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こころ豊かに アーカイブ

2008年01月28日

心豊かな暮らし

気の置けない友人の家に遊びに行って参りました。
彼女は小学校二年生の女児の母親でもあります。彼女の家には何年も前から何度か訪問しているのですが、突然の訪問であっても、いつも部屋の中は綺麗に片付いてとても心地よくリラックスできます。あまりにもいつも綺麗なので、極意を尋ねてみました。
彼女が心がけていることは、「空間の確保」であること。限られたスペースの中で、ほしいままに物を増やすと、あっという間に空間が狭まれてしまうので、空間の確保をなによりも大切にしているそうです。
その為には、「衣類はクローゼットの中だけに納める。サイズが合わなくなった服は、クローゼットの中だけで眠っているのは気の毒。喜んで着てもらえる人にあげたり、フリーマーケットに出したりする。人間でも血の巡りが悪いと健康によくない。クローゼットの中も循環させたほうが健康的。」私はなるほどと納得してしまいました。
「子供の学校の作品などは、暫く家で飾っておき、その後は写真に収め処分するものもある。基本的に思い出は、物を残すよりも、心の中に納めるようなき気持ちで。そのほうが心豊かでいられる。」と、話してくれました。
私は彼女の話を聴き、必要な物、不必要な物を見直し、心豊かに暮らせるよう心がけたいという気持ちが沸々と沸いてまいりました。暫くは片づけを楽しみます。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ブレンド カテゴリー こころ(豊かな心)

2008年02月21日

おけいこ

親戚のお嬢様に着付を何回かお教えすることになりました。
ピアノ・書道・華道・茶道と多才で、最近習い始めた茶道で、着物を自分で着たいと思ったそうです。前からのお約束でした、“普段着から始めますよ、何回も繰り返しお稽古しませんと、すぐには無理ですから”とお話しをしてあります。
彼女の家に出向いての稽古です。お母様の若い時の着物を出してこられ、「あまり、好きな着物ではありませんが」とおっしゃって、黄八丈のこまかい格子柄がかわいいお着物でした。「帯は」と三本ほど出してこられましたが、赤い地に白とピンクの大きな梅の花が染め抜かれている名古屋帯を選びました。
始めに挨拶をし、足袋の履き方から、私と一緒に腰を屈めて始めます。襦袢や腰巻も1つ1つ、コツを教えながら進めますと、彼女は良くわかってくれ、わからない所は、2回3回と私のすることを真似、長襦袢・着物とひもを使っての着付で出来上がります。伊達締めをしっかり結び、今回はここまでとしました。帯は私自身が締めて見せ、彼女にはお太鼓を結んであげました。私の手使いを良く見ている様子でした。黄八丈の黄色が白にはえ、(赤い帯がなんとも美しい着物姿となりました。)お母様、お祖母様も大喜びで、お人形のようで、“うっとり”庭で写真を写し、冬の日に春のようなひとときです。
「脱いだら、そのまんま、もう一度一人でやり直してご覧なさい。」と宿題を出して帰りました。次回は何度か復習をし、半衿の付け方、伊達衿の付け方等を少しずつ教えてあげたいと思っています。私の習った時より、よほど覚えが良く楽しみです。(後日、聞いてみますと、もう一人で着ていたそうです)・・・ とてもうれしい事です。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 コーラルピンク カテゴリー こころ豊かに

2008年03月22日

お茶をたのしむ(日本茶)

