
ブナの木は漢字で「橅」と書きます。木(き)へんに無と書くのです。ブナの木は水分が多く木材に適さないことから、昔の人は役に立たない用の無い木と思っていたのです。ですから日本の森ではブナの木は無残に伐採され、代わりに木材に適した杉や檜が盛んに植林されてきました。
ところが、森の中でブナの木が果たす大きな役割が見直されるようになりました。ブナの木は、大地にしっかりと張った根や太い幹や枝にたくさんの水を含んでおり、森の生態系の中では森を守る大切な存在だったのです。
ブナの実は大変美味しく、鳥やリスやクマの大好物です。ブナの木の周りにはいろいろな生物が息づいています。
白神山地を訪れると、ブナの木が守っている生き物たちの息づかいを感じます。森の中では、キツツキのドラミングの音があちこちから聞こえてきます。姿を現してはくれませんが、アカゲラやクマゲラのドラミングの音は豪快です。
自然の中で無駄なものは何一つないのです。ブナの木の、葉っぱだって1枚残らず土に還るのです。土に還ってまた新しい命を育みます。
人間も自然の中の一部なのだということを忘れてはならないことを、子どもたちに伝えていきたいと思います。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー エコロジー
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フォト : ブナの木