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マナー心 アーカイブ

2007年11月24日

バス停での会話

私がバス停に近づいたとき、ちょうどバスは走り出した。
「残念!もう少しだったのに。」時刻表を見ると、次のバスまで12分あります。
おもむろに近づいてきたご婦人が私に尋ねました。
「あとどのくらいでバスはきますか?」
「たった今行ったばかりなので、あと12分ですね。」と私。
ご婦人は話し出しました。
「私は今、額を買いに行ってきたのですよ。四つばかり入っています。
和布などつなぎ合わせて作った絵を額に入れて、孫やひ孫のお祝いのとき、
祝い金と一緒にあげるんです。」
「あらぁ、それは素敵ですね。心のこもった手作りのものを戴いて、
お孫さんたちもとてもよい記念になりますね。」私は答えました。
「邪魔になるかもしれないけど、作ることが好きなのです。」
とご婦人は嬉しそうに話しました。
「私は92歳になりました。」年齢を聞いて私は思わず驚きの声をあげて
しまいました。
しわの数も少なく、声に張りもあり、74、5歳ぐらいかと思っていたからです。
「88歳までは、一人で旅行もしていました。皆はやめるように言うけれど、
自分の体のことは自分が一番よく分かっているから、“大丈夫”だと私は行き
ました。3年前、自宅の階段で転んでからは、旅行はぴたりとやめました。」
私は、このご婦人とのバスを待つわずかの間の会話で考えました。
誰もが等しく年をとっていきます。このご婦人のように、元気に素敵に年を重ね
て生きたいものであると考えると同時に、また、年齢を理由に行動を制約しす
ぎることは慎みたいと思います。
なにしろ自分のことは自分が一番理解しているハズですから。
これから高齢化社会に向けて明るく元気にポジティブに生きましょう。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ブレンド カテゴリー マナー(心)

2008年01月09日

サービスする側のテーマ

 

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私は日頃、通勤でバスを利用している。毎朝乗っているバスは、同じ時間であっても運転手の方は日替わりで多くの運転手の方が担当する。そう言った毎日の中で、運転手の方で乗客との会話を耳にする時が時折ある。料金不足を指摘する運転手に対し、反論する乗客。乗客がバスに乗り込むと同時に、「おはようございます、お待たせ致しました」等と声を掛ける運転手に対し、「おはようございます、お願いします」等あいさつをする乗客。「このバスは○○に行きますか」と言う乗客からの問いに、「行かないよ」とだけ返す運転手。その他、数多くの会話(バスの中の)を冷静に分析すると、1つのテーマが見えて来た。それは、“人”って他人からやはり、親切にそして優しくされたいという願望が強い、だから、“サービス”を提供する側なのであれば、“常に”このサービスが人に“優しさ”をもって行動しているか、そう言ったテーマをそれぞれサービスの中で問い、さらには、お客様の要求以上のものを提供しなければならないって…何でもないシーンであっても“人”は、常に“そうしてもらいたい”等と考えたりしますから…もちろん私もです。

 

 

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Oyasai カテゴリー サービス

 

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フリーイラストより : バス 

2008年01月10日

おもてなしの心

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 私は1ヶ月〜2ヶ月に一度、心身共に疲れた折に訪れる場所があります。港区北青山の地から中央区銀座の京橋に近い場所に移られて5年程たつそのリフレッシュスポットに私はおじゃましてはすっかり元気をもらって帰ることを楽しみにドアーをノックするのです。
 今回皆様にご紹介致しますのは、この場所で目にとめたドアハンガーと、そこに流れる無言のメッセージです。
 ドアハンガーとは一体何でしょう?ドアノブハンガーと言った方が想像しやすいでしょうか、私達が日ごろ自室前やオフィスの応接室などに、勉強中・会議中などと簡単に必要な事をしるすプレートのことなのですが、ご家庭でお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかもこのオフィスにあるものは季節を代表する美しいお花が使ってあり、いつも生き生きとした表情で客人を歓迎する、それはみごとな姿勢が感じられる作品なのです。
 例えば1月ならば南天と松ボックリに紅白の幅広のリボンで新年のおもむきを表現したものが飾られており、各月によって種々の花、葉、実を使ってあるため、なるほど今はこのような季節なのだ、と感じとれる一品に出会える喜びは格別なものがあります。
 最初は何気なくただ美しいといった直感的な見方でとらえておりましたが、ある時、何ヶ月かあけてうかがった際に、ハッとする鮮やかなハイビスカスに麻なわをあしらった大胆でスカッとした何とも素朴な夏に出会えたため、私は思わずどこで求めましたの?と伺いましたところ、季節の植物をパーツとしてだけ求めて女性の(k)店長さん自らが作っていることを知り、尚のことビックリしました。手先の器用さに感嘆することはもちろん、配色、材料の取り合わせなど、何にもまして毎月ごとに変えていくつもの種類を作られるその時間を考えた時、以前のようにはっきりと四季の変化が感じられない昨今だからこそ、日本の年中行事の特徴、季節に代表される植物などをもって客人を迎え、日本の風土・文化を大切にして、ようこそ、と言葉ではなく文化や自然を自分が時間をかけて伝えたいという心が表されたこの作品に、私は「もてなす」という言葉に対する表面的でない深い知覚を感じました。
 新しい年の始まりです。心を磨いてまいりましょう。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Angel カテゴリー マナー(心)

