
冬至は、二十四節気の一つで、旧暦では11月子(ね)の月の中気で、新暦では12月22から23日頃です。太陽の黄経が270度に達し冬至線の上に直射する時を冬至といい、北半球では太陽の高さが一年中で最も低くなります。このため、昼が一年中で一番短く、夜が長くなります。そしてこの日を境に、日脚が徐々に伸びていきます。
冬は植物が枯れ、冬眠する動物もおり食糧を手に入れることが困難でした。さらに、日照時間も短く、人々は生活の不安を感じました。昔は冬至の日は、死に一番近い日と言われており、その厄と不安を祓うために体を温め、無病息災を祈りました。この慣習が今も続いています。
無病息災の祈願のために食べる食物のひとつがかぼちゃです。日本へは16世紀中頃にポルトガル船によってカンボジアからもたらされたので、「かぼちゃ」の名がつきました。昔は、夏に収穫したものを冬至まで大切に保存しておきましたが、現在では、南半球で生産された旬の輸入かぼちゃを食べるようになっています。
かぼちゃはカロチンを多量に含んでおり、体内でビタミンAに変わって肌や粘膜を丈夫にし感染症などに対する抵抗力をつけてくれます。ですから冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないと言われています。
冬至に湯治とかけて生まれたのが柚子湯です。柚子には、血行を促進する成分や鎮痛作用のある成分が含まれており、体が温まって風邪をひきにくくすると言われています。ビタミンCも豊富なため美肌効果もあり、冷え症やリュウマチにも効くし、香りのいい柚子湯はアロマテラピーのリラックス効果も期待できそうです。
昔の人は、この太陽の力が最も弱まる日に、自然の恵みに感謝しつつ冬の夜長を豊かに過ごし、体と心を温める工夫を私たちに伝えてくれました。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー 季節の話題
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フォト : かぼちゃと柚子