
立春の朝は、庭先に豆まきの豆が散らばって、スズメがチュンチュンとついばんでいる。…そんな光景を昨今は目にしなくなりました。「鬼は外!福は内!」の声は、どの家より早く、どの家よりも元気よく…!ところが…、どこからも聞こえて来ないこの声に、ついつい私の声は「ふくはぅちぃ…」「ぉにはそとぉ…」と小さくなってしまいます。こんな声で果たして祓えになったのでしょうか?
節分の翌日は立春です。禅宗では玄関に「立春大吉」と書いた紙を貼る風習があるそうです。
この四文字、お気づきですか?どれも左右対称なのです。表から見ても『立春大吉』裏から見ても『立春大吉』立春前夜の節分に、鬼を家の中に入れない『おまじない』だそうです。
鬼は『立春大吉』とはられた玄関から家の中に入りました。振り返って見ると、また『立春大吉』です。あら、ここにも入口が…と、今入ってきた玄関から再び外へ出てしまうというわけです。
立春前夜、鬼たちが玄関の入口で 出たり入ったりしている姿を想像してみてください…。
ほのぼのとした一枚の絵が描けそうですね。なんともウイットにとんだおまじないではないでしょうか…?
そういえば、左右対称となる漢字は他にもたくさんありますね。
『立春中吉』『立春小吉』…も。どうせ貼るなら やはり『立春大吉』でしょうか…?
春とは名ばかりの2月。上着を着てもまだまだ寒く、更に一枚、と衣服を重ねるところから『着更着』『きさらぎ』『如月』。 今年、東京の立春の朝、我が家の庭先はうっすらと雪景色となりました。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー 季節の話題
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フォト : 「立春大吉」貼り紙