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2011年03月 アーカイブ

2011年03月01日

式能

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   …能の世界にいざなわれ「五流宗家 正式五番能」を堪能…

 猿楽として発し、六百余年の時空を超えて、現代に生きる能。「式能は、社団法人能楽協会が能界繁栄の先駆のごとく、五流宗家 正式五番能と銘打ち、古式に則し、「神・男・女・狂・鬼の五番立」を標榜し、能楽堂において第1回(昭和36年)を開催したことに始まる。」と理事長(野村萬氏)のご挨拶にある。
かねてから能楽堂に足を運び、その世界に魅せられていることから、第51回式能公演のチケットを昨年求め、この日を待ちわびていた私である。なぜなら、現代社会で受け入れられている種々のパフォーマンス、また、あの歌舞伎の舞台表現とは全く別の世界の、すべてを極限まで削ぎ落とした表現からなる能の舞台は、装束を身につけたシテの踏み出す一歩から引き込まれ、手の所作、面の傾け方にと魅せられるのである。
囃子(笛・小鼓・大鼓・太鼓)と謡から構成され、まさに隠しようのない表現、演出方法は、観客の能に対する理解を一層要求される。だからこそ足を運び、ストーリーだけでなく、消えてしまう舞台を目にしたくなるのであろう。(“非すれば花”とは世阿弥の言葉…)
能楽は、時には消長盛衰の中、時代時代の人々に支持され受け継がれ、世界の人々の観賞に値する努力が、継ぐものの使命と励み、私たちに感動をもたらしている。
当日の開演は10時、休憩をはさみ、第2部の終了は午後7時までである。五流の能と二流の狂言、十の演目からなり、非日常の異空間での9時間あまり、古典芸能に魅せられ、静かにその姿・所作・能装束・シテ方・ワキ方・囃子方・狂言方と演ぜられ、各流儀による芸風・衣装・演出は異なり、脈々と数百年に渡り伝承されている。
この度の翁(観世流、観世清和)は、「能にして能に非ず」といわれる特別な祝典曲。解説を読むことで、舞台への興味は一層募る。静かに消えてゆく姿に、静かに拍手を贈るのである。
入場での紋付姿でのお迎えは、こちらも礼を正して、静かに客として静かに振る舞いたい。この能は、ユネスコ無形文化遺産登録である。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 文化
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フォト : 第51回式能パンフレットより


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2011年03月03日

ひな祭り

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今日はひな祭りです。かわいいお菓子をいただきましたので、味わっていただくことは叶いませんが……写真だけのお裾分けです。

ひな祭りの頃になると、寒いとは言っても、やはり春が近いことがわかりますね。街行く人々のコートの着方もなんとなく変わってきます。

『水温む頃』…とてもよい響きのことばですね。『磯遊び』が行われるのがこの頃だというのも納得できることであります。潮干狩りもこの頃から解禁になり、蛤をとり、貝合わせで遊ぶのもそんな中から行われていたのでしょう。中国から伝えられた『曲水の宴』もやはり、『水温む』という3月初めの巳の日に行われていたのもうなずけます。

ひな祭りも祓いの行事です。季節の替わり目は邪気が多いので、桃の花を飾るのもその邪気を祓うためのものであります。

『古事記』によれば、イザナギとイザナミの話はご存じと思いますが… イザナミが亡くなって黄泉の世界に召された時、イザナギは愛しい妻に会いたくて黄泉の国まで追いかけていきます。見てはならないという約束を破り、イザナギはイザナミの変わり果てた姿を見てしまいました。イザナギは、「化け物」とばかりに逃げ帰ろうとします。物凄い形相で追いかけてくるイザナミそしてたくさんのイカヅチたち。必死で逃げるイザナギ… 道々に実っていた桃を投げつけます。桃はイカヅキたちを追い払います。そして辿りついたのが、筑紫の日向の橘の小戸です。川が海に注ぐところであります。イザナギは、そこで、醜いものを見た目を洗い、匂いを吸った鼻を洗います。その禊祓いによって生まれたのが『天照大神』『月読みの神』『スサノオの尊』です。そんなことからも、川や海に流し禊祓いをする風習が伝わるのでしょう。ひな祭りも然りですね。

紙型を人になぞらえて川にながす『流し雛』の風習として行われて参りました。人を人形になぞらえて禊祓いをするわけなのです。江戸時代になって、人形を水に流すのではなく、雛壇に飾るという風習にかわりました。

