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2010年01月 アーカイブ

2010年01月01日

年の初めに ー初詣ー

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 年が明けてから初めて神社・寺院や教会等に参拝し、一年の無事と平安を祈る行事、初詣。初参り(はつまいり)ともいいます。お正月は氏神様や、御利益のある神社等へ沢山の参拝者が訪れます。
 その初詣、元々は家長が祈願のために大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神の社に籠る習慣であった「年籠り」から、大晦日の夜の「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」の2つに分かれ、その「元日詣」が今日の「初詣」の原形となりました。
 江戸時代末期までは氏神様かその年の恵方の方角の社寺に詣でる「恵方詣り」が多かったそうですが、明治以降では氏神様や恵方とは関係なく有名な神社への参詣が普通になっています。
 明治時代初期までは恵方詣りの風習が残っていたようですが、電鉄会社が沿線の神社仏閣をばらばらに「今年の恵方はこちら」とそれぞれ宣伝し始めたことから、本来の恵方ではない神社仏閣にも詣でるようになり、恵方の意味が薄れ、有名な神社仏閣にお参りするようになったと言われています。関東においても、参拝客輸送を目的として開業された鉄道会社が存在し、その発展による賜物で「元日詣」を行なうだけの初詣が明治以降新しい風習として広まりました。
 皆さんはどのような初詣をなさいますか?
 私は大晦日の夜、除夜の鐘を聴いてから(撞かせていただくこともあります)氏神様へ参拝し、昨年のお守りや破魔矢を納めて焼いてもらい、今年の破魔矢を購入します。この時境内で振舞われる甘酒や新酒は、飲むと厄除けになるとされるそうです。そして、改めて有名な神社へ参拝し、おみくじを引いたり、お守りを買ったりします。
 厄除の神様、学業、縁結び… いろいろな社寺がありますので、その時々に合った神様を選ぶのも良いかもしれませんね。
 一般的に、正月三が日に参拝するのを初詣といっていますが、1月中に参拝すれば、特に問題はないともいいます。また、多数の神社仏閣へ参拝すれば、いろいろな御利益があるという説もありますが、各地各家庭において、初詣の習わしは違うと思います。いろいろな形がございますが、何れにしましても、新年にあたって何処かへお参りし、一年の無事と平安を祈るという事が大切です。
 新しい歳神さまをお迎えする元日、一年はあらたまります。年末の準備から初詣の行事を通して、新しい一年の無事をお祈りしたいですね。
 2010年寅年の一年が、皆様にとって実りある輝かしい年でありますように。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ☆Fain☆ カテゴリー 年中行事

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イラスト : 年賀状寅年

2010年01月02日

「おせち」「おせち料理」

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お正月は日本にある年中行事の中で最も特別で素晴らしい行事です。門松を立て、神棚にしめ飾りを張り、床の間に鏡餅を供える。これらはすべて歳神様というお正月の神様を迎えるための設(しつら)えなのです。最近は段々と簡略化されつつありますが、十二月に入りますとスーパーやデパートなどではお正月用のお供え物の見本が必ず展示されます。
おせち料理とは本来は歳神様へのお供物(くもつ)で、かつては年に5回ある節句(人日〔じんじつ〕、上巳〔じょうし〕、端午〔たんご〕、七夕〔たなばた〕、重陽〔ちょうよう〕)のお供え料理すべてを指す言葉だったのですが、今日では 「おせち」と言えばお正月料理のみを指すようになりました。おせち料理をお正月に食べるようになったのは、歴史の中で伝承されてきた、歳神様はお料理を供えてもらったかわりに私たらに新しい生きる活カを与えてくださるという神道の考え方が基本になっているのです。

