
このところ新入社員の教育をはじめ、様々な教育関連の仕事が集中し、連日連夜残業をしていた。そんな状況であった為、私の体もだいぶ疲労がたまり、運動神経も鈍らせていたようで、足がもつれ転んでしまいスチールロッカーにぶつかり、挙句の果て、前歯の治療箇所が破損してしまったのである。鏡を見ると恥ずかしいのなんの…と言う訳で慌てて歯医者さんに連絡をすると、珍しく男性の方が電話に出て、私が現在の状況を説明すると、私を配慮した丁寧な言葉遣い、診療時間の案内等、こちらが聞く前にほとんどのことを説明してくれた。年齢的には50代位の声で、しっかりした口調。まさか先生?と思いつつ、いやそのようなことは無いはずと… そして翌日、その歯科医院に初めて行ったところ、受付には白衣を着た男性、そして私を見るや「昨日の」と言い始めたので、私からも「お電話差し上げました…」と話し、カード等を記入した後、「念のため、歯のレントゲンを撮ります」と言い、私を案内して下さった。そう、間違いなく昨日の電話の声の主である。この歯医者さんであることが理解できたのである。その後も、歯の治療中、一つ一つの処置の中で、説明や痛さの有無等、子供達に伝えるのと同じくらい事細かに懇切丁寧に伝えて下さったのである。そして、今後の対応方法(処置方法)も分かり易く説明し、治療終了となったのである。
医療業界もサービス業の一つとして考える時代となってきた現在、ドクター自身も変わってきていると感じた。サービス業の基本の一つとも言える、“言葉の出し惜しみをしない”と言うことにぴたりと合った素晴しい先生であった。また来月もいくつかの研修を実施するが、今回のことは非常に教育をする上で役に立つ経験となった。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Oyasai カテゴリー マナー接客