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“生活は質素に、仕事は贅沢に”

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 人間国宝 刀匠 大隈俊平氏の座右の銘である。
 群馬県太田市の名誉市民で、重要無形文化財保存者(人間国宝)であった刀匠 大隈俊平氏の遺作展が開催され、かねてからご案内をいただいており、氏の座右の銘“生活は質素に、仕事は贅沢に”をお聞きしていたことから、作品をこの目でぜひにと、遺作展に足を運ぶ。思いがけないことに出かける当日、NHK朝7時のニュースの中で遺作展の模様を紹介していたことは、偶然であるが驚きであった。足を運ぶ前に、映像を通して、仕事にかける氏の思い、作品の見事さ、また仕事着などの紹介もあり、会場を訪れる喜びはいっそう高まったのである。会場入口に設置されたビデオでは、自宅の仕事場での、氏の作品に向ける崇高な姿、目と耳で見極める完成までの工程、銘を刻み、研ぎ師に手渡されるまでをこのビデオからうかがい知ることができた。
 自宅はやがて市の美術館となり、ここに氏の作品、仕事場も存続されるとのことである。遺族は、庭の片隅に居を構えるとのこと。ご自宅を訪れ、香を手向けることができたが、生前に一度お目にかかりたかったと…
会場には氏の筆による「鋼の華」が展示され、氏のお好きであった庭の花が奥様の手で添えられている。私をお送りくださった奥様のお別れのお姿が今も目に焼きついている。
「鋼の華」とは、刀のことである。芸術性を帯びた美術品としての作品は、最高の材料を使って、一流の研ぎ師の手を経て完成されている。これが、仕事は贅沢に…と言われる所以であろう…
短刀を始めとして、大太刀に至るまで、21口の作品にお目もじする。美しい、しなやかで強靭の姿は、氏の生き方とともに存在し続けるのである。ご遺族の方々の安らかなる日々と、氏のご冥福をお祈り申し上げる。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 文化

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フォト : 大隈俊平遺作展 パンフレット

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2010年05月26日 10:26に投稿されたエントリーのページです。

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