
JR総武線、地下鉄丸ノ内線、南北線、大江戸線、有楽町線、東西線、三田線が交錯する文京区小石川の一等地に後楽園はあります。
築地塀に囲まれた水戸黄門ゆかりの大名庭園の門を入ると、そこは現在から大江戸へタイムスリップしたかのような別天地が広がっていました。
小石川後楽園は、江戸時代初期に水戸徳川家の祖である頼房が水戸徳川家の中屋敷(のちに上屋敷となる)として造ったもので、二代藩主の光圀の代に完成した庭園です。庭園の様式は、池を中心にした回遊式築山泉水庭になっています。
後楽園の名は、中国の書籍「岳陽楼記(がくようろうき)」に記された「天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から名付けられたそうです。
庭園には、2月のウメから始って、3月のサクラ、4月のフジ、5月のツツジ、サツキ、6月のハナショウブ、初夏のスイレン、そして8月のハスまで次々に花が咲き続きます。池の周りにはカエデ類が植えられており、秋は紅葉、冬は雪吊りと一年を通して楽しめる趣向がこらされています。
野鳥のさえずりも賑やかで、池には東京には珍しいゴイサギが佇んでおり、せせらぎには白サギが遊んでいました。
関東大震災や戦災で焼失したお堂や門もありますが、当時の面影を色濃く残す東京の深山幽谷と呼ぶに相応しい庭園です。
平成の今、近隣に地下鉄が縦横に走り、ドーム球場のビッグエッグが庭園の借景になっているとは、黄門様も予想できなかったと思います。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー 情報
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フォト : 小石川後楽園