先日、こんな相談を受けた。入院している人への見舞いの手紙を送付したいのだが、どんな文章がいいのかなというような内容であった。念のため、マニュアル(文例集)を貸してあげたが、いろいろ考えてしまいなかなか進まない様子。パソコンに向かっている姿を見ても、うーんという感じで悩み続けているのがよくわかった。そして私がこんな言葉をかけてみた。見舞いの手紙に限らず、お礼状もあれば紹介状等もある。そして、それらはマニュアル集を見れば、いくらでもアレンジして使用出来そうなものもある。しかし、忘れてはいけないのが、相手に対する気持ちであり、「心」が伝わらなければどんなに良くまとまった文章であっても、相手にとっては、形式ばった手紙でしかない。そのようなことを伝えたところ、なんとその相談してきた社員は、パソコンに向かうのをやめ、直筆で手紙を書き始めたのであった。そして、マニュアル集も見ずにすらすらと書いていたのであった。その後、「とてもいい手紙が我ながら書けたよ」と報告があった。きっと、とても心のこもった手紙であったことと思う。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Oyasai カテゴリー マナー