うなぎ店での出来事
うなぎ店に行った時の事です。私が客として食べていると、いきなり背後で
男性の罵声。若い女店員はレジの前で驚いた様子で男性を見つめました。
七十歳前後と思われるその男性は言いました。「いつもは店で食べるのだけ
ど混んでいたので、弁当を買って家に持ち帰って食べたら冷たくて食べられ
なかった。」さらに、「冷たいうなぎなんか食べられたものじゃない。もう
買わない。」と。若い女店員はタジタジになり、「すみません。」と、返答
したものの、男性は尚も同じような言葉を発し続けていました。
そこへ、中年の女店員がやってきて、男性に、「いつもご利用いただきあり
がとうございます。」と、日頃利用してくれていることに感謝の気持ちを伝
えていました。男性は少し気持ちが落ち着いた様子。
女店員は改めて男性の話を聴いた後、「本当に申し訳ないことを致しました。」
と深々と頭を下げ、「今後は十分気をつけて販売いたします。」と、詫びの言葉。
男性の顔は穏やかになりました。店員はさらに、「これからも是非ご利用を
宜しくお願い致します。」と丁寧にお辞儀をしていました。男性は笑顔で「そう
いうことでしたので、じゃあ。」と言ってその場を去って行きました。
私は、男性はきっとその店にうなぎを食べに来てくれると確信しました。なぜなら、
立ち去るときの男性の笑顔と、うなぎの味がとてもよかったからであります。
後に私は「公開講座」でクレームについて学習しました。
そのとき、うなぎ店の出来事が頭に浮かび、ブログにしてみました。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ブレンド カテゴリー マナー(クレーム)