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2010年09月 アーカイブ

2010年09月01日

秋草によせるおもい

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 箱根仙石原の湿生花園の女郎花(オミナエシ)が見頃である。ワレモコウもそろって楽しめるとの情報をいただく。また、秩父の七草寺では、秋の七草を七寺にそれぞれに植え、それらの花々を持ち寄って供養する。毎年情報をいただくのに、訪れることが出来ずに、秋草に思いを馳せる。
 古来から日本人に親しまれ、その姿を写しとり、万葉歌に装束に、家具調度品にと、日本人の美意識を重ねて親しみ、今に至っている。
 夏の盛りに国立能楽堂のコレクション展に足を運ぶ、その折の能装束の素晴しさに目を奪われたのである。桃山時代の装束から、特に江戸時代の装束の華やかな色と文様が、迫力いっぱいに語りかけてくる。白地に金箔で女郎花・桔梗・萩・薄のすり出しは、やさしく風に揺れる姿の草花を写している。豪華絢爛な能装束で、幽玄な霊の世界を静かな動きから表現する能。納涼能での女人装束は、離れて全体像を役に重ねて楽しむことが出来たが、目の当たりに存在するその色と文様の見事さは、古代人の草花に寄せる思いが今も伝わってくるようであった。「網代撫子文様」の見事さなどは、はるかに能楽を通して楽しむのはこの上ないことと。舞台上の能役者の装束をつけた姿を想像した次第である。
 奈良時代に、山上憶良が秋の野の花を詠んでいるのは有名である。この秋草が美術品にあらわれるのは平安時代になってからのこと。桃山時代を経て、文化の大成は江戸時代に及んだ。先人の残した、豊かで美しいこれらの品々は後世に残されていく。
 季節をいとおしみ、様々にゆだねることの出来る幸せを感じている。

「秋の野に咲きたる花を指折りかき數ふれば七種の花。萩の花尾花葛花なでしこの花女郎花また藤袴朝がほの花」 (「万葉集」岩波文庫)

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題

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フォト : 女郎花


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2010年09月02日

新学期

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9月に入りました。長い夏休みも終わって、学生の皆さんは新学期のスタートです。
 長いお休みの間には、家族と旅行をしたり、宿題や研究をしたりと、いろいろな体験をし、大きく成長した人も沢山いると思います。でも、いつもと生活リズムが違って、新学期にはリズムを取り戻すのが大変な人も、中にはいるのではないでしょうか。
 新学期には夏休みの宿題である作品展などもあるようです。皆それぞれに思い思いの作品を製作し、中には大人顔負けの作品を作る人などがいて、私もそんな作品を見るのが楽しみだった記憶があります。
 最近は2期制の学校や、その地方によって新学期のスタートは前後するものの、その殆どは9月1日が新学期となるようです。
 その、9月1日は『防災の日』でもあり、新学期のスタートは防災訓練が行なわれています。
 9月1日は関東大震災、または二百十日にあたり、「防災への備えを怠らないように」と戒めも込められ全国各地で防災訓練が行なわれる日となっています。災害はいつ襲ってくるか分りません。年に一度の防災の日に、避難路、防災道具、持ち出し物等、しっかり確認し、安心して生活したいものです。
 そんなスタートの新学期、これから秋、冬にかけて行事も目白押しです。文化祭や秋の遠足、運動会、受験… 仲間と力を合わせて行なう行事や個人で挑むもの、いろいろです。しっかりと目標を立て、沢山のものに挑み、良い思い出を沢山作って欲しいと思います。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ☆Fain☆ カテゴリー 季節の話題