<おせち料理とその意味>
一の重:祝い肴・口取り
(イ)紅白かまぼこ(赤は魔よけ、白は清浄)
(ロ)数の子(子孫繁栄)
(ハ)黒豆(健康・勤勉・まめまめしいに通じる)
(ニ)きんとん(金運)
(ホ)昆布巻(喜ぶに通じる)
(へ)伊達巻(文化繁栄)
ニの重:焼き物(海の幸)
(イ)鯛(めでたいに通じる)
(ロ)鮭・ぶり(歳神様に供える年取り魚)
(ハ)海老(長寿)
(ニ)イカ(飾り切りにして松笠に見立てる)
三の重:煮物
(イ)里芋(子孫繁栄)
(ロ)くわい(芽が出る)
(ハ)八ツ頭(万事人の上に立つ)
(ニ)椎茸(松に見立てる)
(ホ)竹の子(竹に見立てる)
(へ)人参(梅型に作る)
(ト)その他、ごぼう・蓮根など
与(よ)の重:酢の物
(イ)紅白なます (祝いの水引に見立てる)
(ロ)酢蓮根 (将来の見通しがよくなる)
(ハ)菊花蕪 (無病息災など)
五の重:控えの重
何も入れない (繁栄の余地があることに通じる)

地域により少々異なりますが、食材には上に記したようにそれぞれを使う意味とともに良いいわれがあるのです。
このように様々な縁起ものをあしらいつつ一品一品を手作りすること自体に儀式的な意味合いがありましたおせち料理は、かつては除夜の鐘とともに神棚に供えてから一家で食したものですが、現在は少しずつ古い習慣が消えていく中で昔から続くおせち料理の型も薄れ、生活の豊かさや多様性を反映してでしょうか、高級料亭のものや洋風のもの、また中華のおせち料理など目新しいものも現れて私たちに選ぶ楽しみや賞味する喜びを与える反面、伝統のおせち料理を手作りするご家庭が減少しつつあるのはまた残念でもあります。
これらのお料理は古来より日本にいらっしゃる神様への供御(くご)なのですから、そこには多少の変化こそあれ、私たち一人一人がここに息づくしきたりの心を感じ、これから始まる新しい一日へ大切に取り入れてみてはいかがでしょうか。きっと私たらの暮らしがより彩りのある豊かで素晴しいものになるのではないかと思われてなりません。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Angel カテゴリー 季節の行事

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イラスト : おせち

2010年01月07日

『七草粥』

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 正月七日の朝、七草粥を食べる風習があり、正月行事として定着しています。もともとは一月七日の人日(じんじつ)の日に行われる人日の節句の行事で、五節句のひとつです。中国前漢の時代に、元日は鶏、二日は狗(犬)、三日は猪、四日は羊、五日は牛、六日は馬、七日は人の日として占いを立て、八日に穀を占って新年の運勢をみていました。唐の時代になると、人日の日に七種菜羹(ななしゅさいかん)という七種類の若菜を入れた汁物を食べて無病息災を願うようになりました。これが日本へ伝来し、若草摘みという日本の風習と結びついて平安時代の宮中行事として七草粥を食べるようになり、江戸時代に一般に広まりました。年の初めに若菜を食べて自然界から新しい生命力をいただくと同時に、青菜の不足しがちな時期でもあり、おせち料理で疲れた胃を休めるという効用もあります。
 七草は日本のハーブと言われていますが、セリには鉄分が多く含まれ増血作用があります。ナズナは熱を下げたり、尿の出をよくするなどの作用があります。ハコベラはタンパク質やミネラルを多く含み、古くから薬草として使われています。ゴギョウは咳や痰によく、ホトケノザは胃腸によいと言われています。スズナは蕪、スズシロは大根のことで、それぞれの葉には豊富なビタミンが含まれています。
 お餅とおせち料理で少々正月疲れの胃腸の回復に、みずみずしい若菜のお粥を用意されてはいかがでしょうか。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー 年中行事しきたり

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フォト : 七草粥


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2010年01月08日

成人の日

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 1月の第二月曜日は成人の日です。今年は1月11日ですね。私にとって成人の日は1月15日で固定されていた印象のほうが強いのですが、2000年から第二月曜日に変更になりました。