三月の公開講座は日本茶でした。講師は、お茶のインストラクターの資格を有して、たくさんの経験をお持ちです。お茶の歴史も、古くは禅宗の僧よりもたらされた中国伝来の食文化です。当時は薬として用いられ、特権階級のみのものであったものが、広く手軽に、いつでもどこでも、今は口にすることが出来ます。ペットボトルで飲めるなんて考えられなかったことです。また、別のたのしみ方にお金を払って、異空間で時間をかけ、器とともにお茶を楽しむ大人のたのしみ方が流行っています。甘味処では、玉露や煎茶を自分でその場で入れていただきます。抹茶は点て出しといって、点てたお茶をいただきます。
薬であったものが、手軽にお菓子とともに器も、そしてその場に合わせたしつらえまでもが、四季折々を取り込み、たのしませてくれます。
思いがけない発見と重なって、春の講座から、またヒントをいただきました。テーブルに置かれたお茶の枝には青い葉と実がいっそう風情をそえて(本物です)、各種の葉の香りを、目で舌で堪能し、番茶、ほうじ茶、玄米茶、粉茶に至るまで奥深く、味わい方も様々に学びたのしみました。
「茶腹も一時」
「茶々を入れる」
「お茶をにごす」
など、言葉も様々に生活に根づいています。
お茶をおいしく入れるコツは、やはりサイエンスとココロ、「丁寧においしくお茶を入れていただく。」
後世に残したい文化でもあります。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー こころ豊かに

2008年06月27日

おすそわけ

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夏に向かうこの時期になると、野菜の種まきや、苗の植え付けに忙しい毎日です。素人の主人が定年を機に野菜作りを始めて3年になります。先祖からの畑は広く、草に覆われてしまうのもすまない気持ちから始めたようですが、やはり始めると、思ったより大変で、土おこし、有機栽培の土入れ、苗の間引き、支柱への支え、朝夕の水やり、害虫取り、また、気温が上昇せず雨ばかりでも病気になり、気温が上がり、雨が降らない日が続くとまたまた枯れてしまいます。野菜が土に付いて元気になったのを見計らって、千葉の家のほうに戻りますが、近所で大変お世話になっている友人宅に、野菜をおすそわけしております。前回は、大根・ほうれん草・春菊・フキなどで、3軒のお宅にお届けしました。皆さん喜んで下さり、大高評でした。家を留守にすることが多いのですが、いつも安心して田舎の方に出掛けています。また同時に、義母の介護もありますので、私を心より応援して下さり、気遣って下さいます。「こちらの家の方は私たちに任せて、いつでも出掛けなさい。」と…。本当に嬉しい言葉をいただいています。私も田舎より帰るとすぐに、電話で帰ったことを告げお礼を申します。家の中を整えると、さっそく野菜を携え、友人宅へ伺います。そのことだけはずっと心掛けています。心配して家を見に来て下さる友人、郵便物を預かって下さる友人(お隣りさん)。いつもいつも心より感謝をしております。“ありがとう”と野菜達も伝えてくれているみたいです。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 コーラルピンク カテゴリー こころ豊かに

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フリーイラスト : 野菜

2008年10月24日

車の中から“ありがとう”

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主人の運転で出掛けます。軽トラックの時もあり、その時は座席が高いので、前方と左側の景色がよく見渡せます。山々や四季の移り変わりゆく田園、道端の草花。今は黄金色の稲穂が一面に波打ち、また、刈り取りの済んだ所は、稲の株が何列にも並び、実りの秋の色がそこかしこに見られます。働く人々の姿も、収穫の喜びに満ちていて、歓喜の声が聞こえそうです。農道から大通りの道に出ると風景もがらりと変わり、自動車も多く、道が狭く渋滞の所もあります。細い道では、1台しか通れないと通るのを待ってから動きます。待たせてしまう時は、運転席で手を上げたり、“プッ”とシグナルをならし、“すみません”“ありがとう”という合図をして通ります。また、大通りの列に横道から入れてもらう時も助手席の私が手を上げて入れてもらい頭を下げます。互いに自動車の中でのひと時の出来事ですが、心が通う一瞬です。言葉だけではないあいさつもとても心に残ります。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 コラールピンク カテゴリー 心豊かに

