
開館30周年を迎えた県立美術館に今回、ミレー館が開館となりましたので、私の誕生日を記念して見てまいりました。フランソワ・ミレーの絵画は、ここ美術館に常設されており、約10点ほどあります。このほど、1月11日に新たに「眠れるお針子」が加えられ、ミレー館をオープンしたのです。
ミレーの絵は雄大な自然。大地に息づく人々や動物、その中で勇ましく謙虚に生きる農民の姿(種をまく人、落ち穂拾い、夕暮れに羊を連れて帰る羊飼い)、平凡な日々の暮らしの中での女性(鶏に餌をやる女、眠れるお針子)、愛情あふれる(凍えたキューピット)などありふれた一日の出来事を見事に描いているところに、ミレーの素晴しさがあると思いました。
今回で4度目の来館となりましたが、30年前は「これがミレーの絵なのか」と思うだけでしたが、年を追うたびミレーの絵を見ると見方にも深まりが出てきたのか、自分たちの生き方への教訓として重ねられて見ることができます。質素な農民は夕暮れのかなたをバックに、太陽が今まさに落ちようとしている時の光が農民や羊や大地に射しかかっていて、やっと一日の仕事を終えようとしている姿、もう少し、しておかなければと働くことへの意欲を私達に伝えているようです。
ここ山梨県は、山・森・林・川そして牧畜や農業と、ミレーの描いている絵にも似ています。夕陽の落ちるときの美しさも、たとえようもなく美しいものです。人々の一時を惜しんで働く姿、明日への感謝がみなぎっているところが重なって見えます。また、再び訪れたいと思いました。美術館の広々とした庭、早春の木立、小鳥のさえずりが清々しい一日でした。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 コラールピンク カテゴリー 情報
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フォト : 眠れるお針子