 地方によっては成人の日にとらわれることなくお正月休みに成人式を行うところもあるようです。都会に出て働いたり、勉強したりしている若い人達が帰省している間に開催すれば出席しやすいでしょうから合理的な考えですね。一時期、荒れる成人式のニュースを目にすることがありました。成人式の会場で酔っぱらったり、騒いで来賓の方の祝辞を聞かなかったり。ずいぶんと精神的に幼い成人達だと思っていましたが、最近は少し減ってきたようです。私の住んでいる地域では成人式を迎える人達が自分達で式を企画します。約一年前にメンバーを募集し一年かけて晴れの日のために準備しています。主催者側もお仕着せの式ではなく、本人達の心に残る式を考えるようになってきたのでしょうか。

 新成人の方には、ここでもう一度成人になるという意味について考えていただきたいと思います。晴れ着で記念写真を撮ることもいい記念になりますが、それだけでいいはずはありません。‘大人の仲間入りをする’というのはどういうことか、どういう責任が生まれ、権利が与えられるのかしっかり考えてください。そして自分をここまで育ててくれたご家族の方、周りの方への感謝を忘れずにいてほしいと思います。決して一人で大きくなったわけではないのですから。

 成人式をお迎えになる新成人の方々、そしてご家族のみなさま、本当におめでとうございます。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー 季節の行事

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フォト : 成人式


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2010年01月12日

爽やかな挨拶

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 年越しを迎えた会社のビルの中は、新年仕事初めまで人の気配がなくなり、年末年始の街の賑わいに反して、ガランとして静まりかえっていることでしょう。
 今年は夏に社屋の引越しがあり、巣鴨から渋谷という正反対の土地に移って参りました。授業の時だけ通勤する講師の私も、通勤の街並みには慣れたのですが、ランチタイムのお店さがしの楽しみはまだまだこれからです。
 そんな時々の出勤にも関わらず、こちらのビルに移って感じること、それは出会う方々の挨拶が素晴らしいということです!
 どの場所で会ってもすがすがしい笑顔で「お疲れさまです」とおっしゃって下さいます。廊下で会えば、ニコッと笑って…、狭い通路ならば斜めに体をさっとひいて…、エレベーターでは、手を扉にそえながら…。降りる時には「お先にどうぞ」などなど…。いつも気持ちのよい態度で接して下さいます。
 もちろん私にだけでなく、どなたに会っても同じように爽やかな挨拶が交わされています。おかげさまで、毎回私は気持ちよく仕事に向かうことができます。
 会社で交わされる挨拶は、その会社のイメージそのものです。
 そして、会社に見える方々は、会社とはなにかしらの関係がある方々です。相手が誰であれ、関係者ならば、爽やかな挨拶でお迎えする!最高の接遇です!
 折しも新しい年を迎えようとしています。
 来るべき新年、心新たにすがすがしい挨拶で迎えたいものですね。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー マナー・礼儀

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フォト : つかさひろしさん彩色書より

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2010年01月13日

『大寒』

 大寒は二十四節気の最後の節で、1月20日ごろをいいます。1月5日ごろの寒の入りを指す小寒は、寒さが最も厳しくなる前とか、寒さが加わるころという意味です。小寒後15日で大寒に入り、大寒後15日で寒が明けます。小寒から寒が明ける節分までが寒の内と呼ばれています。大寒は寒の内の真ん中に当たり、最も寒い時期をあらわします。
 二十四節気とは、古来中国で、季節を知るために太陽の動きに合わせて1年を24等分して、それぞれの季節にふさわしい名を付けたもので、日本に伝わりました。
 寒入りの小寒から寒明けの節分までの寒の内に、寒中見舞いを出す習わしがあります。寒さの厳しい時期に、相手の健康を気遣う季節の挨拶状です。喪中の時や年賀状を出せなかった時に、年賀状に代えて出すことがあります。年賀欠礼の挨拶状を受け取った側が、年賀状の代わりに出すこともあります。
 武道ではこのころ寒稽古が行われます。寒さに耐えて体や技芸を鍛錬することを目的とするもので、海や川では寒中水泳が行われたり、寒念仏などの宗教的な行事も営まれます。
 また、凍り豆腐、寒天、酒、味噌など寒気を利用した食物が仕込まれる時期にも当たります。
 最近は地球温暖化のせいか、庭に霜柱も立たなくなり、霜やけに悩まされることも少なくなりましたが、諸々の寒さが身にしみる日本列島です。節分の翌日が立春、厳しい寒さの後春は必ず訪れます。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー 季節の行事