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フォト : Angel撮影「ドアノブハンガー」

2008年01月12日

単純作業に祈りを込めて【年賀状】

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単純作業に祈りを込めて

【年賀状】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ数年、お正月は専ら年賀状書きに明け暮れています。今年は何枚書いたでしょうか……。図案を考え印刷します。今年から宛名書きもパソコンに入力し、印刷になりました。
こうなると、やはり書き添えのひとことが大切です。結局はせまいスペースのあちらこちらに、読みにくい字で長々と書くことになりました。

毎年、年末のこの作業は一大イベント。年賀状売り出しのニュースが流れた日からプレッシャーをかけられています。
これもひとつのストレスです!この数年は、ストレスにするよりもいっそのことあきらめる方がはるかに健康的と、年末に書く予定をいれないようにしました。
おかげ様で、新年の静寂の中で、一枚一枚顔を浮かべて書くことができます。
安否を尋ね、ご無沙汰を詫び、近況を知らせる。先方の健康を祈り、今年もよろしく
と。結局書いていることは大差なく、文章だけみたら誰に当てたかほとんどかわりないのです。言わば単純作業。手も疲れて指にタコができるほどではありますが、不思議と知らず知らずの内に、その一人一人に「いいことがたくさんありますように、元気でありますように」と祈って書いているのです。文章は同じでも、一枚一枚その人に向けて書いてあるのです。

きっと我が家に届いた年賀状も、私の健康や幸せを祈りながら書いて下さったのだなぁ……と思います。新しい年のはじめに、人が人のことに思いを馳せ、祈りを届ける。……年賀状の習慣は簡単にはなくなりそうにありませんね。
ちなみに、松の内もあけたこれから節分までに届けるのは【寒中見舞い】です。年賀の欠礼のご連絡を受けていた方々にも寒中見舞いとしてお書きになるとよいでしょう。

 

 

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー マナー()

 

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フォト : JP日本郵便ホームページより

「年明け年賀」を書きませんか

(キャンペーン情報の中のCMギャラリーの坂本龍一で)

http://www.yubin-nenga.jp/main/index.html#

参考 : 年賀状の抽選日は127()です。

2008年01月16日

ちょっと気になること

最近ちょっと気になっていることがあります。
もしかしてそれは私だけかもしれませんが、私はコンビニをよく利用する方だと
思いますが、レジでおつりをもらう時のお札が千円札で何枚かもらう際に必ず
といっていいくらいにお札が裏返しになっているのが何枚か混じっています。
それってあまり私にとっていい感じがしないのですが、私も商売をしていて、
壱万円札で頂く場合が多いのですが、ポケットからいきなり雑に折られた
札だったり、がま口から三ッ折になったお札だったり、札入れからきれいに
出してもらった場合の同じ壱万円札でも受取側としたらきれいなお札で頂き
たくありませんか?価値は同じですが、勿論私も他人様に差し上げる場合に
新しいお札で、もしくはきれいにして渡します。買い物の時でもシワがあったり
したらなるべくのばしてきれいに出します。
考え過ぎ?
年をとってきたせい?
でも相手に対する思いやりかな。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Mami カテゴリー マナー(心)

2008年01月18日

気持ちを伝える贈り物のかたち

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松の内が明けてお正月飾りの花に変わり、今、我が家には黄色いチューリップが元気に咲いています。

黄色は物事の始まりに相応しく心を弾ませてくれる色です。喚起させてくれる色ではないかと感じます。黄水仙、福寿草、スイトピー、れんぎょう、そしてチューリップ
4月に咲くチューリップは赤が好きですが、この時期、花屋の店先にいち早く咲くチューリップはやはり黄色がよいです。春の予感がしてうれしくなってしまいます(^o^)!
さて、この黄色いチューリップですが、ある方からの思いがけないうれしい贈り物でした。


