
--- 花に月--- 爛漫の桜が見事。丸い月が昇ってきました。
花祭りの8日は、門出を祝うかのように今年の桜が入学式に出席する親子にエールを送っているようです。
満開の桜は花衣のごとく、真新しい制服の肩を花びらが染めていました。
小学校、中学、高校と入学式も6日から連日天候に恵まれ、開花の早まった桜も、「私を見て!」と言わんばかりに満開。次々と北上し、見事な桜が私達を楽しませてくれています。花に引き寄せられるごとく人々は集います。この4月は初々しい姿の母と子にお目にかかり、微笑ましくお祝いの言葉を掛けたいほどでした。母親の春色のスーツの胸元には、美しいコサージュ。男の子の背は肩を並べるほどに成長です。女の子とご一緒の母親は和服姿。晴の日に相応しい親子連れに遭遇し感動です。
冬の後に訪れる待ちわびた春。それぞれ冬を乗り越えてのことです。3月は別れもあり、うれうる春ですのに、この4月はなんと輝かしいことでしょう… 日本人の大好きな桜は、千年もの昔から、いや樹齢千五百年といわれる、あの岐阜の薄墨桜を代表に、京都大覚寺の大沢の池の桜も、平安時代から天皇が舟遊びをしながら楽しんだ桜。上野寛永寺の紅しだれ桜は、江戸の庶民も楽しみとしたもの。桜に込めた思いは様々に、日本人のDNAは現代でもなお、遠くから眺め、くぐり、シートを敷いたりと様々に花時を楽しみます。また、この桜を時計(季節の時として)として農作業を始める準備をします。花が咲きはじめると、種もみをし、発芽に備えます。天皇陛下も、にいなめ祭にお供えする稲の準備をお始めです。
4月は、とどめておきたいほど、花も月も富士の山も美しいことこの上ないのです。
--- 見渡せば 柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なりける --- 素性法師 (古今和歌集歌より)
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題
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フォト : 花筏