
メーデーは英語のMay Day、つまり5月の日です。ヨーロッパではこの日に春の訪れを祝う「五月祭」が催されてきましたが、労働者の祭典として日本では認知されています。労働者が団結して権利を要求する日であり、世界的に毎年5月1日がメーデーとされています。メーデーは労働者の日でありますが、いくつかの国では独自の労働者の日を別に9月や10月に設定しています。
メーデーのきっかけとなったのは、アメリカ合衆国の労働組合が8時間労働制を要求して行った1886年5月1日のストライキです。当時のアメリカは、労働者が低賃金で1日12時間以上も働かされる時代でした。8時間の労働、8時間の休息、8時間の自由を勝ち取るために労働者が自ら立ち上がりました。
1890年5月1日、第1回国際メーデーが実行され、労働者が権利を主張する運動として、さらには国民が要求を掲げる日として発展していきました。
日本では1920年に東京の上野公園で初めてメーデーが行われ、1万人ほどの労働者が集結し、8時間労働制や最低賃金法の制定などを訴えました。その後盛り上がりを見せましたが、1936年の2.26事件の発生によりメーデーは禁止されました。1946年、戦後初めてのメーデーは盛大に開催され、経済の復興とともに労働者は労働環境の改善のために奔走しました。
近年、5月1日がゴールデンウィークの狭間で影をひそめ、メーデーへの参加者は年々減少しています。若い世代にはメーデーを知らない人も出てきています。
1952年のメーデーでは、サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約への抗議からのデモ隊と警察隊の衝突で2名の方が亡くなり、大勢の方が負傷したと聞きました。
今私たちは、労働基準法をはじめとする各種の法律で働く者としての権利を守られています。労働運動の長い歴史の上にあることを忘れてはなりません。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin カテゴリー 年中行事
----------------------------------------------
フォト : 大阪地方メーデーポスター