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しきたり アーカイブ

2008年01月08日

明けて西暦2008年。平成20年になりました。平成生まれの成人が誕生する年でもあります。
元日に氏神様にお詣りし、今年一年の無病息災をお祈り致しました。
さてさて、おみくじは吉とでるか凶とでるか……。たくさんの人たちがおみくじを求めています。
運勢や占い好きといわれる日本人ですが、本屋の店先には【暦】の本が置いてあり、やはり売れています。ちなみに、今年の元日は【先負】
ビジネス手帳もこの六曜・六輝(ろくよう・ろっき)の記されたものが多く売られているのも需要あってのことゆえ、やはり日本人は暦好きなのでしょう。
というよりも、農耕民族であった日本人には切っても切れない行動基準であったのかもしれませんね。今では仏滅に結婚式を挙げる方も多いようですが、さすがに、葬儀は友引には致しませんね。
農耕民族として、自然への畏怖の念を持ち、真摯な態度で自然や事柄に向かい合ってきた日本人。その行動規範も【暦】に照らし合わせて成り立ってきたといえます。また、『村八分』という言葉にも見られるように、共同体としての生活形態、集落としての生活の中で、人々がいかに円滑に生きるかという知恵を授けていたのも【暦】なのではないかと思われます。日本人の【暦】好きは、好むというよりも必然性からきたというのが納得のいくところではないかと私は感じます。
そして、これらのことは、迷信・言い伝え・慣習・行事・祭として捉えていくことになるのです。

2008
年、平成20年の今年は【戊子ぼし(つちのえね)】陰陽五行の考えでは、戊は土の兄。土は植物の芽が地中から吐き出されるように発芽する形、万物を育成・保護する性質を表しています。土でも兄(え)は 陽を表し、山・ 丘の土を表しています。
【先負】は「万事に平静であることがよし」
先負から始まった戊子の今年………今まで頭の中や心の中で大事に育てていた思いが芽を出して育ちふくらんでいく。そんなことを示唆しているようでワクワク致します。しかも、あせらずのんびりと穏やかに進めるほど良いなんてなんとうれしいことではありませんか(^o^)v

ブログをお読み下さいます皆様にとって、本年がこのように穏やかにたおやかにバランスを保って過ぎていきますことを心からお祈り申し上げます。

今年、皆様はどのような芽を芽生えさせるのでしょうか?
 

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー しきたり

2008年01月31日

一陽来復(いちようらいふく)

一陽来復、冬が終って春になるとの意
この時期よく目にし耳にする言葉です。
一月もはやおしまい、陽ざしの春に心も軽くなります。
二月八日は旧正月、中国ではこの旧正月に民族の大移動があります。
駅は超混雑、人々が集結して大混乱、お正月は帰省して家族とともに仲睦まじく
すごすのが伝統的な中国のお正月のすごし方、大切な行事なのですね。
日本でも中国から伝わった文化的な行事をしきたりとして固有の文化に変化させ
受け継いでいますが…
一月の異名に睦月(むつき)という言葉があります。これは陰暦正月のことですが、
やはりお正月は家族そろって仲睦まじくありたいとの願いを込めているのですね。
気持ちをかよわせることは忙しい日々だからこそ、大切にしたいものです。
カレンダーには季節のしきたりが多々書き込まれています。今年も楽しみにした
いものです。
いよいよ如月(きさらぎ)(二月の異名)それぞれにいろんな春が到来します。
※一陽来復は陰暦の冬至をあらわします。また逆境、不運などよくない事が
続いた後、ようやく幸運が向いて来る意にも用いられます。
(中国では電力不足に伴なう様子がTVにて放映されていました。)


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー しきたり

2008年02月13日

初節句の人形が届きました

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昨年6月に女児を出産したヤングママから嬉しい便りが届きました。「ちいちゃんの初節句に実家から贈られた雛人形を、今日は大安なので飾りました。ぜひ見に来て下さい。」とのことです。便りの中で、じいじ(ヤングママの父親のこと)が大変立派な雛人形を手配し、1月末の大安吉日に届けてくれたとのことです。Babyはスクスク成長し、今では一日二食の離乳食をしっかり食べているとのこと。ことに人参、かぼちゃが大好き。甘いのが好きなようです。
昨年誕生の女の子が迎えるお節句を初節句といい。古来より、女の子が生まれると母方からお祝いの人形を届けます。身近な人達も初節句を祝って、何がしかのお祝いを用意します。私も早い時期に、ひな菓子と桃の花をたずさえて訪れるつもりです。雛壇の前に座ったBabyの姿をカメラにおさめましょう。母と子のツーショット。今からとても楽しみです。