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フォト : 東京消防庁 平成22年度防災週間ポスター


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2010年09月03日

秋味

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 イワシが豊漁である。サンマに変りそうな気配に少し心配。秋の到来は味覚からと言いたい。潮の流れによる温度の変化からか、本来、サンマの漁獲とともに、今年のサンマの味は?と元気な声とともに秋味の便りが聞かれるというのに、今年は主役がイワシに取って代わりそうである。青魚はことに美味。秋の味覚になくてはならない。イワシもよいがやはりサンマを!オーソドックスに炭火で焼いた大きめな一尾に、大根おろしをたっぷりとそえ、すだちをギュッと搾って豪快にほおばる。うーん、やはりサンマに限ると今年も言いたい。
 落語のはなしではないが、殿様のことばの、「目黒のサンマに限る」は有名。サンマを焼き、人々に振る舞う目黒の商店街の様子は、毎年お馴染みである。イワシでは話にならない、というとイワシに失礼。怒られそうであるが、魚の違いは大いにある。イワシはタタキで、サンマは塩焼きで…と今年も秋味を楽しみたいものである。
 先日のニュースでは、一尾500円もしていたが… 庶民の食から遠い存在になりそうな今、なんとか秋味を楽しめる季節であってほしい!と願いたい。
 「6日の夕食は、サンマを炭火で焼きます。どうぞお出掛け下さい。」とご案内をいただく。せっかくの機会、間に合うように足を運ぶことにする。お供は何がよろしいだろう!… 楽しみである。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題

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フォト : 焼きサンマ イメージ

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2010年09月06日

夏衣から単衣(ひとえ)へ

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 菊、月にうさぎの柄が目に入る、九月・長月に入りました。
 盛夏でのきものは夏衣(なつごろも)。この夏衣とは、薄もの(絽・紗・上布など透けるきもののことを指す)のきものを身につけることです。まだまだ残暑の続く日々ですが、この行き会いの季節に虫の音が時を告げ始めました。
 和服は、六月と九月には単衣を着用します。この九月は落ち着いた色を選び、まだしばらくは夏帯で季節を表現し楽しみます。長襦袢は薄ものに塩瀬の衿をつけ、単衣のきものに合わせ、袖から風を通してしばらく着用するのがこの季節の私好みの着方です。薄ものを名残り惜しむかのように、袖口、身八つ口から長襦袢の色が見えるだけでも涼しげです。
 TPOに合わせて季節を纏い演出する術は、いつの時代も素敵ですが、礼を尽くして振る舞うことの出来るのも大人としての豊かさの表れなのでしょう…
 久しぶりの単衣のきものは、十月の袷に入るまでの短い間を楽しみます。六月のそれとは違った色、文様、材質とバリエーション、考えている間に過ぎ行きそうで、油断がなりません。少しの心遣いが自分も周りも楽しくさせてくれます。名残りも先取りも、また、見たてもオシャレのポイント。季節を身に纏い、またその中に溶け込んで楽しみたいものです。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題