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イラスト : イメージイラスト

2008年12月05日

思いがけない再会です

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 「先生!」と声をかけられました。肩越しに美しい女性がにこやかに立っておいでです。何年ぶりでしょう!… ご主人とお嬢さまを紹介されます。当時、現在小学2年生になる彼女をお母さまに預けて、マナーインストラクターコースで学んでおいででした。現在、中学3年生を頭に3人の女の子を育てながら、ご自分の夢の実現に目的を持って暮らしておいでのようです。毎年いただく年賀状から、当時、群馬からお通いでしたのに東京在住になられておいでです。「娘たちには、先生からのマナーの教えを伝えています。」と… 当日は、季節のご挨拶の手配にと、新宿の百貨店に出向きました。その会場にて、かねてから興味もあり、また、レッスンを時折受けているフラワーアレンジ(プリザーブドフラワー)のデモンストレーションのお誘いを受け、間もなく(約15分後)あることから、4つある椅子の一つに、行きずりの私は腰をかけ、これも何かのご縁とせっかくの休日60分あまりこちらで過ごしてみよう…と、さくらのごとくお待ちいたしていた矢先です。彼女は、これから始まるデモンストレーションのフラワースクールの受講生。先生に魅かれ、常盤台本校まで通っておいでとのこと。短い間に情報を得ました。このスペースは19日から日替わりで、15人の講師が担当。この連休がファイナルでした。外国人の作品も見受けられ、本物のフラワーアートにふれることも出来ました。講師のJ氏はさすがに魅力いっぱいに、ブーケ・キャンドルフラワーなど三つの作品を仕上げられました。軽井沢の自然からイメージを湧かせた作品には、ダイナミックさと繊細さに加え、色のコーディネートが見事にコラボ。素晴しいと拍手をした次第です。まだまだお若い、スタイリッシュでステキなJ先生。隣りの女性はすでに3年通っておいでの受講生。それぞれに自分の生活に、人生に彩りをそえ、また、将来に夢を描いて輝いておいでのようです。目的を持ち、行動することから、思いがけない再会を得ました。いつもお着物でステキでした。と彼女の言葉。ステキに人生を歩まれておいでの姿に、こちらもうれしくなります。ご家族とご一緒の美しい姿に、心が弾みました。偶然の思いがけない出会いは、かつて共有した時間が、目的が、意義のあるものであったと思わずにはおれません。
うれしい再会でした。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 心豊かに

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フォト : フラワーアレンジメント

2008年12月18日

“谷根千”散歩

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先日、マナー文化教育協会・公開講座の『日本の伝統と食文化』ということでノスタルジックな街、谷中・根津・千駄木を訪れました。
まずはお昼時ということもあり、谷中にある加賀料理のお店へ。
隠れ家的なとても温か味のあるお店で、郷土の物を大切にしたものばかりが並びます。金沢の見事な金箔で作られた金屏風に迎えられ、加賀の美味しいお酒で乾杯。見事な器で食すお料理はどれも丁寧で大変美味しいものばかりでした。初めていただいた鴨肉や名産すだれ麩等を使った加賀の郷土料理“じぶ煮”もとても美味しく、こちらのお食事は五感で味わう事のできる素敵なお店でした。
お腹も満たされたところで谷根千のお散歩です。
所々に点在するお寺や神社を見て歩きます。推定樹齢600年と言われる都指定の天然記念物“大椎”もあり、歴史が感じられます。
レトロな手焼きのお煎餅屋さんや金太郎飴、甘味処、うたごえ喫茶等、昭和を感じさせるお店もちらほら。
大きな通りをそれ、路地に入ると懐かしい情景が広がります。小さな八百屋さんやお花屋さん、外階段の木造アパート。そして、古い民家が立ち並ぶこの路地の家々には何処も植木やお花でいっぱいでした。
路地を抜け、不忍通りから根津神社へ。ここは江戸の神社建築としては最大の規模を誇り、国の重要文化財に指定されていて、4月中旬?5月上旬にかけては見事なつつじの花が咲く事で有名です。数十種3,000本ものつつじが咲き揃うそうです。今は銀杏の黄葉が見事で黄色い絨毯が敷き詰められておりました。夏目漱石や森鴎外など、多くの文豪が住んだこの地は文豪の街でも有名です。漱石等が心癒されたこの街を散策し、お天気の良い日はつつじや銀杏を愛でながら読書をするのもいいですね。
木枯らしが吹く夕方になりちょっと体が冷えてしまったところで甘味処へ入りひと休み。美味しい田舎しるこでホッと一息ついて身体を温めました。
帰りは散策途中で見かけたお豆腐屋さんへ。手作りのがんもどきと厚揚げがとても美味しそうです。聞くとこちらのお店のご主人は60年もこの地でお店を営んでいるそうで、80歳にもなるご主人が元気に働いていらっしゃいました。
“谷根千”は、毎日ビルの立ち並ぶ都会の中で喧騒に紛れ、日々忙しく過ごしていると、つい忘れてしまいがちな人との触れ合いや、物を大切にする心を思い出させてくれる、そんな街でした。
時には忙しい毎日を忘れ、日本の古き良き時代の面影を残した下町をゆっくり散策してみるのも良いものです。今度は春の桜が美しい谷中霊園でお花見もよろしいですね。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者Fain カテゴリー こころ豊かに