PS 初節句の次に訪れる初誕生、一才のことで大切なお祝いです。また、日本人は初が大好き。初ものとしての季節の食材も豊かになってまいりますね。地の恵みにもワクワクいたします。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー しきたり

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イメージフォト : 雛人形(文面のものとは違う品です)

2008年03月03日

初節句に招かれました。

hina7dankazari.jpg


女の子が誕生すると、実家からお祝いに雛人形が贈られます。古来からの風習は、現代も美しい人形が夢の世界へいざないます。女の子の無事なる成長と幸せを願って・・・
人形が届きましたとのことで、さっそく出掛けてみました。マンションの一室には、親王雛が飾られています。有職雛の一対は、古式ゆかしく金屏風を背に、にこやかに格調高いお姿です。束帯と十二単の男雛女雛は貴族の装束です。男雛は儀式の際に、天皇だけがお召しになる黄櫨染(こうろぜん・・・黄色みをおびた茶色)御袍の束帯姿、女雛は女房装束(十二単)でおすべらかしという独特の髪型です。それぞれの手には晴れの場の必須アイテム、笏(しゃく)と檜扇(ひおうぎ)をお持ちです。畳台は美しい繧繝縁(うんげんへり)。これは御所独特の文様で、高貴な人が用います。雪洞(ぼんぼり)は雛飾りには欠かせません。私の子供の頃はロウソクでしたのに、今はほとんどが電灯になっています。御所の紫宸殿(ししんでん)にある、「左近の桜」「右近の橘」は盛り花として雛を引き立てる小物として欠かせません。男雛の位置は帝の位置を表して、関西では左に、女雛を右に飾ります。関西に多く見ることが出来ますが、これは天皇、皇后にそったもので、「天子は南面にして東に座す」という中国の礼法に従っています。関東では男雛を右に、女雛を左に飾るところが多いようです。西洋的な考え方から、右を上座としているからなのですね。
雛飾りが終わると箱の中にしまわれ、来年迄じっと暗い世界におわします。
桜のおこわに蛤のすまし汁、菜の花の白和え、鰆の西京焼にキンカンの甘煮を添えて、手作りの料理でもてなしてくれました。
桃と菜の花がいっそう華やかさを添えています。
10Kgのちいちゃんは満面の笑み、大切に大切に育てられています。ヤングママがそうであったように・・・
無事な成長と幸せを祈りましょう。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー しきたり

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フォト : 吉徳大光 京八番親王六寸十五人揃い「小出松寿作雲井雛」
     (ブログの文章の内容と写真の雛人形とは違うものです)

吉徳大光のサイト
http://www.yoshitoku.co.jp/hinaningtou/08dankazari.html

2008年04月09日

お礼参り

お礼参り ?祈願のお札を納めました?

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この四月に、晴れて中学生になる少年を伴って、湯島天神に詣でました。冬の寒さが戻ったような冷気の中、傘をさしてのお礼参りです。中学受験を無事に済ませた本人に記帳をさせ、初穂料を納めます。神殿では、保護者も彼に続いて、二人だけの修秡の式が行われ、二礼二拍手のならいにて、一連の儀式は彼の初体験です。
絵馬のダルマに目を入れ、自分の決意を書き添え、境内に下げます。彼はなんと書いたのでしょう・・・ (彼は遠慮がちに、すずなりの絵馬の仲間としました。)聞かないでおきましたが、お札にこれからの学業に対する、自分の志しを書いたことでしょう・・・ 有難い祝詞、真似ごとの御神酒。少年にはまたとない経験と、私は勝手に思いながら、参道すじのそば店で暖をとり、昼食をしました。お参りの客の空腹を満たせるように、店は客の為に、また店は客によっても成り立っていることなど話します。お互い人によって生かされていることなど話しているのですが、少年の心にはどう響いたのでしょう・・・ 学校迄のアクセスが別にあることを告げ、メトロを使って学舎を訪れてもみました。(制服を着た少年の凛々しい姿をイメージします。)すでに170cmになろうかとしている姿と、まだまだ幼い感もありで、アンバランスな姿に微笑ましくもありました。10年後の彼は、どのように成長しているのでしょう。春はまたエネルギッシュです。
PS 学問の神様として有名な天神様は、東京では藤の花で有名な亀戸天神、白梅で有名な湯島天神。本殿は、九州の大宰府にあります。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー しきたり

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フォト : 湯島天神
湯島天神公式サイト
http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/index.htm