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フォト : 夏衣 イメージ

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2010年09月07日

『ありのまま』を受け入れる

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マナー文化教育協会、8月の研究会は『「ありのまま」を受け入れる』をテーマに行ないました。
 皆さんは日頃、人に対してどのように接していらっしゃいますか?「いい・悪い」「できる・出来ない」の優劣の評価の中で接してはいないでしょうか。
 人は「ありのまま」の自分を「そのまま」受け入れて欲しいものです。大人も子供も、それは同じです。
 「ありのまま」の自分をちゃんと見てもらえると、人は認められたと感じ、その認めてくれた人に対して、安心感を覚え、心を開き、良い関係を築くことができます。人との関係において、これはとても重要なことだと思います。
 では「ありのまま」を受け入れるとは、どういうことでしょうか。
 あるがままをそのまま受け止めることです。そこでは自己中心的な考えはしません。自分の考えはとりあえず置いておき、相手の立場に立ち、先ずは一旦受け止めます。自分はそんなことはしない、自分はそうは思わない、ということでも、カラダの外で受け止めることは出来ると思います。
 また、「褒め」られた時に「認め」られたと感じるようです。自分のしたことに対して褒められると、それが間違っていない、これで良かったんだ。そして、またやってみよう!と行動に結びついていきます。勿論結果が悪い事も、納得のいかない事もあると思います。その時に結果だけを見てダメ出しをされてしまうと、何もかもが無駄になってしまいます。その後の努力もなくなってしまいます。ずっとダメ出しを受けてきた人は、「どうせ私なんか」「どうせ無駄」と、自己評価が低くなり、自分を受容できなくなってしまいます。やった過程、そこから繋がる結果と、トータルに見て認めていくことが大切です。
 よく、自分の身内(お子様に対しては特に)に対し、身内なだけに、「なんで(できないの)?」「もっとできるはず!」といった押し付けがでてきます。本人の実力無視で「ないものねだり」をしています。でも、「あるもの」を見つけてあげて、そこをのばすことができれば、結果元気になり、相手もがんばって、いろいろなことが出来るようになるかもしれません。
 「ありのまま」を受け入れること、受け入れられることはとても素晴らしいことです。一番のメリットは、「余計なストレスと闘わずに済むこと」「自分のエネルギーをネガティブなものに注がなくて済むこと」「自分が消耗しなくて済むこと」。その分心に余裕が生まれ、本当に必要なところにエネルギーを注ぎ、本来の目的・目標に向かっていくことができます。
 難しく考える必要はありません。相手の全てを「ありのまま」受け入れる。周りの人とのつながりにおいて、大変重要なことです。普段から、自分の「我」は置いておき、「いい・悪い」「出来る・出来ない」をいれずに人と接していかれたら良いですね。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ☆Fain☆ カテゴリー 心構え

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フォト : イメージ(PUNCH’N’GLOVE マキシシングル「ありのまま」より)


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2010年09月08日

重陽

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 九月九日は、中国思想の陰陽思想による陽の数(奇数)で一番大きな九が二つ重なる日なので「重陽」と呼ばれます。大変めでたい日とされ、重陽の節句として五節句のひとつとなっています。五節句とは、一月七日の人日(じんじつ)の節句、三月三日の上巳(じょうし)の節句、五月五日の端午の節句、七月七日の七夕(しちせき)の節句、そして重陽の節句です。九月九日は旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれています。
 重陽の節句は平安時代初期に中国から伝来し、宮中行事として貴族の間で観菊の宴を開いたり、菊の花びらを浸した菊酒を飲んで長寿を祈ったと言われています。中国では菊の花は不老長寿の薬として栽培され、漢方で薬効が認められています。皇室のご紋章とされている菊は、日本を代表する花ですが、もともとは薬用として中国から伝わった花です。
 室町時代には菊を食用に用いることが始まり、青森県、秋田県、山形県などで生産され、現在でも種々の菊料理が有名です。
 江戸時代には武家でも重陽の節句が祝われ、明治時代まで庶民の間で様々な行事が行われていました。暦が旧暦から新暦に移って、菊が盛んに咲く時期とのずれが生じたためか、行事が現代に引き継がれていないことは残念です。
菊の花の高貴な気品と芳香を求めて、今年は重陽の名残を見つけに菊人形展や菊の品評会などへ出かけたいと思います。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin  カテゴリー 年中行事