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フォト : 谷中・根津・千駄木「根津神社」

2009年01月09日

チャコちゃん

 田舎の家(山梨)の隣りに、親戚の一人暮らしをしている松江おばさんが、ネコのチャコと暮らしている。茶色の丸顔のネコで、チャコちゃんと言ったり、チャちゃんと言っている我家をよく訪れる。早い時は、朝5時頃窓を見るともう座っている。「早く戸を開けてよ」とおばの目を見上げるので、戸を開けると一目散でかけて来るらしい。主人がラジオ体操をする時も、一緒に伸ばしたり転がったり足元でしている。少しの魚や甘いお菓子が大好きだが、そんなに食べない。遊びに来るのが目的らしい。いつだったか、足を黒ネコのボスに噛みつかれ、後ろ足一本がブラブラになり折れてしまった。おばは困って、町の医者に入院をさせ、固定させて一週間ほどで退院したが、消毒のため通院しなければならなかった。雨の日、バスに乗って病院に出掛けようとするが、チャコは隠れて出てこない。困って私も一緒に探した。バスの時間が迫るが出てこない。そこで主人が、「チャコ チャコ ニャーオン」と二度ほど呼ぶと、「ニャー」と一言いって出てきた。主人は動物好きのせいか、動物も主人を好きである。その日は自動車に乗せて病院に向かった。チャコは、よその野良猫が来ると自分の食べ物を食べさせ、自分は我慢するとてもお人(?)好しである。私達が長く留守をすると、“行ったのに又いないや”という顔をして不機嫌そうに帰って来るそうだ。「いつも世話になるネ」と、おばは採れた野菜を持って来てくれる。
主人の歌に“呼ぶ声に応えて顔出す孫と猫”という句を詠んでいるが、猫はチャコである。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 コラールピンク カテゴリー こころ豊かに

2009年03月11日

きものでリフレッシュ

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 スーパーに買い物に行く途中、偶然近所に住む友人と一緒になりました。
 彼女は着物姿でとても素敵だったので、思わず私は「今日は着物を着てどうしちゃったの?」と尋ねました。「いいえ、どうもしないのよ。」と彼女。
 今まで着物を殆ど着る機会がなかったので、箪笥の肥しにしてしまうのは勿体無いし、着物がかわいそうなので、虫干のつもりで時々着ているそうです。
 着物を着ようと思う日は早めに家事を済ませ、自分で髪をアップにし、独学で覚えた着付け法で変身するそうです。最初の頃は、着物は動作が制約されきつく感じていたものが、現在では着物を着ると身も心も引き締まり、気分爽快で着物が大好きになったそうです。
 平凡な主婦の日常生活の中で、着物を着ることによってリフレッシュすることを見つけた彼女はとても輝いていました。可能な範囲で自分なりに楽しいことを見つけることは、小さな感動を見出してくれることと思います。私は彼女との話したひと時で、良い刺激を受けました。私もささやかな楽しみを見つけよう!