しかしながら、水温むこのこの頃に、禊祓いの流しの風習が、『金魚』を飾る風習へとなったのでしょうか?多摩地方、青梅の民俗誌にも載っていて、川越から金魚屋さんが売りに来ていたそうです。福生市の2月28日のヒナ市には、金魚売りが必ず出ていたということだそうです。蕨市や戸田市にも同様な記録があるそうです。埼玉南地域、東京の奥に見られる風習のように思われます。

『磯遊び』ができない地域が替わりに採り入れた風習なのだと考えられるのではないでしょうか? 川越や蕨の金魚屋さんへの卸が、私の友人の江戸時代から続く金魚屋さんです。今度は、その友人にもっとたくさん『雛祭りと金魚』の史実を伺ってみたいと思います。

『水温む』この上巳の行事。邪気を祓い、心を浄め身を清め、春の息吹きを胸いっぱいすいこんで…

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー 年中行事
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フォト : ひな菓子

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2011年03月04日

耳の日

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 3月3日は桃の節句ひな祭りでありますが、「耳の日」でもあります。「耳の日」が制定されたのは昭和29年で、日本耳鼻咽喉科学会が提唱し、当時の厚生省が承認しました。
 「耳の日」は人々が耳に関心を持ち、健康な耳を持っていることへ感謝し、耳の不自由な方々に対する社会的な関心を盛り上げるために制定されました。

 3月3日が選ばれたのは、3の字が耳の形に似ていますし、「みみ」の語呂合わせからです。またこの日がヘレン・ケラーにサリヴァン先生が指導を始めた日でもあり、電話を発明したグラハム・ベルの誕生日でもあることは素晴らしい偶然です。
因みに電話が日本に伝わったのは早く、ベルが発明した翌年の明治10年には伝わり、その後エジソンが発明した電話機が輸入され改良が続きます。

 耳の日に関連して6月6日を「補聴器の日」と制定していますが、6の形が耳介の形の補聴器に似ているためです。3月3日を2倍にした意味合いもあるようです。また、左右の5本の指を使う「手話の日」として5月5日が選ばれました。

 目は酷使すると私たちにSOSを発して疲れを知らせてくれますが、耳のSOSを私たちはうっかり忘れがちです。日々の通勤通学で音楽を楽しんでいる方は多いですが、音量に注意が必要です。
耳に優しく楽しい音楽を聞かせてあげながら、耳の疲労にも耳を傾けて労わりつつ、耳には長く元気でいてもらいたいものです。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー 年中行事
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フォト : イメージ

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2011年03月08日

初節句・お誕生が続きます。

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 愛らしい有職雛の親王飾りが二組、赤い毛氈の上に並んでいます。なんと立派な装束(左の親王様は黄櫨染をお召しである)、美しいお顔立ちでしょう… 向かって左側に姉の親王様、右には今年初節句を迎えた妹のお内裏様とお雛様です。姉の雛は二年前に、妹のは今年と、どちらも母親の実家から送られてきました。

 この雛の節句を迎える2月早々の大安に届けられ、飾り付けられた人形たちで、一層春を呼ぶに相応しい華やいだ空間です。桃の花と菜の花、雛あられをそえた平面飾りに、やわらかな陽射しが入り込みます。一緒に歌う雛祭りの歌に合わせて、妹はリズムをとります。3月末には1才のお誕生です。春の野のような、華やかな手作りのちらし寿司に蛤のお吸い物、雛のケーキもそえて、家族でのパーティは、にこやかな笑顔にあふれ幸せいっぱいです。いつもと違う顔ぶれも加わり、白酒ならぬカルピスで乾杯!小さいから理解できなくても、写真は残ります。声も残せるとよいですね。無事な成長と幸せを願って、時は過ぎ行きます。女の子のいる家庭は、振舞いから着ている洋服、話し声まで、華やかにかわいいものです。両脚をきちんと揃えておすわり、お返事も、大人の話も静かに聞いています。こうして成長していくのですね。

 つらいニュースの続く春。幸せは皆で共有したいものです。大人も遠い昔にタイムスリップ。皆それぞれに、大切に育てられて今があります。繰り返されるこの行事に、今年も思い出の一頁が加わります。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 季節の行事
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フォト : 有職雛イメージ


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2011年03月09日

卒業

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 3月は卒業の季節です。卒業式を控えている方、もう卒業式を無事にすまされた方、おめでとうございます。今まで慣れ親しんだ場所から新しい場所へと旅立っていく準備は順調でしょうか? 新しいステージを目指すためには何かを卒業することが大切なのでしょう。いつまでも今のところにとどまっていては大きな進歩は望めないという意味もありますね。

