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「霜降」にカンナの越冬作業始まる

kanna.gif


 桜の咲く頃から、広島にカンナの球根の株分けに行き、長崎、沖縄、東京…へと株分けしたカンナの球根を植えて忙しく毎日を過ごしているうちに、気がつけば都内の桜の葉は色づき始めていました。
 23日は24節気の「霜降」です。 この頃になるとあちらこちらから初霜の便りが寄せられるようになります。
 長野県須坂市では「霜降」を過ぎると、夏にドライバーの目を楽しませた「カンナ街道」の球根の越冬作業が始まります。今年、その「カンナ街道」に広島から里帰りした「平和の祈り」を込めたカンナの球根も仲間入りしています。
 なぜ、広島のカンナなのでしょうか?
 「75年は草木も生えないといわれたこの広島の地に新しい命が息吹きました…」一枚の写真に書かれたメッセージです。
 今から64年前の8月6日、全てを焼き尽くした放射能にも負けずに、たったひと月後、真っ黒焦げの大地に真っ赤なカンナの花が元気に咲いたのでした。
 それが、広島の平和公園の中にある原爆資料館の最後に展示された一枚の写真「カンナの花」です。そのカンナの花の優しい力に感動した私は、その事実を忘れてしまっていた広島の人たちに伝えるために、「平和への祈り」を込めて真っ赤なカンナの花を広島の子供たちと咲かせています。カンナの花は広島の子供たちから日本中の子供たちへ、そして、世界中の子供たちへ「平和のバトン」をつないでくれると思っています。
 「平和のバトン」カンナは、この夏、長崎、東京、沖縄、大阪、奄美大島の20校以上の子供たちと一緒に咲かせました。そして、球根を下さった長野県須坂に里帰りしたカンナは「平和カンナ街道」として、ドライブする人たちの心を和ませています。
 そして、このカンナの球根が五年後十年後には世界中から里帰りして再び広島に帰ってくることを思いながら。世界の平和を祈ります。
 お釈迦様の伝説もあるこの真っ赤なカンナの花はインドが原産地です。暑い国のカンナの球根は寒さには弱い花です。雪国須坂では、霜の降りる前に球根を掘り起こし、温かい「室」にいれる作業が始まります。子供たちが育てた球根も、須坂の市民の皆さんが大切に掘り起こして守って下さいます。
 人と人の優しさが植物を助け、植物がまた人々の心を癒やし、地球を守ってくれるように感じます。
 「霜降」が過ぎると自然は冬への準備を始めます。人々も温もりが恋しくなる季節です。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー 季節の話題

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フォト : 広島原爆資料館展示 カンナ


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2009年10月31日 11:26に投稿されたエントリーのページです。

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