げません。

夏休みの宿題に追われる子供にエールを送るかのように鳴いていたツクツク法師…。
遊び疲れてぐっすりと眠りに就く枕もとに聞こえた虫の音の子守歌…。

今、我が家の近くの小学校では、処暑を過ぎれば夏休みは終わります。
クーラーの効いた教室で、「夏休み」は、すでに「夏の思い出」となってしまうのでしょうか…?

まだまだ夏は終わりません。エアコンを消し、窓を開け、ミンミン蝉からバトンを受け継ぎツクツク法師の出番まで、更に、鳴く虫たちの出番まで…。
もっと真っ黒に日焼けして、もっと自然と遊んで、もうしばらく「夏」を満喫させてあげたい…と処暑を過ぎ登校する子供たちをみて、徒然思う夏の終わりです……。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー 年中行事しきたり

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フォト : 蝉

2008年08月25日

桃のスープ

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桃は私の大好物。
その桃を食材にした、まさに『桃のスープ』を季節限定で食せるレストランがあると聞いておりました。
是非一度味わってみたいと思っていたところ、誘いを受け“美味しいもの大好き人間“の4人で行って参りました。麻布台にあるichiRyuという和風フレンチのお店です。落ち着いた店内はゆっくりくつろげる空間で猛暑を忘れさせてくれました。
さて、『桃のスープ』のお味は、ジャガイモと玉葱をベースに桃を加えたまろやかな食感。冷えたスープが喉越し良く、後から桃の味と香りが口一杯に広がりました。目的を達成できた満足感で幸せであります。
桃のスープのことを先に記しましたが、前菜もメインディッシュもデザートも、食材の品質がとても良く、これらも大変おいしくいただきました。
また料理だけではなく、これらを盛りつける器も食材と同様、季節感を取り入れ、趣があり楽しいものでした。オーナーシェフのおもてなしの心が伝わってきます。
私たち4人は満足感100パーセント以上の気持ちで、家路に向かいました。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ブレンド カテゴリー 季節の話題

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フォト : ichiRyuからの葉書
http://ichiryu-world.com/

2008年08月26日

煮貝

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 山梨には古くから高級食品として、この煮貝を伝えています。ある日、息子と若い女性が我家(千葉)に訪れました。随分前のことですが、玄関の入口で息子の影からそっと顔を出し、頭を下げている、それはショートヘアーの小さな顔立ちのMちゃんでした。今日は特別な日なのです。山梨から銀座に指輪を…つまり婚約指輪を二人で買いに来て、私達夫婦に報告、紹介となった訳です。いつも使わぬガラスの座卓にテーブルクロスを敷き、まあまあ美しく、爽やかに、私の手作りの昼食をテーブルに並べ、待っていたという訳です。思えば、学校を卒業するとすぐ一人で山梨に行ってしまった息子に伴侶ができるなんて、本当に嬉しいものです。さっそく紹介となり、“母からお二人に差し上げて下さいと頼まれました”と出されたのが煮貝でした。“ありがたく頂戴致します”とお礼を述べ、さっそく包みを開けさせて頂き、早秋のもみじの皿に煮貝を切り並べました。Mちゃんのお母様がこの日に相応しい品を、また、二人を宜しくと思いで娘に持たせたのでしょう。今は子供もでき、元気に山梨で暮らしています。山梨は主人の里で、いつも行ったり来たりしていますので、私にとっても故郷のようなものです。私は、郷土山梨の研究に余念がありません。
煮貝…アワビを煮て醤油漬けにした加工品。江戸時代、伊豆のアワビを甲州に届けるために考案されたのが、煮て送るという方法。道中、馬の背で日を重ねるうち、アワビはひときわ味を増したといいます。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 コラールピン カテゴリー 情報

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フォト : 甲州名産煮貝元祖みな与ホームページより
http://www.minayo.co.jp/

参考 : ニッポン食紀行<山梨編>武田信玄の大好物!?「あわびの煮貝」
http://www.nikkeibp.co.jp/style/secondstage/kaiteki/shokukikou_070925.html

2008年08月27日

夏の軽井沢は、きもの姿がお似合い

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夏の軽井沢は、きもの姿がお似合い
--- ここにおいでの軽井沢夫人は皆様が夏衣 ---