私は、このブログを載せているマナー文化教育協会ハクビマナー学院との仕事に関わるようになり、丸五年が過ぎました。先日、そのお祝いの式典がありました。
式典という厳粛なかたちは、心を引き締めてくれます。会場の拍手は気持ちを華やがせてくれます。
お祝いのことばは、また頑張ろうというやる気をもたらしてくれます。

式典の帰りに、協会の院長からチューリップを頂きました。それが、今ここに咲いているチューリップなのです。
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年にちなみ5本のチューリップ。とても素敵な贈り物です。「好きな色を」と一緒にお店に行きました。
本当に素敵な贈り物にうれしさも何倍にもふくらみました。

【心を表す】まさしくマナーの基本であります。思いやりの気持ちも、喜びも、表現することによって相手に伝えることができます。「おめでとう」の気持ちも言葉と態度によっていろいろなふくらみを持って伝わってきます。
今回のチューリップのようであったり…(^_^)
そして、優しく美しい言葉であったり致します。

先輩方からは、おめでとうのことばに添えて、式での立ち居振る舞いをさりげない言葉で讃えて下さったり、一緒に仕事ができることを喜びとして表現して下さったり……、本当に素敵な方々に囲まれています。
おかげさまで、素敵な皆様とご一緒に、これからもよい雰囲気の中で仕事をさせて頂くことができます!
ありがとうございます。

そして、私は私で密かに、今日の佳き日の気持ちのおすそ分けと感謝の気持ちを込めて、大きなハートのクッキーを見つけておきました。お渡しするのを躊躇っていたのですが、皆様からのお祝いのことばに触れ、私も私の気持ちを表すことに致しました。
ありがとうございます。そして、これからもよろしくお願い致します。

元気に揺れているきいろいチューリップを毎日見ながら、また、初心に返って、頑張りたいと心を新たにしているこの頃です。

 

 

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー マナー()

 

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フォト : 作者撮影チューリップの花

 

2008年01月21日

「技能五輪世界大会」?スーパー職人大集合?

日本人の若者のスゴサ、素晴しさを成人式(1月14日)の夜のTV(NHK)の放映で知りました。すでに三十数年の歴史があり、2007年は51名の厚生大臣より証をいただき、世界大会に出場でした。栄冠を得た姿は、白いコートにメダルがはえ、まぶしいほどでした。22才以下が出場条件。彼等がこの栄冠を勝ち取る迄を追って、その様子を目のあたりにすることが出来ました。ワガママも許されない、手は豆だらけ、日本で初めて金メダルを手にした21才のO嬢は、恋人と別れてケーキづくりにチャレンジ。世界をみて、さらに上をめざしたいと言っている。(井の中の蛙ではなく、さらにStepUpしたい、果てしなくつづく修業にエールをおくりたくなりました。10年後の彼女はどのように成長し、又、環境も変化していることであろうと。新潟の料理専門学校で校長たちの指導をうけながら、アメ生地にチョコレートにとかくとうしていました。偶然、1年前の映像をみていました。)又、1日4hの素振りでキン肉をつけたHさん。職人をめざし3年。感覚で1/1000mmをけずりとるという(ハガキは230/1000mmです)。TVの前で私はウナリました。もう声の出ないほど感激でした。
自動車板金の19才のMさんは、ハンマーでヘコミを入れ、球面はツルツル。世界で一台しかない車を手作りするのが夢。技術は受け継がれ、世界に一点しかないものを自分のワザで作りたいと…
左官・造園(ペアー)・石工・電工・建築大工・電子機器組み立て・溶接・貴金属装身具・西洋料理・ビューティーカウンセラーなどなど。
偉大な父の姿を見て、“オヤジ”と呼べるようになりたいと、一人前になってやっと“オヤジ”と父を呼んでいた姿に、こちらも感きわまってしまいます。
彼らの大切にしていることを紹介してみますと、
・心技体(限界にチャレンジ)
・座禅(心のトレーニング)
そして師匠からの一言(大丈夫・ガンバレ!)と大舞台で戦った技を伝えていくことは、人生でもっとも大切にしていきたいこと。職人の技と心、そして、しきたりを含めて…
風で飛ぶような若者の目につく昨今。(失礼ですが)成人式前後の若者達の夢の実現に向かって取り組む努力と姿勢。日本人としての誇りも含めて、若い時だから出来る挑戦に未知なるすごい世界を垣間見ました。相手(対象物のこと)を知ることに限ること。まさに宮大工の木の性質を知るごとく。見習いたい!


