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夏が旬の「鮑(あわび)」

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 夏が相応しい言葉の“ボーイ・ハント”はすでに死語(?)。 懐かしくお思いの方もおいでであろう…
 今では“婚活”なる言葉がボーイ・ハントにとって代わり、夏だけでなく季節感のない言葉として就職活動と同様に婚活も様々な出会いを通して行われている。
 8月が旬の鮑は、2枚の貝を持たない巻貝のため、常に「ふた」となる相手を求めていると考えられ、「鮑の恋の片思い」という辛い恋心を表現する慣用句も生まれていることは知るところであるが…
 鮑は生でも、煮ても焼いてもとてもおいしく、中国料理、フレンチ、日本料理にと高級食材の一つとして使われ、ことにめでたい席では、伊勢エビと同様に喜ばれ、日本全国で生息し、収穫され、人気の高いことでも有名である。
 鮑は太古の時代から人々の口を喜ばせていたようで、縄文時代以降の貝塚から、貝殻が出土していることでもうなづける。日本書紀には倭姫命(やまとひめみこと)が、伊勢の国に来た際、海女が献上した鮑を大変気に入り、毎年伊勢神宮に貢納するよう命じたという神話が残っている。以来、鮑を薄く切って乾燥させたの斗鮑が納められるようになる。結婚式の結納には欠かせない一品として残り、現在も使われている。
 鮑の旬は、産卵期を前にした8月頃。水温が低下し始め、産卵期を迎えると、多くの産地で禁漁期間が始まる。鮑は4年で10cmほどしか成長せず、乱獲を防ぐために長崎では、縦長10cm以内の鮑は水揚げしないという決まりがある。漁獲量の制限も高級食材とされる理由の一つであろう…。
 かつて若かりし頃、宅配された生の鮑の料理に苦慮、にがい思い出がある。多めに塩をふり、中まで身をギュッと締めると、磯の香りとコリコリした食感が楽しめる。刺身にバター焼きにと、旬を味わいたい。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題

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フォト : 鮑料理


PS.鮑は儀式用の肴として、祝意をあらわすもの。折った色紙に挟み、進物に添えられる。現在は紙で代用のの斗を使う。

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2010年08月19日 09:19に投稿されたエントリーのページです。

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