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フォト : イメージ


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2010年09月14日

秋味は今年も健在

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初物に舌つづみ

 目黒のサンマ祭りは、今年で15回目を迎え、炭火焼きのサンマを「おいしい!」とほおばる姿が、5日にTVから映像が流れる。今年はサンマが不漁。サンマを目玉にした各地の催しは、中止や延期したとの声も聞き、「無料で提供できる魚でなくなっている」と嘆く声も聞かれる。
 百貨店の鮮魚売り場で一匹500円の値段がつき、北海道直産の焼きたては確か830円相当の値がついていたようであった。例年の3倍はしているようで、とても庶民の食とは言いがたい今年のサンマの値段である。前日に用事とともに百貨店でリサーチを済ませた私は、「6日にサンマを炭火で焼きます。どうぞお出掛け下さい。」とのご案内のサンマを、食しに出向く。
ダイニングには、スタッフが浴衣姿で私を迎える。サプライズである。初めてテーブルをご一緒の方とはサンマ談義に花が咲いた。サンマが取り持つ縁。初物を肴にと、まず冷えたビールで連日の暑気を払い、和やかな気分になる。庭の炉で焼くサンマをしばし待ちながら、居あわせた3人がテーブルを囲み、話がはずむ事もサンマのおかげ… 北海道直産のサンマに、カボスとおろし大根がたっぷりとそえられ運ばれる。左手でサンマの頭をおさえ上身を口に運ぶ。ギュッと搾ったカボスとしょう油の味は、サンマをより引き立て、おいしさは一層である。同席の殿方は、頭と背骨しか残っていない。「いつもこうしてサンマは食する。」との事。私は少々はらわたを残している。新米とシジミ汁、大根のべったら漬けと初物の取り合わせに、シジミはタウリンやアミノ酸が豊富。弱った肝臓を回復させ、栄養価の高いことでおいしさは一層増す。べったら漬けの歯ざわりは、江戸っ子ならではの楽しみ。食はサイエンスなどと3人の話ははずみ、サンマが縁の夕食はまたとないコミュニケーションの場となった。またいつの日かご一緒することもあろうかと…
 豊かに庶民の味を楽しんだ次第である。食は明日への活力。目的を共有し、共感できる幸せに、この日の企画と、スタッフに感謝。おかげ様にて、初物はまさに「ご馳走」であった。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題

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フォト : サンマ イメージ

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2010年09月16日

秋分の日

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 毎年9月23日頃を秋分の日と言い、祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日として国民の祝日に関する法律に定められています。春分の日と秋分の日は、法律で具体的に月日が明記されず、それぞれ春分日、秋分日と規定されています。秋分日は天文学で秋分点と呼ばれる点を太陽が通過する日のことです。毎年2月1日に国立天文台が作成する暦象年表という小冊子に基づき、閣議で来年の春分の日と秋分の日の日にちが決定されています。
 秋分の3日前の日を「彼岸の入り」と言い、3日後を「彼岸の明け」と言ってその7日間を彼岸と言います。秋分の日はその中間に位置するため「彼岸の中日」と呼ばれています。
 もともと農村では、春分の頃に豊作を祈り、秋分の頃に豊作を祝う自然信仰がありました。山の神様である祖先の霊を春分以前に山から里へ迎え、秋分以降に里から山へ送る儀式が行われていました。これがいつしか秋の彼岸として祖先を供養する意味になっていったのです。
 また、明治時代に秋分の日を「秋季皇霊祭」と定め、宮中において祖先を祀る日となったことをきっかけに一般市民の間にも浸透していきました。家族そろってお墓参りに行ったり、祖先を供養する「法会(ほうえ)」が行われたりしています。
 秋分の日は、春分の日と同様、昼と夜の長さが等しくなる日で、日一日と夜の長さが長くなります。暑さ寒さも彼岸までと言われるように、例年では、いよいよ秋の始まりかと夏との別れに多少郷愁を感じたりする日ですが、今年はできればサッとキッパリ、夏とお別れしたいと念じます。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin  カテゴリー 年中行事