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ブレンド カテゴリー こころ豊かに

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フォト : きもの姿

2009年05月19日

旅は道づれ、若い女性と舟下りを!

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 福岡天神から柳川迄、足をのばしてみました。初めて訪れる、北原白秋を育んだ独特の風土が今も息づいている柳川。その柳川を小舟にて川下りです。舟を待つ若い女性二人と合流。三人官女のごとく行儀よく小舟に乗り込みました。舟下りは片道のみ100分あまり。船頭は名古屋で鉄関係の仕事を定年退職。故郷で第二の人生でしょうか。なかなかのよか男です。ポーズも決まっており、静かにさおを漕ぐ中、郷土の説明に余念がありません。柳川音頭をはじめとして、白秋の詩もおり込み、慣れた口調でガイド、船頭ぶりも板についています。13の橋を身をかがめて通り抜け、白秋の文化にふれ、今も残るかつての殿様の過ごした館。子孫も館から舟にお乗りとか。専用の船着場があります。柳川出身の「天地人」で活躍のブッキーこと妻夫木聡の話しに至るまで、客へのもてなしの心は100%、いや120%も全開していました。女性のカメラを上手に扱い、私達をごりょうさんのごとく接し、両岸に咲く花々と木々の緑、満開の見事な藤の花は圧巻でした。白舟は、郷にある日吉神社で式を挙げた花嫁が乗り込む舟とか。
美しい季節に思いがけない景色とともに、文化と土地の人々の人情にふれ、足をのばした甲斐があったと、偶然に乗り合わせたチャーミングな女性とともに、旅は道づれ、夕暮れ迫る100分あまり、素敵な時と出会いがまた思い出となりました。
松月文人館(北原白秋の詩にもうたわれた懐月桜)。松月乗船場敷地内に松月文人館があります。白秋を慕う九州文学者が、文学交流のサロンの場としていたところ。文人墨客が残した色紙や写真を見ることが出来ました。かつて白秋らが頻繁に訪れた、格式を誇った料亭。日清、日露、全盛期、明治末期に廃業とある。二階には今もかつての様子がうかがい知れるほど、部屋そのものまで残されています。

柳川観光開発株式会社
http://www.yanagawakk.co.jp


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー こころ豊かに

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フォト : 柳川

2009年05月20日

柳川下りは三人官女で…!

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「柳川下りは三人官女で…!」
待ちこがれていた写真の到着です。

 福岡の柳川下りをご一緒した女性から、思い出の写真が送られてきました。それもCDとともに焼いた写真をアルバムに収めてのことです。美しい便箋にメッセージが添えられていました。仕事仲間の男性は、合コンを設定して下さい(笑)と不届きなことを申します。何故って、とびきりの美しい女性が二人。埼玉在住のK嬢からのものです。柳川出身のブッキー(妻夫木聡)の話しから、藤の花が見事に咲く岸辺を鴨に餌を与えながら、イケメン船頭のリードよろしきを得て、彼の歌声をBGMに、夕暮れ迫る川風を浴びての初めての舟下りはなんとも素敵。三人の生き生きとした姿とともに、情景がよみがえります。思いがけない素晴しいプレゼントを手に、声を出して叫びたいほどです。またまた大切な思い出、宝物が増えました。私のおしゃべりにて、櫛田神社の前のうどん屋にてのうどんといなり寿司は、味も美味しく、彼女たちも満足でしたとメッセージに書かれてあります。おしゃべりが役に立ちました。
 幸せな気分にはひとりでもなれますが、共有する人がいればいるほど、益々と高まります。生涯にいく度あることかと、感慨に浸るものです。これから後、またどのような出会いが、そして、幸せな気分が味わえるか楽しみ!
“旅は道づれ”さらなる出会いと感動を期待いたしつつ…