 何回もの卒業式を経験してきましたが、高校の卒業式は少し早めの時期に行われることが多いですね。やはり高校卒業後は大きく環境が変わる人が多く、転居を伴うことも少なくないからでしょうか? 進学や就職のために親元を離れることも珍しくありません。不安と期待が相半ばして落ち着かない日々を送っている人も多いことでしょう。

 子どもが親離れをして巣立っていくには親も子離れをしなければなりませんね。いくつになっても、どんなにしっかりと立派になっても親からみれば子供は子供です。可愛いし、心配でもあります。しかし、これを機会に少し距離をおいた親としての在り方を考える時期なのかもしれません。親業にも卒業のタイミングがあるのでしょう。

 大人になると何かから卒業する、ということが少なくなります。定期的に卒業して次の段階に進んでいく若い人たちとは違い、ぼーっとしているとただなんとなく時が流れていってしまいます、あっという間に何年も。これからの人生を考えるうえでも、何を卒業し、何を継続し、何を始めるか。たまにはじっくりと自分の棚卸を含めて考えてみようと思います。『卒業』するのは学生さんばかりではないのですね。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari  カテゴリー 年中行事
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フォト : イメージ


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2011年03月10日

「悲しみの効用」

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 悲しみの効用とは、作家 五木寛之氏の講演のタイトルである。
 帝国ホテル開業120周年記念、日経プレミアムフォーラムの最後の企画である。
かねてから氏の声がラジオから流れるのを、心地よくお顔をイメージしながら、その優しい語り口に惹かれ、心を交わせ楽しんでいたことでもあり、数々の氏の作品は映画化され、「青春の門」は強く印象にも残っている。近頃は、「親鸞」なる長編小説が話題である。
作家活動を一時休業し、龍谷大学にて仏教史を学び、執筆活動を再開、現在、泉鏡花文学賞・吉川英治文学賞、その他の選考委員を務められ、日本各地からの依頼の講演に、多忙な日々のご様子である。
 昭和7年のお生まれとは… 信じがたいほどお姿と声、語りは若い。久しぶりにレジメを用意して、500名の参加者を前に少々緊張と冒頭におっしゃっておいでである。
 「暗いはなし」がテーマなのに、チケットは瞬く間に完売。帝国ホテル中2階、光の入口は早くから長蛇の列、開場を待っている。氏の話によると、「暗いはなしがうけている、しかも依頼される相手は、「銀行」「IT企業」「医者」とのこと。おもしろい現象であり、かつては必要としない人々に必要とされている。この社会現象をまさに悲しむ。世の中が病んでいる証拠」と、うなずけるような言葉とユーモアを交え、時には声を出して笑い、また涙をためて真剣に氏に耳を傾け大きくうなずきもした。老若男女、氏の話を聞きたいと思う人のなんと多いことか。氏から元気や活力、エネルギーをいただきに参加するのではない。そうではない、癒されたい人の集まりなのか…とも。
 90分の講演は「慈悲」の言葉で見事に締め括りとなる。仏教の慈悲である。その慈だけにとらわれ、悲を無くしてしまった戦後の日本人。私たちが無くした悲は、今の時代こそ大切にしたい。悲しい時には声を出して悲しいと言い涙を流す。慈と悲とを宮本武蔵のように、二刀流で使いこなして生きていく。これが現代の生き方であると、氏からのメッセージである。悲しみは大切なこととして受け止め、それに浸り、また声に出す、そしてそれを乗り越えるのであると、再度、私なりに共感した次第である。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー こころ豊かに
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フォト : 日経プレミアムフォーラムパンフ

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2011年03月15日

未曾有の大惨事に見舞われました

この度の東北関東大震災に心よりお見舞いを申し上げます。

尊い命が失われました。言葉もありません。被害に遭われた方々の一日も早い復興と平和な日々の訪れることを願わずにはおれません。

この災害を静かに受け止め、私たちが出来ることを精一杯行動に移していく事が私たちの努めなのでしょう。

沈丁花の花が、ハクモクレンのつぼみも大きくふくらみ、時の訪れを待っています。被災地に春の訪れの早からんことを祈ります。

日本人は幾多の試練を乗り越え、秩序ある行動をしてまいりました。先人に習い、今の生活に合わせ知恵を働かせ振る舞いたく思います。

「がんばれ日本」と日本語で書かれたメッセージに応えたく…

余震が続いています。第二次災害に遭わないことと祈ります。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 いしいようこ カテゴリー お見舞い
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2011年03月17日