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbowカテゴリー 心・努力・技

2008年03月28日

清里の春のおもてなし

仕事で早春の清里に行きました。雪の溶け始めた山々は、尾根尾根の白と山肌の黒、空の青とのコントラストが美しく、躍動感に満ちた力強さも見せてくれました。北岳と甲斐駒ヶ岳の間に聳え立つ富士の頂きは、気品をそなえ凛とした美しい姿でした。
東京での前々日の大雨、前日の寒さと強風とは打って変わっての晴天、雲ひとつない青い空でした。気温も20℃を超え、汗ばむほどの暖かさでした。
冬の間雪に覆われた清里の別荘地は、雪溶けのこの頃になり、ようやく【新春の集い】が催されるのだそうです。その会の講演にお呼び頂きました。
【新春の集い】ですから、皆様にはおおいに笑って頂き、品格ある笑いで福を招くよう心がけました。祝宴の席も、今年初めてお顔を合わせたという皆様の、笑顔溢れる集いとなりました。
終宴後、その会場にある天望台から【土星】を観せて頂きました。輪まではっきりと見えました。

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その晩は、満月を望める露天風呂のある高原ホテルに泊り、翌日は美術館や工房をご案内頂き、蕗の薹の天ぷらと信州そばをご馳走になり、素敵な2日間を過ごしました。
「八ヶ岳からアルプスそして富士山が揃って、こんなに、はっきり、きれいに見えるのは珍しいのですよ。」と清里に別荘をお持ちのご案内のご夫妻の言葉に、本当に良い日にお呼び下さいました(^_^)と感謝感謝の2日間でした。

宿泊した高原のホテルのロビーには、可愛いお顔の雛人形が飾られていました。あまりに可愛いいお顔でしたので、写真を撮らせて頂きました。

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「可愛いお雛様ですね」とフロアスタッフにお尋ねすると、立雛のお内裏さまとお雛様は18歳の時に、その方がご自身のためにお求めになったものだそうです。お道具はおばあ様のものだそうで、時代を感じる立派なものでした。
三人官女や五人囃子は、ご縁があったのか、ご近所で捨てられるところを貰い受けたお人形だということです。
立雛同様に、有職雛で、ふくよかなよいお顔立ちでした。
作られた時代も違う、持ち主も違うこの雛たちが出会い、こうしてこのホテルに飾って貰い、たくさんのお客様にみていただいている不思議…。
そのフロアスタッフの女性の優しさからのご縁と感じました。
そのスタッフは、迎えて頂いた時の第一印象がとても素敵で、親切で柔らかい雰囲気は見送りまで変わることなく、私や他のお客様に注がれておりました。
高原のホテルでのわずかなひと時は、一層思い出深いものになりました。
さて、こちら清里では昔から【ひな祭り】は、4月3日だそうです。桃の花が咲くのを待ってお祝いするのだそうです。
雪どけの山々にピンクの桃の花、そして春を運んできてくれるお雛様。
桜はそのあとになり、続いての花盛りを迎え、清里の春は爛漫となるようです。この2日間の清里は、優しい方々の素敵なおもてなしに、一足先に【春爛漫】を迎えました。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー マナー〈おもてなしの心〉

2008年04月16日

柳緑花紅

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「柳緑花紅」(やなぎはみどり はなはくれない) <春の美しい景色の形容です>

新入学、新社会人へエールを送るごとく、春の花が、桜の花が咲いています。新しいスタートに花は欠かせません。春の情景は厳しい冬を乗り越えた後の、まるでご褒美によう。陽の光の中で輝いています。ピカピカの一年生、フレッシュマン達がそうであるように…
私はこの度、授業のカリキュラムに「リクルートマナー」を導入の総合学院の入学式に出席しました。式典は、新宿のホテルの44階です。会場は式典に相応しく、美しい花で飾られ、華やかな中に、新入生とご父兄の方々も緊張した雰囲気で同席していました。院長、理事長、そして校長と、諸先生方のご挨拶に、「学ぶことの他に、人としての成長と目標の実現にむけるエール。そして、仲間と手を携えて卒業するように。」とのお言葉が印象的でした。私は来賓として、新入生がそうであるように、緊張して諸先生方のお話しに聞き入りました。
このように盛大に式典をして下さることへの感謝を、誠意を持って接し、目的を持ち、指導者のあることを、仲間がいること、場のあることの大切さを述べ、マナーの授業を楽しみにしていることを付け加えました。皆様の成長が楽しみです。と思いを込めて…
「柳緑花紅」は、このような場で私はよく口にする言葉です。柳は緑色で、花は紅という春の野のあるがままの光景を詠った、この有名な禅語は、中国の北宋の文人、蘇東坡のものです。柳は緑の枝を垂れ、花は赤く咲き誇っていて、それぞれの本分を全うして、一途に生きている。柳も花もそれぞれに個性を発揮しながら存在し、すべてのものが助け合って美しい調和の世界を築いているという教えで、様々に輝いている有様の例えを言います。季節の言葉として用いますが、相手を認め、思いやる心、相手の良さを引き出し、自分も輝く、共生の生き方は、自然の営みの中から多くを学びます。また、マナーの心として私は大切に受け止めています。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 いしいようこ カテゴリー マナーこころ