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2010年01月19日

女正月は艶やかな“細雪”の観劇

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 明治座のある人形町は、静かな佇まいの中、紅白のもち花と正月飾りの見事さは、江戸の歴史・文化をその佇まいに残しています。明治座までは、和服で歩くのにちょうどよいほどの距離、約500メートルぐらいでしょうか…
 伝統の技を残す人形焼店、型抜きを誇るかつての水飴屋の和菓子店。漬物に甘酒、明治の初めから営業している豆腐店など、横目で楽しみ到着、開演を待ちます。
 本日の席は出演者のご手配によるもの。前列から4番目の中央の席に、美しい四姉妹のごとくに並びます。息遣いまで聞こえるほどの舞台との距離。目の前の美しい着物姿に、言葉に、所作にストーリーに目は奪われ、初春の細雪はお正月に相応しく、艶やかに幕があがっていました。あの谷崎文学を菊田一夫が脚本。ロングセラーの演目にて、名女優がそれぞれに演じています。儚くも美しい四姉妹の物語は以前、帝劇でも華のように咲きほこる女優たちの舞台を楽しみました。舞台は昭和10年代なのに心に染み入ります。何がそうさせるのでしょう!… 時代は変わっても、見る人の心に人を思う優しさも大切な心遣いと、環境に適応しようとする自立心と努力、現代こそ必要とされる生き方であると… そう思えてなりません。だからこそ生き生きと心に響くのでしょう…!
 カーテンコールの美しい紅しだれをバックに、四姉妹の優雅な姿はまさに圧巻。女正月を堪能した次第です。
 初春の行事に小正月があります。この1月15日は女正月とも言われ、女性たちが大正月の忙しさから解放され、芝居見物や初釜、初春を楽しむ会合に出掛けます。きもの姿が目につき、かつて成人式はこの15日に行われ、華やかさを誘っていました。小豆粥を食し、正月飾りをどんと焼きにくべ、無病息災を祈り五穀豊穣を願い、寒餅をついたりします。寒中の行事は、寒さを吹き飛ばすほど、勇壮、豪快に行われます。かつての宮中行事の「左義長」は現在も行われているように、書初めも火の中にくべ祈るなど、各地に伝統は残されています。

細雪…
 映画・舞台で度々上演され有名です。「春の雪」(東宝映画にてマナー指導)出演の尼門跡つきの尼僧を演じた女優 三谷さまの平成21年の年賀状からこの一年後に、この度観劇が実現(かつて帝劇にても上演出演です)。思いを伝えることの大切さは、様々な手段からコミュニケート。観劇の目的から新たな思い出と人への思いが心が生じます。楽屋にささやかな楽屋見舞いをお届けし、初めてお作りの名入りの手ぬぐいは、舞台をつとめる祝いの記念にご用意。私たちの手元に爽やかに残ります。次女(幸子)の友人として登場。しなやかなお姿が印象的。この美しい情緒豊かなお芝居は明治座にて28日まで上演。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の行事

