
心配されていた雨もほぼ上がり、私達の一行は神楽坂を進んで行ったのであった。以前より憧れていた街“神楽坂”。都内で学び始めてから早14年。やっと奥深い歴史と文化の香りがいっぱいのこの街に、私は足を踏み入れることが出来た… そんな私の思いを胸に、さらに本日の学びの場となる神楽坂「かみくら」へと向かって進んで行くと、気が付けば時代がタイムスリップしたかのごとく、黒塀の並ぶ細道… レトロの香りが辺り一帯に漂っている… そんな別世界に私達は、一時の間過ごすこととなった。今日の学びの内容は、日本の伝統文化にふれながら、お箸でいただくフレンチ… 何とも粋な場でもあった。食事はヤーコンや秋の味覚の代表格でもあるきのこ、そしてサーモン等の入ったオードブルに始まり、タラのポワレに白子のムニエルが絶妙の味わいであった二品目、また、食欲の秋とも言われているこの時期に頂くのは最高である。栄養価抜群の牛フィレ肉、そして深まりゆく秋に初冠雪を彷彿させるスウィートな一品、グレープフルーツのブラマンジェ… どの品をとっても、食材として、そして本日の学びの場として最高の和と洋のハーモニーが奏でられていた。これほどまでに素晴しいメニューをご用意下さった、シェフやスタッフの皆様のおもてなしに感謝しつつ、時間は過ぎていった… いつの間にか時の経つのも忘れ、気が付けば散会の時間。このような場では、テーブルマナーはもちろん必要ではあるが、ご一緒する皆様と心から料理を“美味しく、楽しく、美しく”いただく。これが一番必要なマナーではなかろうか。あらためてそう心に響き渡った学びの場となった。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Oyasai カテゴリー マナー 心
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フォト : かみくら