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イラスト : 新入社員

2008年04月22日

春爛漫

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友人に誘われ、コンサートに行った際、友人は大きな夏みかんに手作りマーマレードを持ってきて、「是非食べて」と言われ、頂きました。たわわに実を付けたので近所の人にも配ったそうです。その友人も私と同じく都内に住んでいるのに、100以上もなったと聞き、驚きました。
夏みかんの味は、酸味も強いが甘味も強く、深みのある美味しさでした。手作りマーマレードは、完全無農薬で安心してパンにたっぷり付けて美味しく頂きました。
友人の家の庭は決して広くないけれど、四季折々、花を楽しめるように工夫しているそうです。間もなく、藤棚の藤も花を咲かせそうとの事です。
庭いじりをしていると、近所の人や路行く人が声を掛けてくれるそうです。丹精込めて育てた草花は、とても愛おしく、褒めてくれるとまるで我が子が褒められたように、とても嬉しい気持ちになれるそうです。花を介して知り合いになったり、初対面の方とも花の話題で盛り上がったりする事もあるとの事です。
花が人の心を和ませ、優しい気持ちにさせてくれるのでしょうか。なんと、素敵なことでしょう。春爛漫の季節、住宅街の生垣の花めぐりでも楽しもうかと、ふと思いました。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ブレンド カテゴリー マナーこころ

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イラスト : 藤の花

2008年04月30日

夢の楽園で生まれた“こころ”のマナー

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いよいよゴールデンウィーク。皆さんはどのようなプランを立てられたのでしょう?最近は海外への旅行者が減少傾向にあり、やはり「安・近・短」という気軽に行ける旅が人気のようですね。GWにはもう間に合いませんが、またの機会に少し遠くへ海外旅行をと考えている方にはお勧めのところがあります。
 それは、アメリカ・カリフォルニア州のカーメルとモントレーというリゾート地。通常のツアーでは省略されがちですが、知る人ぞ知る美しい街です。互いに隣接しているこの二つの街は、サンフランシスコから南へ2時間半くらい車を走らせたところにあります。カリフォルニアの青い空の下、カーメルからモントレーへと続く海岸線こそが自然の織り成す最高のビューポイント。私も何度か訪れていますが、上質のスローライフが楽しめる、アメリカ人にとっても憧れの地なのだとか。澄み渡った空、青く深い海、波の上ではラッコが悠々とお食事中、人間を恐れることなく近づいてくるリスやラクーン・・・まさに夢の楽園です!
 カーメルは、「ダーティ・ハリー」、「マジソン郡の橋」などの映画を主演、また最近では「硫黄島からの手紙」などの監督としてハリウッド映画の誇るべき存在クリント・イーストウッド氏が市長を務めたこともある街。そこはハリウッドスターたちの別荘が数多く建つリゾート地でもあります。この街のメインストリートには、人の心を縛る無機質なものが殆ど見当たりません。信号も街灯も殆どない。車は必ず歩行者を優先し、渡り終えるまでのんびりと待っていてくれます。車同士はお互いに道を譲り合い、苛立ってクラクションを鳴らすなどということもありません。夜は月明かりだけ。遅くまでふらふら出歩く人も、大声ではしゃぐ観光客も皆無。人間が自然の成り行きに当然のごとく合わせているのです。
 自然との調和を大切にした生活の中から生まれたマナー。見所を足早に駆け巡る旅も良いけれど、人のやさしい気持ちを引き出してくれる、ゆったりと時間を過ごす“心で感じ、想う”旅も豊かなものですよ。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Nyan カテゴリー マナーこころ

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フォト : ラッコ (カリフォルニア州モントレーの案内ページより)
http://www.usatourist.com/Japanese/places/california/monterey.html