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2010年09月17日

敬老の祝い

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 長寿の祝いは長い人生の節目として、その年齢になったときに加寿の祝いをする。
 国民の祝日の一つとなった敬老も、老いを敬うことから、様々に地域に合わせた祝いの行事が催されている。また、家族における行事の一つとして、この日を皆で集まる日、コミュニケーションを交わす日として、大切に存在している。
 敬老への心の表わし方はそれぞれに異なる。「あなたのことを忘れていません。」「よい人生を、私たちのお手本としてお元気にお過ごしいただきたい。」などと表現。目的があることは嬉しいこと。決して「多忙」などと言わず、該当する人が近くにいる場合は、にこやかに声がけをしたい。メッセージカードをお届けするのもよし。好物の食べ物を持参する、あるいは、美しい花などをお届けするのもよい。人生の大切な先輩に… 相手が喜ぶであろうことを思い巡らし、その日にあわせて心遣いが出来ることは嬉しいこと。健康で相手を思いやる心を持ち、少しの余裕から、嬉しいとき、場、物を用意できる自分でありたいと思う。人生の節目を迎える度に、今、自分に出来ることを継続していけることが出来たら素敵である。いずれ自分も彼岸に… つらいニュースの流れる中、幸せは、毎日の積み重ねの中に見出されるとしきりに思う。
長命のこの時代、茶寿(108歳)、皇寿(111歳)なる字が目に入る。大切な敬いの心は、「特別な日だから」であってもよい。日々の生活の中で根づいていた、年長者を敬う、やさしい日本人の心は大切にしていきたいと…


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 年中行事

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2010年09月21日

彼岸

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 暑さ寒さも彼岸までという言葉がこんなに待ち遠しい夏が今まであったでしょうか? 今年の暑さはいったいなんだったのでしょう。熱中症にかかった方も多くいらっしゃった夏でした。とは言っても、本当に少しずつではありますが、涼しさのかけらがちらほらしはじめましたね。

 今年の彼岸の入りは9月20日、中日は23日です。20日は敬老の日と重なったため、祝日です。お墓参りにいらっしゃる方も多いかもしれません。近くにお墓のある方は、春・秋のお彼岸、お盆、命日など、お墓参りに行く機会が一年に何回かおありでしょうが、私のように、地方にお墓のある者には、お墓参りの機会はあまりありませんので、実家に帰省した折には必ず行くように心がけています。

 今年は、まるでミステリーのように日本中に‘高齢者’が見つかりました。130歳、150歳、ついには200歳。戸籍の上だけでの長寿だそうですが、戦争で一族が全滅したため届けが出ていなかった、などという話を聞くと、悲しい気持ちになります。
一方で、支給される年金が目当てで届けをわざと出さなかった、というケースもあるらしく、別の意味で悲しくなります。

 親の近況を尋ねられても、別の兄弟のところにいるはずだから知らないとか、何年も連絡を取っていないからわからないとか・・・そう言う方々はいったいどんな気持ちでお彼岸をお過ごしなのでしょう。親を見送り、届けをきちんと出し、節目にはお墓参りに行く、そんな当たり前のことをする人が少なくなっていくのだとしたら、さびしいことですね。お彼岸に限らず、毎日を‘当たり前’に過ごせることに感謝したい、と最近とくに思っています。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー 年中行事

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フォト : 彼岸花

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2010年09月22日

仲秋

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旧暦八月十五日は仲秋の名月、十五夜、お月見である

 名月の前夜は「待宵(まちよい)」、十六日の月は「十六夜(いざよい)」、十七日の月を「立待月(たちまち)」と呼ぶ。
 古来、人々は天空に輝く月を愛で、祈りを込めてきた。日と月が一対であるかのように、赤や黄で表現される輝く太陽とともに、銀色や白で表現される月の存在は心をうつす対称物として崇められたのである。
 芒、萩などの秋草を飾り、団子・芋・柿・酒などを供えて、名月をたのしむ。この観月会は中国からの伝来であるが、日本人固有の美意識のもと、水に映る月を愛でたり、旧暦では、秋が七月から九月に当たることから、中秋(仲秋)の月、最中の月とも呼び、空が澄んで月も鮮やかに輝いて見えることから、真澄(ますみ)の月とも称した。さらに「望月(もちづき)」「今日の月」「芋名月」などの呼び名もある。
 月の桂とは、月に生えるという桂の木のこと、中国の古い伝承によるもので、桂の実は仙人の食物とされ、不老不死の象徴とされている。
 玉兎(ぎょくと)は、月に棲むという兎のこと。月の異名でもあり、月の海で兎の餅つきをする様子と見るのは、この伝説によるもの。古来から月には兎が棲んでいるという所以である。
 今年の名月は9月22日、秋草に丸い団子と秋を呼ぶ干菓子などを添えて、月へ思いを馳せることとしたい。
 「月は陰の精なり。空虚にしてかたどりがたし。よって兎をもって月の形とす。兎は陰の獣なればなり。白兎陰の色なり」(江戸時代の庶民教育の教科書による)ちくま学芸文庫より

