
竹久夢二伊香保記念館
二日目の帰り、ちょっと時間があまったので近くにあった竹久夢二記念館に行ってみることにしました。パンフレットを見ると本館(大正ロマンの館・黒船館)、別館(音のテーマ館)、新館(義山楼)にわかれています。全部を見る時間はなかったので友人と相談して義山楼--ぎやまんろう--だけを見学することにしました。大正の和ガラスの展示館です。
勝手に見るのではなく、説明をしてくださる方がいるらしく、グループごとに順番に行くようです。私と友人が待っていると6、7人のグループがいらっしゃいました。どうもその方たちとご一緒するようです。中国の方たちだったようで日本語の説明のあとに通訳の方が中国語で説明をしていました。一通り回った後、帰ろうとする私たちに説明をしてくださった方が「外国の方と一緒で申し訳ありませんでした」と謝ったのです。何も不愉快に感じていなかったのでそう言うと「何かご質問はありませんか?」と聞いてくださいました。ちょうど使い道のわからない展示品があったのでそれの用途をうかがうと、結局反対まわりで全てまた説明してくださいました。使われている照明もすべて当時のもの、それどころか義山楼を立てた建築材も伊香保や遠く京都などから古い建物を解体する時にでた建材をとりよせて使ったそうです。竹久夢二のファンの方たちの、ネットワークとでもいうのでしょうか、たくさんの方から建材を寄贈していただけたのだそうです。
普通に回ったときよりもきっといいお話をじっくり聞かせていただくことができたのだろうと思います。伊香保での最後の思い出でしたが、なんで伊香保の方たちはこんなに親切なのだろうかと嬉しくなりました。
大正時代のレトロで不揃いなガラス器---あんな器でいただいたらかき氷もさぞ懐かしい味がするだろうと思ったり、しずくのような形をした照明器具を我が家の階段につけたら素敵などと思ったりしながら、優しい気持ちで記念館をあとにしました。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー こころ豊かに
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フォト : 夢二美術研究所 日本昔硝子館「義山楼」