 高原を吹き渡る涼風が心地よい軽井沢の夏。避暑地として、また、ハイカラな雰囲気のただよう文化的で豊かな自然の歴史とともに楽しめる、ご存知の地に出向きました。きもの学院の免許授与式後にマナーの講演を依頼されてのことです。4年ぶりに訪れ、懐かしい講師の皆様と再会。美しい音羽の森ホテルでは、ウェディングも行われており、憧れの軽井沢は健在でした。出席者の皆様は、新潟・松本・長野・上田と各地からこの地にお集まり、美しい絽の訪問着姿に夏帯を締め、白扇を付けてのご出席です。避暑地のこの場所だけは異空間、凛とした、皆様の美しいお姿が印象的で、ゲストの私は、拍手で迎えられました。私も、皆様の晴れ姿に惜しみない拍手をお送りいたします。歩き方、手の所作、にこやかな笑顔、立礼の美しい仕草はきもの姿をいっそう際立たせます。長年、目標に向かって取り組まれたお姿は、輝いておいでです。そうです、今日は皆様の晴れの日、数々のライセンスを授与されるこの良き日に、こうして立ち合わせて見守らせていただけることに感謝でいっぱいです。講師の皆様もどんなにかお喜びでしょう… また、お仲間が増えていくのですから…
 季節の食材をアレンジしてのフレンチは美味、スープのなんと美味しいことでしょう!… ゆかたコンテストの前に、私の講演です。メインディッシュの後に少々慌しいことですがマナータイム。「デザートと共に、私の声をBGMのごとくにお聴きください。」と。そして、「本日の皆様は、海外、フランスにいらしてレストランのお客となっても、店では最高のお席に案内されます。」とスタートしました。何故って、美しくステキなお客は店の大切なお客様として、周りの方々の目につく席に案内されますもの、それがお客に対するマナーですから…。その店に相応しい(店に相応しいお客のマナーも心得て)本日のようにステキなお姿は、大いに歓迎です。さらにまず、非言語コミュニケーションの大切さと、ハレとケの使い分けをなさりながら、メリハリのある日々を心を込めて、一期一会いつまでも輝いてまいりましょう。でも努力なくしては成し得ませんわ、と笑顔で結びました。時間は瞬く間に過ぎ行きましたが、皆様はゆかたにお召し替え、ご自分のイメージを話され、コンテストはお開き。賞が手渡されました。夏のイベントも盛りだくさんに、軽井沢の午後も暮れはじめたのです。
PS 軽井沢で毎年、夏をお過ごしの方のご招待にあずかりました。雷雨の中、こんなこともあろうかと思う雷鳴の轟く高原の夕暮れ、シェフの心からのおもてなし料理に舌づつみです。当日のお客だけにとのメニューに合わせた白のシャブリと、長野産のメルローの赤は極上のワイン、旬の食材を見事に演出されたお料理とのマリアッジ。さすがに、東京で腕を磨いた相馬シェフのお料理は、また訪れたいと私をかき立てます。白樺のあるこの空間。そして、おもてなしの心は、料理を通して私の心に響きました。左手がお使いになれない、ご一緒の方の為に、さっそくにカトラリーはすべてのフォークを右に並べられナイフははずされました。タクシーを列車に合わせて手配、シェフ自ら傘をかたむけてのお見送りはいつまでも心に残りました。ご招待くださった方の私への心遣いもあわせて、お客とシェフとおもてなしの料理がコラボしたステキなひとときでした。
レストランの名は「ラ・バスティッド・ドゥ・軽井澤・シェ・ソウマ」で、「別荘」を意味しています。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 いしいようこ カテゴリー 季節の話題

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フォト : レストラン 「ラ・バスティッド・ドゥ・軽井澤・シェ・ソウマ」
http://www.karuizawa-soma.com/

2008年08月28日

初対面の人と話す

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 初対面の人と話をする時、何に気をつけていますか? 私が気をつけていることは自分の‘気持ち’です。いつでもその相手を大好きだと思いこむことにしています。初対面なので好きも嫌いもないかもしれませんが、変な先入観をもたず「私はこの人が大好き!」と。大好きな人ですから、その人に興味を持ち、その人のことを知りたくなります。
 会話というのは自分が話すことと相手の話を聞くことから成り立ちますが、人間はほとんどの場合、聞くことより話すことが好きなのだそうです。ですから、私はなるべく聞き役にまわるようにしています。相手が話したいと思っていることに相槌を打ち、興味をもち、共感しながら真剣に聞きます。このときのポイントは‘相手が話したいと思っている’話題かどうかです。話をしていると、相手がいきいきと話をしている時と、そうでない時があることに気づくはずです。誰でも自分の好きなことや楽しかったこと、得意なことなどを話す時はいきいきしています。相手の表情から楽しそうな雰囲気を感じたらそれが相手の話したいことです。
 知らない話題(たとえば行ったことのない場所とか、経験したことのないスポーツなど)でも大丈夫です。相手が何に感動したのか、どんなことが楽しかったのか、その時どう感じたのか、そういうことを聞いてみれば話はどんどんふくらんでいきます。
 相手から見たら初対面の人が微笑んで楽しそうに話を聞いてくれるのですからきっとそれは心地よい時間に違いありません。こちらも‘大好きな人’が楽しそうに話をしているのですから楽しくないわけがありません。初対面の人と話すのは苦手、などともったいないことをいうのはやめて、どんどん話しかけてみましょう。自分の人生も広がっていくに違いありません。‘大好きな人’が一人ふえるかもしれないですね!