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の話題

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フォト : 月の兎 天寿国繍帳(部分)(中宮寺蔵)

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2010年09月23日

秋まつり憂愁

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 9月11日、12日は東京のあちこちで秋祭りが行われた。
 この夏の異常気温はまださめやらず。その中で秋を迎えるまつりに、土地を離れた人達も土日とあって故郷へ戻り、懐かしい思いでまつりを見物。また、その中に加わって熱い気持ちで過ごす。今年も変らないまつりが行われ、人々が集う…私もその中の一人。子供の頃にワクワクと楽しみに迎えた。
 東京の外れ、トトロの森近くにある豊鹿島神祭の秋まつりに出向く。神社の歴史は古く、400年に及び、平将門の時代と縁起にある。その参道に沿って実家があり今も健在。もう40年もこのまつりに遭遇していない。
 神殿内で行われた古式ゆかしい儀式の後、神輿に御霊をうつす。特別なお祓いの後、関係者の挨拶。御神酒が開かれ、振る舞われる。白装束に烏帽子姿の人達が神輿を囲み、まつり半纏姿の男達、若衆がそれを取巻く。神輿は担ぎ手と共に、境内を静々とご神木の間を抜け、動きはじめる。その後に子供神輿が続く。境内には紅白の幕で囲まれたやぐらがあり、手水鉢には竜を模った竹が見事にしつらえてある。四手の飾りは、神聖な神の宿る入口に相応しい。男階段を下る参道の右に左にと、びっしりとまつりを目がけて集まった店が並んでいる。この景色は、昔と少しも変っていない。
 神社入口に構えていた山車を先導に、神輿が2台。そして休憩場で給水する荷物を積んだ車もあとに続く。祭囃子に誘われ、沿道は人、人、人の波。警察、消防団の人の姿もある。この地の氏神様が地域を回る、年に一度の秋まつりである。地域の安全と無病息災、豊かで平和なこの地を願い、二日にわたり、全地域の隅々まで神様が降り立つよう…神輿を担ぐ人の手にゆだねられる。
 故郷の美しさと、昔以上にまつり一連の行事が整然と行われ、子供の頃目にする事のなかった情景を目の当たりにし感動。神社の氏子らを中心になされるこのまつりは、近年、神輿保存会の人々によっても大切にされ、今に至っている。
 かつては、14日、15日と行われていたと記憶しているが、土日に変化。まつりをする日は大切な日として選ばれ、地元に根づいている。花火の合図と共に始まり、夕方7時からの踊りは老若男女を取り込み、飛び入りの私は、昔とった杵柄と姪とその娘と共に踊りの輪に入る。
 宮入は最高のセレモニー。変化しているもの、変らずにずっと存続し続けるものと、伝統と昔の付き合いが今も残り、人々のふれ合いが出来る温かい地であり続けて欲しい…と。
 ワクワクした子供の頃と少しも変らない気持ちで過ごしたまつりである。大人神輿は、神輿師 小川政次作(栃木県芸術文化財工芸氏保存者)と、子供神輿は田中喜蔵氏(明治32年9月吉日とある)による文化財である。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の行事

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フォト : 豊鹿島神社

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2010年09月24日

9月第三月曜日は敬老の日でした。

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三連休なのでゆっくり故郷に顔を見せにいけるという方もいらっしゃることでしょう。
ハッピーマンデーはよいシステムかもしれません。