2008年12月10日

手渡しのお歳暮のチョコレート

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師走に入り、お歳暮のシーズンになりました。
皆さまのご家庭ではいかがでしょうか?
町を行く宅配便の車はいつもにも増して忙しそうに走っています。
現代社会では宅配便は日常不可欠な物になりました。毎日のようにいろいろなものが届きます。郵便物で充分なものまでも、宅配便として玄関で人の手から受け渡されます。核家族で留守がちな家においては、便利なようで不便なシステムかもしれません。
子どもの頃、ポストではなく手渡しで届く「お届け物です」の声は、心踊る響きだったように記憶しています。包みを解くのは未知なる物の正体を見る好奇心でワクワクしたものでした。時には、直接ご本人様がお届け下さり、しばしの間話に花が咲くこともありました。
そんな【お届けもの】や【お歳暮】の手渡しの手は今や宅配便業者の手にとってかわりました。
もともと【お歳暮】とは、身内の間で取り交わされる習慣でありました。いつも世話になっている実家や親戚に感謝の気持をお届けするものでした。
お正月やお盆の帰省に合わせて、日頃の感謝の気持を形にして届けた習慣が、今ではお世話になった人への贈り物として取り交わされるようになりました。「遠くの親戚より近くの他人」なのかもしれませんね。
【お歳暮】の手配には、カタログやインターネットによる早期申し込みのシステムもあり、忙しい現代人には便利です。
しかし、便利なシステムに頼ってばかりいると、心を失ってしまいそうです。【お歳暮】はいつ届けたら良いのかさえわからなくなってしまいそうです。
【お歳暮】は12月の始めからクリスマスの前までに届くように送ります。もし間に合わない時は【お年賀】として1月になってからお届けします。松の内までに、あるいは遅くとも15日の小正月までには届くように致します。それを過ぎたら【寒中見舞い】として送ります。
また、年賀の欠礼の知らせのあった場合でも【お歳暮】は贈って構いません。ただし、1月になってお届ける場合には【寒中見舞い】として年賀の期間を外して立春の前までに届くように送ります。
【お歳暮】は日頃の感謝の気持を込めて贈る物ですから、一度限りではなく毎年続けて贈ります。
【お歳暮】が届きましたら、直ぐに届いた旨を相手に伝えます。
【お礼状】は封書で書くのが正式ですが、【お歳暮】の場合はいち早く届いた旨を知らせることも大事ですから【ハガキ】を使ってもよいでしょう。正式な礼状よりも、一枚のハガキに心を込めて綴られた一文字一文字こそが人の縁を繋ぎます。
先日、我が家へもうれしいお歳暮が届きました。それは、若い方が訪問の折りにご本人の手から差し出されたチョコレートの【お歳暮】でした。「いつもありがとうございます」のことばの添えられた優しい甘さのチョコレートでした。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー しきたり

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イラスト : お歳暮

2009年03月05日

啓蟄の前の一面の雪

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先日、銀座のはずれの駐車場を出るとき、どこからともなく沈丁花の甘い香りがして足を留めました。風は冷たいのに、この甘い香りに背筋が伸びました。

ところで、早春に咲く花の色は黄色が多いというのは本当でしょうか?
ある新聞記事によると、虫たちもそれぞれに好みの色というのがあるというのです。虫の好みに合わせて花は競うように様々な色を進化させた。一方、虫の方も花が多様になるのにともない種類を増やした。これを「共進化」というのだそうです。多様化した花と虫、黄色はどの虫にも好かれる色だそうです。
春とは名ばかりのこの季節には、様々な虫を集めるために黄色がよいということになります。
しかし、果たして虫が私どもと同じ色の感覚で捉えているのでしょうか…?
やはり花の香というのも大切な要素かもしれませんね。梅、沈丁花、スイートピー…。春の始まりに咲く花には甘い香りを放つものも多く見られます。
この甘い香りのおかげで、土の中から出てきたばかりのお腹を空かせた虫たちも、途方に暮れずに美味しい蜜にありつけるのでしょう!
3月5日は二十四節気の【啓蟄】です。
冬ごもりをしていた虫たちが、土の中から出てくる…そんな時節です。
【啓蟄】の前は地中の温度が地表の温度より高いのです。ある時地中の温度と地表の温度が同じになります。そして、【啓蟄】の頃になると、地中の温度より地表の温度の方が高くなります。地中にいる虫たちは、この微妙な温度の差を感知するのです!
自然の営みは不思議ですね。

啓蟄を前にした今夜、表は雪です。黒褐色の土は白く塗り替えられていきます。
土の下の虫たちはわかるのでしょうか…?

大地は春を体温のように感じて虫たちに伝えるでしょう。沈丁花の香りとともに。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 usagi カテゴリー しきたり

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イラスト : もぐら

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