ぼたもち

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 お彼岸といえばお墓参り、そしてぼたもち(春のお彼岸にいただくのはぼたもち、秋のお彼岸にいただくのはおはぎといいます)。私の母はお菓子作りが得意でしたので、我が家のぼたもちはいつも手作りでした。小豆を煮てあんこを練り上げるように作っていました。もちろんごく一般的なぼたもちも好きでしたが、私はあんこをもち米で包み、それにきなこをかけたものが大好きでした。胡麻をまぶしたものもみかけたことがありますが、きなこや胡麻はおはぎという感じがします。どうしてもぼたもちというとあんこがたっぷりというイメージがありますね。

 今はぼたもちを手作りするご家庭は少なくなったことでしょう。かくいう私もケーキやクッキーは作りますが、ぼたもちをはじめ和菓子はめったに作りません。家庭で作る光景はサザエさん一家でしかみられなくなるのかもしれませんね。

 新聞に載っていたのですが、日本古来の伝統行事を大切にしたいと思っている人は増えているそうです。合理的にスピーディーに生きている現代の人々が伝統を重んじるというのはなんだか不思議な気持ちもしますが、ほっとする気持ちもあります。大切にしたい行事の一番はお正月でした。たしかにお正月は日本中で「あけましておめでとう」の声が聞こえます。おせち料理をいただいて初詣に行きます。着物を着る方も多いですし、やはり一年で一番日本らしい季節ですね。

 お彼岸にはそういう華やかさはありませんが、ご先祖さまを静かにしのび家族そろってお墓参りに行く。これもやはり日本人らしい振る舞いだと思います。どんなに忙しくてもそのくらいの時間は作りたいものです。そして家族そろってぼたもちをいただけば、懐かしくおいしい思い出としていつまでも心に残るのではないでしょうか。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari  カテゴリー 季節の話題
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フォト : イメージ


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2011年03月18日

彼岸の入り


    
 本年の春の彼岸入りは3月18日、お中日の春分の日は3月21日、彼岸明けは3月24日になります。春彼岸は、毎年3月の春分の日をはさんで前後3日の7日間、秋彼岸は、毎年9月の秋分の日をはさんで前後3日の7日間です。初日を彼岸の入り、春分の日及び秋分の日をお中日、終日を彼岸明けといいます。春分の日と秋分の日は、太陽が真東から上がって真西に沈む昼と夜が同じ長さになる日です。この前後3日の7日間を彼岸と呼び、この期間に仏様の供養をすると極楽浄土へ行けると考えられていました。
 彼岸とは西方にある仏様の世界を意味しており、悟りを開いた極楽浄土を指しています。私たちが住んでいる煩脳に満ちたこの現世は此岸(しがん)と呼ばれています。
 彼岸にお墓参りに行かれる方は多いですが、仏教の教えで春分の日と秋分の日には極楽浄土が光り輝くと言われ、この日に祖先を供養すれば煩脳を振り払い少しでも仏様に近づき彼岸に到達できると信じられたのが始まりです。
 春彼岸には春に咲く牡丹の花にちなんでぼた餅がお供えされます。秋彼岸は萩の花にちなんでおはぎと言うそうです。
 彼岸の行事はインドや中国では見られず、日本独自の仏教の年中行事となっています。家族全員でお墓参りに出かけお墓の清掃をしたり、お仏壇の掃除をしたり、ご先祖様を家族皆で守っていく気構えを若い世代に引き継いでいきたいものです。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin  カテゴリー 年中行事
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フォト :

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2011年03月22日

母から娘へ伝える想い

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 母から娘へ伝える大切な想いは、洋の東西でもしかり、貴族文化とともに現代に至っている。我国の名家と言われる家々には、伝統を引き継ぎ、大切に後に託す流儀が今も残っている。時代とともにその文化は歴史を垣間見、当時の社会をも思い起こさせる。よき時代とともに繁栄した家の暮らしぶりから大切に引き継がれ、それらを生かしている姿が伺える。庶民の家でも然りであるが、時代の変遷と共に、特別な社会の人達の暮らしぶりから、日本人の美学、美意識を目にすることが大である。
道具・衣装・空間・食卓を通して楽しむことは、その時代を想像するだけで素晴しい!と感動なのである。
今も生きている「誉れ」は、女性達の力で残り、その影には男性の力強い存在があったらばこそと考えられる。
 心の作法は、母から言葉を書き添えて受け継ぎ、受け渡していくことの大切さや美しさを、今なお感嘆の中で見る事が出来、教えられる。
 日本有数の名家の逸品が展示。会場はホテルオークラ・アスコットホールにて、昨年に引き続きチャリティイベントとして開催。名家伝来の名品、しつらいの空間に再現さらたのである。ことに母から娘へ、想い出や気持ちが形に表れた大切な贈物にスポットが当てられていた。
 「和の心をもって世界の賓客をもてなす」とのホテル独自の思いを込めてご用意した心温まる展覧会であった。 第2回 名家の逸品 -- 母から娘へ -- に足を運ぶ。

