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喫茶のたのしみ

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 日々の生活に欠くことのできないお茶。今年も、新茶の出来を味わう季節が近づいてきました。かつて、家屋敷の周りに茶の木が植えてあったことから、若葉を摘むなど、家の手伝いをした遠い記憶が蘇ります。
 中国より伝わり、日本で独自の文化を花開かせた抹茶と煎茶の世界は、どちらも喫茶をたのしむと同時に、美術品とも思われる道具を鑑賞しながら、人と人との交流の場として、また、知的欲求を満たすことのできるサロンとして存在していました。そこに用いられる掛物や道具には、各々個性に溢れ、使う人の感性が加わり、いつも新たな美の発見があります。
 20年も前のこと、台湾を訪れた折に、陸羽の「茶経」の一部に遭遇し、願ってもないことと感動をした覚えがあります。
 鎌倉時代、茶の文化を広めた栄西禅師は、その著書「喫茶養生記」の序で、「茶は養生の仙薬なり」と述べています。心身を癒し、健康で生きるための妙薬として認識されていました、さらに江戸時代の、貴重な道具の数々が、いかに喫茶の場を彩っていたかを知るにつけ、あらためて「日本の美の発見」と「The Joy of Tea Drinking」、喜びと感動を抱きます。
 中国茶のたのしみ方も、時代と共に加わり、「まあお茶でもどうですか?」とつかの間、心身を癒し、互いに共有する時と場から、今あることの幸せを感じながら、明日への活力へと誘われます。
 お茶とはなんと不思議な飲み物でしょう…
「お茶に酔う」とは…? 奥深く素晴しい出会いがありました。
出光美術館では、6月6日(日)まで、愛用・愛玩の世界・茶の室礼・喫茶の彩りと、時代の名品が展示されています。離れがたく、再々足を運び、まさに酔うがのごとくでした。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 文化

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2010年04月28日 09:11に投稿されたエントリーのページです。

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