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー 心豊かに

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フォト : 送られてきた写真より 柳川

2009年06月12日

ジェシーの「結び」のつぶやき

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パイオニア45年 ジェシーの「結び」のつぶやき
ハワイでスカウトしようかな…

 「退職したら時間がたっぷりできるから、ハワイでスカウト活動してこよう!」
ジェシーこと元関脇 高見山 東関大五郎親方(64才)は弟子を指導する上で大切にしてきたことの問いにこう答えている、「礼儀だね、中でも挨拶がしっかり出来る子を育てるようにしてきた。すべてのことは挨拶から始まるんだよ。」 本場所から帰ってきた弟子との会話も「ただ今帰りました」「おかえり」という挨拶がなければ始まらない。挨拶はもっとも大切なことだからと。曙を初の外国出身横綱にまで育て上げた。曙はまったく真面目で、自分からどんどん稽古をし、手のかからないいい子だったと…さらに個性派力士の高見盛へは、真面目すぎるほど真面目、もう少し明るく、サインを求められたら快く対応できるようになると良いのにと心配している。
 この6月16日に定年退職。先月の5月24日、千秋楽に花束を手にしている写真が各紙にみられた。本名は、渡辺大五郎、旧名はジェシー・クハウルア、マウイ島出身(あの呼び出しの声に、ワァーっと歓声をあげたあのどよめきが今も耳に残る)外国人力士のパイオニア。明るく、誰からも好かれ、ファンに愛され、日本人になりきって相撲を楽しみ、そして弟子を育て上げた。昭和39年、19才で高砂部屋に入門。異文化に果敢にチャレンジ、努力と辛抱の人、「多くの人に支えられ、本当に幸せ。」「本音はさみしい!」ともらしている。大部屋で育てられ、兄弟子から細かいところまで教育され、よき時代であったと、今は厳しさも失われてきており、心配と行く末をあんじている。ジェシーの言葉の中から、異文化の中で身を立てた人生訓と、指導者として大切なものを身をもって伝えている姿に、ハワイ出身の力士のみならず、日本の国技である相撲道を通じて、人としての生き方を教えている。「日本が大好き、ずっと日本で過ごしたい!」と、嬉しい言葉である。

PS. 巨人、大鵬、玉子焼きの言葉をご存知だろうか? 大鵬は別格であったとジェシーの言葉。北の海は強い、真っ向から勝負する。とにかく速攻の千代の富士、初代の貴乃花は粘り強くてしなやか、と親方は懐かしそうに話す。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー こころ豊かに

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フォト : 高見山手形色紙

2009年07月15日

バスでの出会い

 先日、ちょっと混み合ったバスに乗ったときのことです。前の方に空席がなかったので後ろの二人掛けの座席に座ろうと後部へと進んでいきました。私の前にいた着物姿の婦人が私を振り返り「よろしかったら、奥に座っていただけませんか?」とおっしゃいました。着物姿で奥の座席には座りづらいのだとわかりましたので「○○で降りますが、よろしいですか?」とお断りして奥に座らせていただきました。

 二人で並んで席に座ってからちらっと拝見するととても素敵な夏物をお召です。これはいったいなんという着物なのだろうかと興味がわき、思わず話しかけてしまいました。その方の着物は夏大島というのだそうです。水をはじきやすいので多少の雨なら大丈夫と教えてくださいました。私が着物に興味を持っていること、多少サイズが合わなくても母の着物をなんとか直して着ようとしていることなど、とりとめもない話をしながらバスの中を楽しく過ごすことができました。その方は私が母の着物に興味を持ったことがとても親孝行だとおっしゃってくださいました。
 私が着付けを習い始めて1年以上になりますが、まだまだ着物の知識はおいついていきません。今回はバスの中が思いがけず着物教室のようになりました。こうして見ず知らずの先輩方からも教えていただけるなんて、学びの場はどこにでもあるのですね。

