『自然が創り出す美』

私が自然観察会を実施する山中湖近くの森には、ヤマトリカブトが群生しています。8月下旬から9月にかけて美しい紫色の花が森を彩ります。トリカブトの名称は、花が鳥の兜のような形から名付けられました。その花の形の流線形も非常に美しいのですが、紫色のあでやかな色彩は、自然が創り出すものは、これほど美しいかと目を見張るほどの鮮やかさなのです。兜の部分が濃い紫色で、下の部分が薄い紫色です。一つ一つの花は長さ2センチほどに小さいのですが、一株に鈴なりにびっしりと花が咲きます。その咲きほこった満開のようすは美しさを超越して、異様さと、凄みまでも感じさせ、全身がゾクゾクするような感覚です。
葉の形がヨモギに似ていますので、ヨモギと間違えて食べてしまうという話も聞きます。トリカブトは特に根が猛毒ということは知られていますが、根だけではなく、葉にも花にも毒があります。花をつけていれば、これは尋常の植物ではないと直感的に察することができますが、葉っぱだけですと食用の植物の風情があります。
私はトリカブトの花を見つけると、つい引きつけられて見入ってしまうほど、
不思議な魅力を感じます。人工では決して創れない美し過ぎる魅力です。トリカブトの花を見ていると、自然が創り出すものの美しさと、人の力を超えた自然の魔力を感じずにはいられません。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー 季節の話題
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フォト : ヤマトリカブト 「植物園へようこそ」より
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/yamatorikabuto.html



















