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虎屋、寅年、虎づくし

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 明年の干支は寅。子・丑・寅と続き、十二支を言いきるのは難しくても、この寅ぐらいまではスラスラと言えるようである。「いや完璧である」と言われそうであるが…
 年賀状に、ダルマの顔に、お年玉のポチ袋にと、元気にトラがお目見えである。異国の猛獣、虎は日本人の想像力をかき立てる動物として、美術品をはじめ物語や行事、郷土玩具などに数多く登場。歴史ではあの秀吉の朝鮮出兵の折、加藤清正のトラ退治の逸話は有名である。毛皮を身につけた勇壮な武将は、五月人形からも見ることが出来る。2010年の寅年にちなみ、大漁や無病息災を願って踊る勇壮な虎舞、愛嬌たっぷりに首を振る虎張子。江戸時代に京都・大阪・江戸で「虎屋」を名乗った菓子店他、文化や生活の中に息づく「虎」の紹介があり、外国にあったトラの菓子には驚かされるなど、この度もこの季節限定の甘味を地下の茶室で舌づつみ。虎づくしを味わう。
 京の二条城の襖の狩野派の竹と虎は有名であるが、虎屋文庫の資料からまたまた興味をそそられるトラの紹介に動物園へ足を運び、じっくりとトラを観察してみたいと思った次第である。霊獣と言われるこのトラはかつて10万頭もいたと言われているが、現在は4千頭に減少、絶滅の危機に… 虎屋では虎の保護活動に協力、「トラと森に住みたい」とインドネシアの保護区での住民の話に思わず聞き入った。トラと共に生きる、トラが自分たちに幸せを招いてくれている、神として崇められているのである。黄と黒の縞模様の姿は、日本人の多くに共有され、そのイメージは、江戸時代以降流行したあの縞模様の和服と重なる。万葉集にも、トラが詠み込まれた和歌が三作収録されていることから、異国の霊獣として畏怖されていることが伺える。
 さて、寅年はどのような年になるのであろう…
 牛のごとくに…と、2009年も期待と共にカレンダーは埋められて… トラに引き継がれる。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題

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フォト : 竹虎蒔絵井籠

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2009年12月15日 10:19に投稿されたエントリーのページです。

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