「女の家の誉れ」
 男は外で仕事を、戦に出掛けているときでもその家の「しきたり」の準備は女たちが祖母から母へ、母から娘へと受け継ぎ、代々守ってきたのである。
 それらを「調度と仕度」と言う。その日に備えることを「仕事」と言った。このことが名家の道具や衣装・食卓に残っている。それはまさに「女の家」の誉れであると… 松岡正剛
展覧会の冊子冒頭による


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 文化
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フォト : 第2回 名家の逸品 -- 母から娘へ -- パンフ


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2011年03月29日

お花見

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 今年はまだまだ寒い日が続き、桜の開花も平年より遅い地方が多いようです。お花見と言えば桜ですが、奈良時代には梅を見ることを花見と言っていました。平安時代になりだんだんと桜を見ることに変化していったそうです。

 今年、東北地方ではお花見どころではないかもしれません。盛岡市の石割桜は無事でしょうか? 私の父は桜を見るのが好きでした。四国から私の東京の住まいまで来て数日間滞在し、帰りにいろいろな名所に立ち寄って帰るのを習慣にしていました。春の上京の折には、我が家を訪ねるのが目的だったのか、桜の開花にあわせたのかわからないような訪問もありました。東京に来て四国に戻るのに、何故盛岡にわざわざ寄るのか。「ついででもなんでもないじゃない」と思ったりしたものです。
 その父がよく話してくれたのが、盛岡の石割桜、岐阜の薄墨桜、京都の醍醐寺の桜などです。石割桜というのは巨大な石の割れ目から育ったエドヒガンザクラだそうで、繊細ななかにも力強さを感じると語ってくれました。逆境に負けず、与えられた力を最大限に生かして咲いている、そんな姿を想像させてくれました。

 どんな話題を語っていても今はこのたびの未曾有の大震災に結びついてしまいます。東京で心配している私にできることは限られていますが、震災にあわれた方々が安らげる日常が少しでも早く戻ってくるように自分には何ができるのか考えて暮らしています。

 いつかまた笑顔で花の下に集える日がくることを。その日が一日でも早いことを願っています。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari  カテゴリー 季節の話題
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フォト : 盛岡の石割桜


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2011年03月31日

音楽の、歌の“ちから”

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 大震災の翌日、もう2時間あまり、いつ来るともしれない電車を、あふれそうなホームで整列して待っている時のことです。向かいのビルからなのでしょうか… 聞き覚えのある童謡、あの“こいのぼり”が聞こえてきたのです。「高くのぼれよこいのぼり…」と、嬉しかったですね!
11日の夜は帰宅出来ない人々が徒歩で、区間限定でやっと走り始めたメトロやJRを乗り継いで、これから行ける所まで行こうという人たちでいっぱいです。1台目も2台目も電車にはとうてい乗れません。危なくて恐ろしくて乗れないでいるところに、爽やかに元気な歌声が響きます。私だけが耳にしたのでしょうか?… いや、そうではないと思います。疲れきった体にあの歌声は、私に元気をくれました。やがて待った甲斐もあり、身動きできない電車に乗ることも出来、ホッとしました。その後、節電にて携帯ラジオを愛用の日々、「忍たま乱太郎のテーマ曲」「アンパンマン行進曲」と、100%勇気、勇気100倍の歌詞とともに声を合わせて歌い、また元気をもらいました。
被災地でもこのラジオを聴いているかもしれません。音楽の、歌の力は素晴しい。歌の力と共に、正しい情報に勇気をもって処すること。そして周りの人への声掛けは、一層お互いに安心と勇気を与えてくれます。
 音楽の力、歌の力を再認識しました。生きる喜びと、個人の不安を抑え、頑張れる勇気を与えてくれます。新しい朝は必ず来ると…
緊張の日々ですが、その中で一時、音楽に歌に耳を傾けることが出来ると幸いです。

PS. 東日本大震災の被災地に向け、TokyoFMが系列のラジオ局を通じて、人気アニメ「それ行け!アンパンマン」のテーマソングを繰り返し流している。
「子供達が元気になれる」「心にしみる」など、投稿が相次ぎ反響をよんでいるとの事。作詞のやなせたかし氏が、自分を力づけるために作りました。この歌で元気づけられている人がいるのなら嬉しいこと。と寄せている。3月23日の新聞より


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー こころ豊かに
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フォト : アンパンマンマーチ


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