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フォト : 明治座公演「細雪」

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2010年01月22日

女正月を楽しむ

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 先日、マナー文化教育協会において『女正月』についての研究会がございました。
 1月15日は『小正月』で、15日の朝は家族の健康を祈念し、1年中病気をしませんように、と「小豆粥」(「15日がゆ」ともいいます)をいただきます。
 また、全国の神社、村や町で正月飾りや古い御札、書初め等を燃やす「とんど(どんと)焼き」という行事もございます。大きな火を焚く事は魔除けや世界を清浄するという意味合いを持ち、この火に当った者は病気にならない。この火で焼いたお団子をいただくと無病息災でその年を過ごせる。また、書初めが高く燃え上がれば字が上達する、等とも言われます。
 そして、1月15日は『女正月』でもあります。
 本来、1月15日で正月の全てが終了すると言われ、暮れの大掃除から、おせち料理作り、年始客の接待等々、何かと忙しかった女性達のお正月疲れを取るための休息日であります。14日は「女の年取り」と言ってお夕飯は男性が作る地方や、15日のお昼から晩にかけて「女の酒盛り」といい、男子禁制の酒宴を開くところなどもあるそうです。
 現代においては共働き、核家族化もすすみ、女性だけが忙しく立ち振る舞うということはあまりございませんが、お正月が明け、お互いに労いつつ『女正月』を楽しむのもよろしいのではないでしょうか。
 研究会ではお正月に因んだ設えをし、屠蘇器で1年間の邪気を祓い長寿を願って御屠蘇をいただき、また「歯固め」の行事に因み「菱葩餅」をいただきました。「歯固め」は平安時代、お正月の宮中の重要な行事「お歯固め」なるものがあり、「歯」を「齢」と解して、歯を固める=長寿の素と考えられていたようです。白いお餅(羽二重餅)に菱形の紅色のお餅を張りぼかし、白味噌餡と甘い蜜漬けゴボウを挟んだ「菱葩餅」はとても美味しかったです。新年のお菓子、初釜のお菓子としていただきます。
 その他にも、おめでたい文様(宝尽や亀甲、鳳凰等)やおみくじのお話、回文を使ったおめでたい掛け軸のお話等を聞きながら皆で『女正月』を楽しませていただきました。
 年の初めの年中行事、これからも1年間の健康と長寿を願い大切に伝え、行っていきたいと思います。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ☆Fain☆ カテゴリー 季節の行事

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イラスト : 花びら餅

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2010年01月25日

気が付いたらやる … 一日一善 …


 以前新聞に載っていたコラムを何気なく読んでいて気づかされた事があり、以来できるだけ心掛けていることがあります。
 それは「気が付いたらやる」ということです。

 そのコラムに出てきた少女は筆者のお友達です。二人で廊下を歩いていると、ポスターが剥がれているのに気付きます。彼女は何も言わずその掲示物を鋲で止め直しました。ある日は、公園のゴミ箱の近くに缶が落ちています。彼女は少し離れたその場所に行き、缶をゴミ箱へ入れました。筆者は彼女に聞きます。「そのポスター○○ちゃんが書いたものなの?」「それは○○ちゃんが捨てたゴミじゃないのに。」「どうしてわざわざそんな事してるの?」
 彼女は答えました。「気が付いてしまったらヤルって決めたから。」
 
 「気が付いたらやる」という当たり前の事。でも果たして自分にできているだろうか?と考えた時、「見て見ぬフリ」をしている事が多々あることに気が付きました。
 会社でも、学校でも、通っている道でも、家の中でも。至るところで気が付く事があります。出しっぱなしやゴミが落ちている、洗面台が汚れている、使わなくなった物を放置している、他にもいろいろ、実は気が付いているのにそのままになっている事が沢山あるのです。
 出来ていないのは「まあいいや」「別に自分がやらなくても誰かがやるだろう」もしくは「面倒臭い」等のだらしなさや自分本位な気持ちです。
 しかし、気が付いた時にそれをやる事で、自分だけではなく他の誰かも良い気持ちになったり、助かったりします。
 ただ、「やらねば」といった気持ちでずっとその事ばかりを意識していると、逆に意気込み過ぎて三日坊主にもなり兼ねませんので、一日一善の気持ちで、気が付いたらやる、を続けられれば良いかと思います。
 毎日1つずつコツコツと「気が付いたらやる」を心掛けていけば、周りも自分も気持ちよく過ごす事ができます。身の回りも自然と綺麗になってきます。
 最初は「通りしなに、気が付いた事を片付ける」といった感じでよいと思います。当たり前の事を当たり前にできるように、少しずつ心掛けていきたいですね。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ☆Fain☆ カテゴリー 心構え

