
体育の日の意味は、国民の祝日に関する法律(祝日法)では「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」というものですが、その由来は、よく知られておりますように、1964年に開催された東京オリンピックの開会式から来ています。アジア圏で初めてのオリンピック開催日が10月10日だったため、その日を記念して体育の日がつくられましたが、現在は2003年からのハッピーマンデー法により10月の第2月曜日となりました。
体育の日は、その名の通り、スポーツに関係する記念日で、運動会がよく開催されます。運動会という文化は、文明開化の時に西洋から入ってきた文化で、当時は軍事的な団体訓練の場として運動会が行われておりましたので、決して楽しいものではありませんでしたが、時代と共に変化し、現代ではスポーツのお祭りになり、皆さん運動会を楽しみにしております。
また、スポーツ施設の中には、この日に施設の使用料を割り引きや無料にしたり、様々な催し物を開催する所もあります。スポーツの記念日には、友人と、家族と、仲間達と一緒に、スポーツで汗を流されるのもよろしいのではないでしょうか。
体育の日の由来となった東京オリンピックですが、開催までには大変な苦労がありました。先日も2016年のオリンピック開催地を巡り、各国でのアピールが行われておりました。今でこそ日本は国際的にそれなりの地位を確立し、どの国とも同等にアピールができますが、東京がオリンピックの開催地として決定された1959年頃は、状況が全く違っておりました。太平洋戦争からわずか14年。やはり日本に対するイメージが良くない国も多く、また、立地条件としても日本は極東の国であって、当時としては選手の移動に多大の時間がかかるという不利な面もありました。他にも社会的基盤を整備しているかどうかの不安視の声などがあり、他国が有利とも考えられていました。
その不利を跳ね除けるために、比較的日本に対するイメージの悪くない南米諸国の支持票を得る事を考え、在米の日系二世、フレッド和田氏へピーアール役を依頼し、奮闘していただいたおかげもあって、日本が開催国となりました。経済状況は現在と違い、当時は余裕もなく、フレッド和田氏は全て自費で南米諸国を巡って、東京でのオリンピック開催への協力を取り付けたそうです。素晴らしい功績ですね。
さて、2016年のオリンピック開催地は各国のアピールの結果、リオデジャネイロに決定致しました。東京が落選してしまったのは残念ですが、またいつか日本でのオリンピック開催を期待しつつ、他国開催のオリンピックを楽しみたいと思います。
日付は変わって、こうした経緯も少しずつ風化しつつある「体育の日」ではありますが、この「東京オリンピック」開催への思いを感じながら「体育の日」を祝いたいと思います。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ☆Fain☆ カテゴリー 季節の行事
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フォト : 東京オリンピック