2008年05月07日

自分の姿をみつめる…

今日、スーパーに買い物に行って来た。私は平日仕事がある為、買い物が土曜か日曜しかできない。そこで、どこの最寄のスーパーが安いか等を把握して、常連として買い物に行っているスーパーがある。そのスーパーは、外国人の客が非常に多く、特に目玉商品を買いに来る外国人客が多いのに気付く。ちなみに、私も目玉商品を買う客の一人である。但し、外国人客と私が違うのは、約1週間分の食材をまとめ買いするところである。だから、私の後ろにレジで並んだ客は可哀そうで…でも、何かこう順番を考えると…そう、日本はきちんと順番を守りますよね…だから、つい他国の方々もそうした方が等と、余計なことを考えているので、目玉商品を一つだけ手にして並んでいる外国人の人に対して、お先にどうぞと言ってあげようか迷いつつ、やはり日本では…守って頂いた方がいいからなあ、何て… そんなやり取り(心の中での)の中で、その一人の外国人の方が、日本の年老いた男性に尋ねられていた。「その目玉商品はどこに置いてあるのかと…」すると、自分が持っていた目玉商品を一言二言の後、渡して(年老いた男性に)、その人は、目玉商品をまた取りに戻って行った。その光景を目の当たりにした私は、とても自分が小さく、また、恥ずかしくてたまらないという気持ちでいっぱいになってしまった。マナーって相手を思いやったりしなきゃいけないのに、私って何してるんだろうって…
自分の国の文化を、他国の人に良く理解してもらおうとか、そんな…私は自らをかなり反省した。それと同時に、マナーの原点にかえって、まずは日頃の生活における、自分の姿をよく見つめていかなければならないと思ったのであった。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Oyasai カテゴリー マナーおもいやり

2008年05月14日

ご近所散策

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先日、友人に誘われてお芝居を観に出かけました。
GWも最終日、思いがけずあまりお天気に恵まれなかったお休みでしたが、最終日は暑いくらいの陽気でまさにお出かけ日和の一日でした。
さて、お芝居を観に行った所は築地本願寺の敷地内にあるブディストホールと言う所で、1階には喫茶室や日本料理店もあります。164席程の小劇場なのですが、公演している側と一体感・臨場感があり、とても楽しい時間を過ごすことができました。
何よりも、お寺にそういった施設があるなどとは知らなかったこともあり、とても新鮮に感じました。
築地本願寺(浄土真宗本願寺派築地別院)は、西本願寺の別院として1617年に建立されました。関東大震災で崩壊した本堂の再建で、古代インド様式の建物が1934年に落成され現在に至っています。本願寺の建物はTV等でも度々目にしておりますが、素敵な建物ですよね。
また築地本願寺には象・猿・鳥・牛等様々な動物たちが住んでいます。お参りがてら境内を散策して、それらの動物たちを見つけてみるのも楽しいかもしれませんね。
そして、帰りは築地界隈のお寿司屋さんで、美味しい魚をいただくのもいいと思います。
今回行ったところは毎日勤務している所から程近い場所でしたが、お参りをしたのも初めてですし、ホールがあると言うのも初めて知りました。
新幹線や飛行機に乗って遠くへ旅行することもとても楽しいことですが、自分の住む街を散策するのも楽しいですね。魅力ある自分の住む街をもっともっと知っていきたいと思いました。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ☆Fain ☆ カテゴリー マナー心

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フォト : 築地本願寺HPより
http://www.tsukijihongwanji.jp/

築地本願寺にすむ動物達
http://www.tsukijihongwanji.jp/tsukiji/doubutsu.html

2008年09月08日

折り紙

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大学生の頃、アメリカ西海岸にホームステイをしました。私がステイした家庭はお父さんとお母さん、それに高校生と中学生の女の子の4人家族でした。ホームステイの初日、私は初めての経験で本当に緊張していました。その家に到着すると家の中がなんだかにぎやかです。近所の子供たちが日本人が来るのを興味津津で待っていてくれたのです。私はとっさに持ってきた折り紙を出して子供たちの目の前で鶴を折りました。子供たちも真剣に私の手元を見つめています。私はみんなに折り紙を配ってリビングは折り紙教室となりました。鶴は難しいと思い、箱を手本を示しながら折りました。そのあとも風船や奴さんなど思いつくままに折って見せました。その家のお母さんも「日本人は器用ね」と感心していました。私はみんなと一緒に折り紙を折ったことで初対面の緊張が解け、すんなりとその家に溶け込むことができました。
月日は流れ、私は結婚し娘も二人生まれました。娘たちが小学校の低学年だった頃、今度はそのステイ先のお母さんが日本に友人と遊びにくるという知らせがありました。私は彼女たちの滞在先である新宿のホテルまで娘二人を伴って会いにいきました。
当然、娘たちは英語はわかりませんが毎年クリスマスにプレゼントを贈ってきてくれる‘アメリカのおばあちゃん’に何かしたいと、千代紙を持ってでかけました。私が‘おばあちゃん’やその友人とティールームで話をしている間、娘たちはそばで12枚の折り紙を飾り折りして毬の形にする十二個玉というのを作っていました。そして出来上がった十二個玉を‘おばあちゃん’とその友人に差し出したのです。‘おばあちゃん’たちはとても喜んで宝物にすると言ってくれました。そして「日本人は本当に器用ね」とほほ笑んでくれました。娘たちのありがとうの気持ちの詰まった十二個玉は遠くサンフランシスコまで空を飛び、ステイ先のリビングを飾ったのでした。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー マナー心