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2010年01月26日

ファンを作るには…

 私はいつも、電車とバスを乗り継いで通勤している。特にバスにおいては、毎日違う運転手の方であるが、何度も顔を見たことがある運転手さんもたくさんいる。そのような毎日で、いつもきちんとした対応でお仕事をしているなあと感じられる運転手さんがいた。その方は、挨拶をはじめ、全くバスの乗り方を知らないお客様に対しても懇切丁寧な態度でもって教えてあげたりしている。他の運転手さんは、正しいバスの乗り場を黙って指だけで指し示す人もいれば、「このバスじゃないよ」とだけ冷たく伝えるだけの方もいる。しかし、常に誠意ある態度でもってお客様に接している運転手さんは本当にいつも素晴しい。
年齢はまだ30代前半であろうか… そんなある日、私の地域でとても寒い朝を先日迎えた。バスターミナルで寒さをこらえてやっとバスが到着し乗り込むと、余り暖かさが感じられない。「あれっ」と思っていると、お客様が全員乗り切ると、運転手さんは立ち上がり乗客に向かって、「申し訳ございません。暖房が故障しており、皆様にはご迷惑をお掛けいたします。」旨を伝え、またお詫びし、深々と頭を下げたのである。この行為だけでも驚くのに、何と乗客がブザーを押して降りる度に、一人ずつ、「本日は申し訳ございませんでした」と必ず声を掛けられていたのである。
この誠意ある態度に心を打たれ、その光景を見ているだけで、心もそして体も温まっていったことは言うまでもありません。今までも同じような故障は必ずあったが、そのような応対をされたのは初めてであった。あの運転手さんには、ずっとお世話になりたい。久しぶりにお客というより、ファンになった気がした!

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Oyasai カテゴリー おもてなし心

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2010年01月29日

「浅草寺縁起」に …楽しみは尽きない浅草…

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 西暦628年「天より百尺ばかりの金龍が舞い降りて観音様をお守りした」とある、浅草寺の山号「金龍山」の由来である。浅草寺本堂天井に描かれた、川端龍子による「龍の図」が巨大な金龍へと姿を変えて、本堂を守る姿を本堂囲いのメッシュシートに表現している。
お正月に訪れたときの驚きは言いがたいほど、離れがたく圧巻であった。
 かつて一年中、一日中賑わっていた寺町浅草は、「人をかき分けないと歩けないほどであった」と、浅草に古くからお住まいの方の話し。残された絵には、今の賑わいとは格段の差である。それほどに人気の浅草は、神社仏閣のデパートとも言われるほどお寺も多かった。懐かしい思い出に、毎年の両国の川開き(隅田川の花火のこと)は知り合いのお寺の2階からである。なかなかの眺めに、母に連れられて弟と浅草に来るのが最高の楽しみ。寺から寺へとつたい歩きが出来るほどであったから、寺町の言葉にうなずける。今は様変わりしているが、その中でも伝法院のお庭は見事。今もその姿を留めている。江戸時代、将軍だけが眺められた美しい庭… 残念だが特別にしか眺めることは出来ない。
 縁あって、年に数回季節にあわせて訪れ、楽しみは増すばかり… 浅草は焼失して、昭和35年に再建。江戸から明治の頃は、最高の繁華街であった。随所に見られる「縁起」などに、知れば知るほどわくわくしてくる。「観光客ツアー」もあるが、一人歩いてぐるりと浅草寺をめがけて探求もしてみたい、いや、しつつある、早17年。ファイナルはやはり芝居見物であろうか。出来うることなら幕間にお召しかえもしながら… 浅草の楽しみは尽きない。

PS. 山本寛斎プロジェクトによる「金龍山浅草寺平成本堂大修繕美観プロジェクト」が進行中。11月末に完成、落慶が楽しみである。本堂囲いのメッシュシートに描かれた龍の姿をぜひご覧いただきたい。

「縁起」とは、物事の起こり。お寺や神社の創立の由来や、それを書いた本を指す。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 文化

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フォト : 金龍山浅草寺平成本堂大修繕美観プロジェクトの龍

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