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御開帳

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善光寺「御開帳」

 信州長野のご当地以外では「御開帳」という仏教用語はあまり身近に日常接することのない言葉のように思えるほど、仏都、長野では最大の盛儀とされておりますのが、ご存知、善光寺御開帳でございまして、数え年で7年に1度丑の年と未の年の春、4月から5月の2ヶ月間に渡って、善光寺本堂で行う事となっており、秘仏である御本尊様と同じお姿をした「前立御本尊」のお姿を拝することが叶う御開帳に、数多くの参詣者が全国から訪れます。
 御本尊の一光三尊阿弥陀如来像は善光寺創建後間もない白雉(はくち)5年(654年)に秘仏となられ、前立御本尊はその身代わりとして作られたもので、普段は、善光寺御宝庫に安置されておりますが、御開帳期間中だけ本堂内々陣中央に遷され、厨子(ずし)の扉を開けて参詣者に公開されます。また、本堂前には1尺5寸角(約45cm角)、高さ33尺(約10m)の回向柱(えこうばしら)が建立され、周りには全国から大勢の参詣者がこの回向柱に触れるために集まります。回向柱の上部には白い布が巻かれ、その布は前立御本尊の御手に結ばれた金糸とつながっております。つまり回向柱に触れることは、直接御本尊様に触れるのと同じ功徳(くどく)を得ることを意味するという大変ありがたい行いなので、御開帳前には白かった木肌も多くの参詣者に触れられて黒くなってしまう程です。いかに回向柱の果たす役割が大きいかがわかります。
 善光寺の素晴しい特徴として、万人に開かれた寺だということがあります。本来、宗教は皆様のよりどころとなるのですから、男か女か、身分が高いか低いか、信仰心があるか否か、どの宗派に属するかにかかわらず、お寺も誰にでも広く開かれていて然るべきです。この点で、誰でもお参りすることができ、誰にも分け隔てなく功徳をくださる善光寺の御本尊様から徳をいただくということは、私たちの心から差別をなくし、広くは世界の平和につながり得る貴重な行いの一つではないかと考えさせられることでしょう。
 5月31日午前10時より御開帳結願大法要が厳修され、午後5時の夕座法要での厨子の扉が閉められて御開帳は終了します。そして翌6月1日午後1時には、前立本尊御還座式が執り行われ、前立御本尊が御宝庫へとお還りになられます。輿(こし)の行列は、白装束の男性が司ります。約2ヶ月間に渡る御開帳の盛儀は、蓮の花びらをかたどった色とりどりの散華(さんげ)が舞い、金糸の配された色鮮やかな法衣をまとった参列の住職たちには赤い傘がさしかけられて慶事を表し、厳粛な中にも、艶やかなムードで参詣者を迎えてくださることでしょう。
 信州の4月?5月は、桜・梅・アンズ・リンゴの花が咲きそろう好季節でもあります。この御開帳に御本尊様との結縁(けちえん)を求めて集う善男善女の方々と共に、ぜひお参りさせていただきましょう。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Angel カテゴリー 情報

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フォト : 「御開帳」 善光寺御開帳サイトより
http://www.gokaicho.com/

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2009年05月22日 09:08に投稿されたエントリーのページです。

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