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フォト : 十二個玉

2009年09月25日

顧客満足度

 先日、家の水道管が古くなり、壊れてしまいました。形ある物はいつか壊れますし、いつまでも原型を止めていることはありません。でも、適切なメンテナンスをしていくことで、それを長持ちさせたり、できるだけ原型が止められるようにすることはできます。私の家で起きた水漏れは、その適切なメンテナンスができていなかったことが大きな原因となっていました。また、壊れてこのままでは大変な事になるような事態が起きたにもかかわらず、その後の対応がとてもずさんに感じられるものでした。
 顧客満足度は会社の業績や売上に大きく影響するものだと思います。満足度が低ければ、もうそこは利用しないと思うのがサービスを受ける側の心情です。
 では、顧客満足を得るためにはどうしたら良いのでしょうか?
 顧客満足度調査を行う上で、さまざまなチェックシート等がありますが、何よりも私の為(お客様の為)にどのような対応をして下さったかが大きく影響することと思います。「自分の為に○○さんは動いてくれた。」というのは同じサービスを受けていても、大きな違いが出るものだと思います。
 先日読んでいたメルマガで、このような記事がありました。
 「ある工務店さんがいらっしゃいました。この方はいつも忙しく、予定を入れるのは大変です。小さな下請けの業者さんなのですが、いつも指名が絶えないそうです。この方にやっていただこうと思っても3、4ヶ月待ちは当たり前です。しかし、自分を指名してくれたのだからと出来る限りの調整をして下さいます。この業者さんが人気の理由、それは顧客満足度がとても高いことでした。それでは何故顧客満足度が高いのか。彼はとてもきめ細かいサービスをします。工事に入る前、工事中、完了してから。それはもう何度もお客様に確認や気が付いた事、終わった後のフォローと、沢山お電話をされるそうです。確認やフォローを怠らない事で、当然仕事にミスはなくなりますし、お客様も安心して仕事を任せることができます。だからとても人気があるのですね。」
 このように、お客様の身になって考え、行動する事が顧客満足につながり、故に業績も上がるという結果に繋がるのですね。
 今回私が体験をしたことは、管理会社に対してはとても満足できるものではありませんでした。電話も繋がりにくく、直ぐに対応しなければならないことの決裁がなかなか下りず、その進行状況も分らないし、フォローの電話もない。挙句別の事態が発生し、対応してもらおうと電話したところで前の決裁の報告を受ける。そんなずさんな対応では、今後改めて契約を結ぼうとは思えませんでした。
 その一方、来ていただいた業者さんは、時間が遅い、又は早くても丁寧に対処して下さり、とても好感の持てるお仕事をして下さいました。
 相手の立場や状況を把握し、考えて丁寧に応対することは、顧客満足度を上げるだけでなく、人とのお付き合いの中でも必要なことだと思います。いつでも相手の事を思いやれる言動や行動をとっていきたいものですね。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ☆Fain☆ カテゴリー マナー心


インターネットから取得できる実用マナー検定

2009年11月24日

伝統文化にふれながら…

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 心配されていた雨もほぼ上がり、私達の一行は神楽坂を進んで行ったのであった。以前より憧れていた街“神楽坂”。都内で学び始めてから早14年。やっと奥深い歴史と文化の香りがいっぱいのこの街に、私は足を踏み入れることが出来た… そんな私の思いを胸に、さらに本日の学びの場となる神楽坂「かみくら」へと向かって進んで行くと、気が付けば時代がタイムスリップしたかのごとく、黒塀の並ぶ細道… レトロの香りが辺り一帯に漂っている… そんな別世界に私達は、一時の間過ごすこととなった。今日の学びの内容は、日本の伝統文化にふれながら、お箸でいただくフレンチ… 何とも粋な場でもあった。食事はヤーコンや秋の味覚の代表格でもあるきのこ、そしてサーモン等の入ったオードブルに始まり、タラのポワレに白子のムニエルが絶妙の味わいであった二品目、また、食欲の秋とも言われているこの時期に頂くのは最高である。栄養価抜群の牛フィレ肉、そして深まりゆく秋に初冠雪を彷彿させるスウィートな一品、グレープフルーツのブラマンジェ… どの品をとっても、食材として、そして本日の学びの場として最高の和と洋のハーモニーが奏でられていた。これほどまでに素晴しいメニューをご用意下さった、シェフやスタッフの皆様のおもてなしに感謝しつつ、時間は過ぎていった… いつの間にか時の経つのも忘れ、気が付けば散会の時間。このような場では、テーブルマナーはもちろん必要ではあるが、ご一緒する皆様と心から料理を“美味しく、楽しく、美しく”いただく。これが一番必要なマナーではなかろうか。あらためてそう心に響き渡った学びの場となった。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Oyasai カテゴリー マナー 心