私は、ここ数年、70代80代90代という方々とお会いすることが多いのですが、皆さま矍鑠として、信念を持って生きていらっしゃる方ばかりです。

若き日に培った技術や知恵を惜しみなく後輩に伝え、しかも、謙虚な姿勢は気品に満ちていらっしゃいます。

『敬老』などという呼び方はいかがなのかと思うくらい凛としていらっしゃいます。
『人生の大先輩』と私は密かに呼ばせていただいております。

戦争という苦難を体験され、辛い記憶は消すことはできないのに、復興と成長に貢献され、いまなお、周囲の人のため、地域のため、社会のためにとご尽力をおしまないそのお姿に、尊敬の念を深くいだきます。
亡くなられた戦友の分も生きていらっしゃるように感じます。

どうぞ、これからも、お元気で、たくさんお教え下さいましたらうれしゅう存じます。

自分を生んでくれた父や母と同じように、とても大切に思います。

敬老の日に『人生の大先輩』に敬意を表し、自分も少しでも見習わせていただこうと思った次第です。

今年は、両親には、翁、嫗のお菓子で、着せ綿の菊のお茶碗で、お茶を一服点てました。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー 年中行事

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2010年09月27日

残夏の思い出

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 9月の連休に尾瀬を歩いてまいりました。昨年はシルバーウィークでまとまった連休でしたが、今年は長くて2泊3日の旅・・・「そうだ、尾瀬に行こう。」と即決。ミズバショウやニッコウキスゲが咲き誇る春から夏と、湿原がオレンジ色に燃え立つ紅葉の時期はハイカーが多く敬遠していましたが、夏休みの終わった9月中旬なら穴場かもしれないと決行しました。案の定、出発日の3日前に尾瀬戸倉温泉の宿がとれ、鳩待峠への往復バスや乗り合いタクシーにも待つことなく順調に乗れました。
 尾瀬初心者でもありますし、ゆっくり温泉につかるという目的もあり、鳩待峠から山ノ鼻まで行き尾瀬ヶ原を散策して、また山ノ鼻から鳩待峠に戻る全行程9キロ弱のコースを選びました。湿原の涼やかな風にワタスゲが舞い、ギンヤンマが卵を産み付けている光景にも出会いました。尾瀬の季節の終わりを告げるエゾリンドウが目を引きました。ヤマトリカブトは最盛期で誇らしげに鈴なりに見事な花を付けていました。ウメバチソウ、オゼヌマアザミ、アキノキリンソウ、ワレモコウが夏を惜しむかのように咲いていました。
 若い大学生のグループ、家族連れ、ご夫婦、お一人様と形態は違いますが、尾瀬を夏の別れの場所に選んだ人々が交錯します。自然の中では自分が出したゴミは持ち帰ることがルールです。尾瀬ではこれがきちんと守られていると思いました。ハイカーが大変礼儀正しく、休憩所の方々も親切で、お互いに気持ち良く大切な時間を過ごすことのできる場所でした。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin  カテゴリー 季節の話題

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フォト : 尾瀬


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2010年09月28日

越えることで進化する

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バッティングの申し子 イチロー

 イチローが10年連続200本安打を達成。このニュースはまたまたイチローファンのみならず、我がことのように日本国民はおろか、ベースボールが本場の人たちも喜んでいる。その姿を見るにつけ、なんと凄いことを成しえる人なのだろう…と、イチローを再び取り上げたくなったのである。決して大きくない身体で、子供の頃からの夢を実現した野球少年は、今や大リーグの中でも輝き続ける存在である。
 「チームメイトが喜んでくれているのでホッとしている。」とイチローの言葉…謙虚である。この偉業の陰には、徹底した自己管理とストレッチ、努力の人。走・攻・守と見事な彼の姿は、ファンを魅了し続けている。これからもヒットを打ち続けるであろう。40才の彼の姿をイメージし、さらなる偉業にエールを送り続けたい。相撲、ゴルフと沸いている中で、輝くイチローの姿を紙上で映像で捉えることは、新たなエネルギーをまたいただけたと感動している。「目標は、もちろんイチロー」と子供の言葉が心に残る。
「どんなに遠い夢であっても、一歩一歩積み重ねていけば実現できる。」彼はそう教えてくれている。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 心構え