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー コーチング

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イラスト : イメージイラスト

2008年08月29日

手紙の意味

先日、こんな相談を受けた。入院している人への見舞いの手紙を送付したいのだが、どんな文章がいいのかなというような内容であった。念のため、マニュアル(文例集)を貸してあげたが、いろいろ考えてしまいなかなか進まない様子。パソコンに向かっている姿を見ても、うーんという感じで悩み続けているのがよくわかった。そして私がこんな言葉をかけてみた。見舞いの手紙に限らず、お礼状もあれば紹介状等もある。そして、それらはマニュアル集を見れば、いくらでもアレンジして使用出来そうなものもある。しかし、忘れてはいけないのが、相手に対する気持ちであり、「心」が伝わらなければどんなに良くまとまった文章であっても、相手にとっては、形式ばった手紙でしかない。そのようなことを伝えたところ、なんとその相談してきた社員は、パソコンに向かうのをやめ、直筆で手紙を書き始めたのであった。そして、マニュアル集も見ずにすらすらと書いていたのであった。その後、「とてもいい手紙が我ながら書けたよ」と報告があった。きっと、とても心のこもった手紙であったことと思う。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Oyasai カテゴリー マナー

2008年08月30日

二百十日

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二百十日(にひゃくとおか)は、雑節の一つで、立春から数えて210日のことで、毎年9月1日前後。季節の移り変わりの目安となる「季節点」のひとつです。閏年である今年は8月31日に当たります。
昔はこの日は台風が多いとされていて、八朔(旧暦8月1日)や二百二十日とともに、農家の三大厄日とされています。
ちょうど、この頃は稲の開花期にあたり、強い風が吹くと花粉が散り、実りが悪くなることから、二百十日をひとつの目安として警戒をうながしていたようです。そして、台風襲来の特異日であるこの日は、各地で風鎮め儀式や祭事を行って、農家や漁業、生活の安全などを祈りました。
その、風鎮めの祭事のひとつに伝統芸能として注目されている越中・富山県八尾町の「おわら風の盆」踊りがあります。
毎年9月1日から3日にかけて行われている「おわら風の盆」は、涼しげな浴衣に編笠の間から少し顔を覗かせた、幻想的かつ優美な姿で行われ、家並みに沿って淡い橙色の灯のぼんぼりが灯されていくそうです。
「おわら」の歴史は古く元禄のころ。初めは生活の中の喜びを面白おかしく表現しながら町を練り歩いた町流しであったのが、伝統として長く伝えていきたいと、新しい歌詞に「おおわらい(大笑い)」の言葉を挟んで踊り、これが「おわら」の語源となりました。また一説によれば農作物の収穫の時期に豊年を祈り「おおわら(大藁)」とも言われています。
「おわら風の盆」は、6月の温習会の一週間を皮切りに、7月には演技発表会、8月20日?30日の前夜祭を経て9月1日?3日の「風の盆」を迎えるそうです。町ぐるみの熱い思いで行われているのが窺い知れます。
現在では子供のころから演舞会に出場するため、恥をかかないように一生懸命練習して皆格段に踊りが上手になるそうですが、25,6歳ぐらいで踊りから楽器に入って行くそうです。子供から大人まで、それぞれに役割があって、皆で参加していくのですね。
風鎮めの儀式であるこの祭り、紐解いていくととても面白く、魅力的な祭りですね。
淡い橙色の灯に浮かび上がる優美な踊り子さん達を、是非一度見てみたいと思いました。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fain カテゴリー 年中行事しきたり

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フォト : 越中八尾 おわら風の盆ホームページより「2008年のポスター」
http://www.city.toyama.toyama.jp/yatsuo/nourin/owara/

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