
2010 桜フェスタが行われている、桜通りの桜の幹に掲げられていた、「ひこばえを切らないで」と書かれた札が目に留まる。
渋谷の駅を背に、246号線を渡る歩道橋を上ると、桜通りが目に入る。両側の桜は、ときを待っていたかのように一斉に花をつける。企業の名入りのピンクのランタンが3月の始めに掲げられ、ここでサクラフェスタが行われることが予想された。案の定、桜祭りは4月2日・3日に、昨年夏からこの地を通り、オフィスに向かう私が初めて目にする名の通り(桜通り)の桜並木である。
桜を愛で、携帯に入れる人、車を停めて眺める人と、朝に夕にと連日桜を仰いで楽しんでいる。時を告げる桜前線も、やがて北上、青空をバックに桜色の見事なとき、ライトアップされ、つかの間足を止めて、遠くから眺めたりと、ここ渋谷の桜通りの桜にしばし酔うことにする。しかし、ひこばえを切らないで!との札に、桜を守ろうと桜を思いやることも、私たちが自然から享受する恵みへの心づかいもマナーである。
NPO法人 渋谷さくら育樹の会は、桜の樹木を守ろうと活動している。桜は木のエネルギーがなくなると、急いで葉を出し、光合成し、補おうとする枝をひこばえと言うのであるが、手の触れるところの初々しい若葉を切らないでと訴えている。手の届くところに、幹から若葉を、花をつけている枝は、桜があえいでいる姿なのである。太い幹から出ている姿は、なんとも可憐でも痛々しい。
桜フェスタから思いがけない言葉に遭遇し、ここにも自然を大切にする心づかいは、後世に残す先人のマナーであると、ひこばえの言葉とともに認識した次第である。
NPO法人 渋谷さくら育樹の会
---さくらの花が咲きほころび、人々が集う美しい丘の街--- を提唱
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題
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フォト : ひこばえ(桜丘)