
昨年11月にオバマ大統領が来日して皇居を訪問した際に、出迎えた天皇陛下と握手を交わしながら深々と頭を下げてお辞儀をしたことが評判になりました。
一般的にはお辞儀をしながら握手をするのは、正しいマナーとは言えませんが、日本では非常に礼儀正しい態度だと好感を持った人が多かったようです。
一方、米国では、大統領が謝罪をしているようだと非難の声が高かったようです。
在日の米国人によると、日本でのお辞儀と握手の使い分けは難しく、時に戸惑うとのことです。握手をしようとしたら相手に頭を下げられたり、逆に頭を下げたら相手が握手の手を出してきていたりするようです。日本人同士だとお互いの間柄とか親疎の関係などにより、お辞儀か握手かの選択の微妙なニュアンスがすぐつかめて円滑に挨拶ができるものです。目上の方へはお辞儀、同輩や後輩とは握手、相手が手を差し出してきたら目上の方とも握手になることがあります。目上の方だと握手しながらも、恐縮して何となくお辞儀をしてしまうこともあるように思います。
オバマ大統領は、日本の作法をもって天皇陛下に拝謁し敬意を表したのだと考えます。新聞に掲載された写真を見ると、大柄な身体を60度くらい曲げた大統領の姿から、真摯な誠意が伝わってきます。
形だけのマナーは一方通行で終わってしまいます。文化の違いで多少ちぐはぐになってしまっても、マナーは自分の心を相手の心に伝えるものだということを改めて感じました。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー マナー心
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フォト : オバマお辞儀を報じたLAタイムズのブログ記事より