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フォト : かみくら


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2010年02月24日

『マナーはハートTOハート』

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 昨年11月にオバマ大統領が来日して皇居を訪問した際に、出迎えた天皇陛下と握手を交わしながら深々と頭を下げてお辞儀をしたことが評判になりました。
 一般的にはお辞儀をしながら握手をするのは、正しいマナーとは言えませんが、日本では非常に礼儀正しい態度だと好感を持った人が多かったようです。
 一方、米国では、大統領が謝罪をしているようだと非難の声が高かったようです。
在日の米国人によると、日本でのお辞儀と握手の使い分けは難しく、時に戸惑うとのことです。握手をしようとしたら相手に頭を下げられたり、逆に頭を下げたら相手が握手の手を出してきていたりするようです。日本人同士だとお互いの間柄とか親疎の関係などにより、お辞儀か握手かの選択の微妙なニュアンスがすぐつかめて円滑に挨拶ができるものです。目上の方へはお辞儀、同輩や後輩とは握手、相手が手を差し出してきたら目上の方とも握手になることがあります。目上の方だと握手しながらも、恐縮して何となくお辞儀をしてしまうこともあるように思います。
オバマ大統領は、日本の作法をもって天皇陛下に拝謁し敬意を表したのだと考えます。新聞に掲載された写真を見ると、大柄な身体を60度くらい曲げた大統領の姿から、真摯な誠意が伝わってきます。
形だけのマナーは一方通行で終わってしまいます。文化の違いで多少ちぐはぐになってしまっても、マナーは自分の心を相手の心に伝えるものだということを改めて感じました。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin  カテゴリー マナー心

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フォト : オバマお辞儀を報じたLAタイムズのブログ記事より

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2010年06月16日

六月によせて

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 輝かしい五月と炎暑の七月に挟まれたこの月は、どこか曖昧な印象。黒南風と称する雨気を含んだ陰湿な風が吹いて、入梅の知らせが南から北上して、日本全土を包みます。しかし麦秋から一気に田植えの最盛期に入り、天と地から育つ様は、姿は、見事な眺めでもあります。緑はいっそう色を濃く、恵みの雨に詩情あふれる様を呈します。
 六月を綺麗な風の吹くことよ  ?正岡子規?
 毎年いただく、美しい花々の描かれた誕生日カードに、こう添え書きがあります。
「美しい季節にお生まれの貴女さまに、神様の祝福がありますように…」と。誕生日には、母の好物をそなえ、香を手向けるのが、私の毎年の習わし。そして、母へ感謝の言葉を発し、静かにつかの間過ごします。和服も歌舞伎も邦楽、茶道、俳句も母の影響です。美しい縞のきもので小学校の参観日に、遠足の付き添いにと出向いてくれました。
 歌舞伎役者の団十郎や菊五郎のはなしを楽しく聞かせてくれ、一緒に歌舞伎を楽しみました。今も時折、母の声が聞こえてきます。「いくつになったの?」と、まだまだ母の歳までは時間があります。たくさんのリスクを背負って私を生んでくれた母。たった一つしかないこの身体です。年々思いの深まる今、だからこそ精一杯…と。
 私と同じ様に誕生日を迎えた女の子が身近にいます。彼女は3歳のお祝い。バースディケーキのついたピンクのシャツを着て、なんとかわいいのでしょう…!母と子の姿を見ていると、大切に大切に愛情をそそがれて、母親は彼女の手・足となって、月日を重ねています。下に2ヶ月になる妹もいますので、身を粉にして無償の愛を…そそぎます。その姿を見るにつけ、一人で大きくなったのではない… わかっているのに…と、10代の自分を思い出します。
 「かの時の言いそびれたる大切の言葉は今も胸に残りて…」 ?石川啄木?
 六月は、誕生日が近づくと、母をことさら想う月でもあります。愛いっぱいで私を輝かせてくれました。今は自らを輝かせることを…と。
 マナーの心は相手を思いやる心からお相手を輝かせます。ご一緒することで、また束の間、たった一言かもしれません。もう一度ご一緒したい、もっと言葉を交わしたい…とお相手は、ご自分を輝かせ、心を弾ませるのです。そしてまわりをも輝かせるはずです。この美しい愛の女神に守られた六月が、たくさんの恵みに…と思いがつのります。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 いしいようこ  カテゴリー マナー心

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フォト : くちなしの花

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