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フォト : イチロー イメージ

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2010年09月29日

名誉都民

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 名誉都民について、S27年に公布された東京都名誉都民条例に基づき、社会文化の興隆に功績があった者に対し、「名誉都民」を顕彰されます。(これにより、功績は認められ、その業績のあらましは一般の人に周知される)…名誉都民小伝より
 都は2010年度、名誉都民として

 歌舞伎役者 中村芝翫(神谷町在住)
 染色家・東京手描友禅 安達雅一(新宿区在住)
 小児科医・川崎病発見 川崎富作(浅草在住)

の3氏が選出され、10月1日に顕彰式が開かれます。
S28年よりH21年まで、各分野での名誉都民は91名(22年10月1日現在)。
王貞治氏は昨年H21年に、ドナルド・キーン氏はH18年、小柴昌俊氏はH15年、金田一春彦・小宮康孝の両氏はH13年と続いています。
名誉都民のニュースは、新聞やテレビで知る限りでしたが、あらためて初年度からの名誉都民一覧に見入りました。
 この度、名誉都民のお一人、染色家の安達雅一氏より私のもとに、顕彰される旨お知らせがありました。もう長いお付き合いになりますが… かつて氏のお嬢様にマナーのモデルとして指導、師 酒井美意子先生と共演、お二人はビデオに納まっておいでです。美しい着物姿と料亭での和食の作法が思い出されますが、お父様が染色家と伺ったのはずっと後のことでした。それがご縁で氏の四季を通しての美しい手描友禅の訪問着は手もとに。時にあわせて装う私の大切な着物となりました。
 氏はもちろんのこと、ご家族と氏と仕事を共にする方々も、さぞお喜びのことでしょう!名誉都民の顕彰に、心からお祝いを申し上げ、お健やかに末永く氏の伝統と革新を掲げられる染色家としてのご活躍をお祈りいたしたく存じます。
 人生の祝いは、それをなしえるに相応しい生き方と共にあると、名誉都民の方々を認識した次第です。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 情報

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フォト : 名誉都民章(文化勲章受賞 故 富永直樹 原作)純銀製 本七宝焼


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2010年09月30日

衣替えの季節

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この夏の暑さがうそのように涼しくなりました。こうなると一気に秋がやってきます。
10月1日は衣替えです。学生さんや制服のある職業の方はこの時期に夏服から冬服に着替えます。

 主婦にとって10月初旬は大切な節目です。タンスの中身を夏物から冬物に替えなければなりません。クローゼットが普及して、昔よりずっと楽になったとは思いますが、それでも仕事はあります。服だけでなく、靴やバッグなども季節にふさわしいものに入れ替えたり、しまいこんでいたブーツを出してきたりします。急に肌寒くなった夜には急いで家族全員のかけ布団を用意することもあるでしょう。

 カーテンやクッションなども暖かい色のものにしたり、厚手の生地のものにしたりと変化をつけることでインテリアも衣替えするのはいかがでしょうか? 食器も夏に使っていた涼しげな器はしまいましょう。 よくお邪魔するお宅の玄関は季節によって飾りつけがかわります。季節感を感じさせるもので飾られているのでひそかに楽しみにしています。

 日本は四季のある国です。春の桜前線、秋の紅葉前線は天気予報の時によく話題になります。鶯の初鳴き、梅雨入り、初雪、春一番・・・数え上げたらきりがないくらい、季節の到来を感じさせる言葉があります。しかし、地球上のどこでも四季はあるわけではありません。(‘常夏の島―ハワイ’は多少の変化はありますが、一年中夏です。)せっかく恵まれたのですから、それぞれの季節をおおいに楽しみたいですね。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー 季節の話題

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