 今までは街中で知らない方に声をかけてお話をするのは‘おばさん’のすることだと思っていました。今回の経験で私もしっかり‘おばさん’の仲間入りです。でも楽しい経験はどんどんしなくては。お相手の方にご迷惑にならない程度に‘おばさん’になろうと思います。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー マナーこころ豊かに

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2009年12月02日

“ハイジの村”をたずねて

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 田舎暮らしをしている近くに、ハイジの村(山梨県北杜市明野)がある。車で10分位の所ですが、主人の誕生日と昼食を兼ねてその中のレストランを目当てに出かけました。今回で3回目なのですが、美しい南アルプスの峰々が見える麓は、物語「アルプスの少女ハイジ」の舞台、スイスのアルプスを見立て作られている。花々と物語の中に有るアルムの山小屋、ハイジの隠れ家、教会またパン屋さんなどの建物、動物のヤギやウサギ、セントバーナード犬(ヨーセフ)また、日本一長い(230m)のバラの回廊、バラとラン・ハーブの温室、幸福の鐘のあるアルムの森の結婚式場など、花と緑にかこまれ、かわいくロマンティックな物語に入りこみ、澄んだ空気をいっぱい吸い込める楽しさを味わえそうです。
 入口を入るとすぐパノラマ花壇、虹の池が一望に広がり私達を迎えてくれます。丘の向こうには子供達の遊べる遊具のある広場が広がっています。村を一周できるロードトレイン・ハイジ号がかわいいレトロな世界の中に誘ってくれます。村の教会ではさまざまな展示会、演奏会、パーティ、結婚式などでき、素晴しいパッチワーク展と押し花展を開催、展示していました。ハイジの元気な明るい声が聞こえそうです。また、ペータが元気に駆けてきそう。
 全会場をまわりスタンプを押すと記念品が頂けるとの案内に、花地図をたよりにまわりました。その間、ヤギの乳のアイスクリームや生キャラメル、フカフカの白パンなどいただき、アクセサリー店など見て、お目当ての“村一番のレストラン(ボルケーノ)”で誕生祝をいたしました。南アルプスの麓に広がる雄大な風景と、数えきれない花々、夜は星屑のふりそそぐ“ハイジの村”での楽しい一日をすごしました。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 コラールピンク   カテゴリー こころ豊かに

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フォト : ハイジの村


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2010年02月05日

張子の虎は「あ・う・ん」

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 テーブルに飾った張子の虎は「あ・う・ん」。子供連れの4匹の親子虎の置物である。猛獣なのに、子の虎を愛して手元から離さないと、「虎の子」は大切にされているという…まさに「あ・う・ん」
 初詣の帰り参道で、あ・う・んのネーミングに思わず手にして求めた土産物である。寅年生まれは1,034万人、日本の十二支別人口では9番目である。今年も無病息災と福を呼ぶ豆まきは年男・年女・有名人が大活躍。伝統である行事は、それぞれ趣向を凝らして追難は神社で寺でと行われた。子供の頃は一斉に、隣近所、負けじと家長から子供達へと大きな声で福を呼んだものである。豆まきの後、さっそく大豆をしもつかれにして味わう絶品の味は、今も舌に…
 身近にいる寅年の伯母は96才になる。手まり作りがお得意。緻密で見事な配色の色使いの大小の手まりは、訪れた折になによりの土産となって、私の手元で季節に合わせたしつらいに大活躍。七五三の祝儀の絵柄に、よく目にする雅なイメージと重なる手まり、私の大切な宝物である。義姉は84才の年女、息子は今年アラカンを迎える。そしてその娘も年女。なんと大事に育てられた虎は、三代にわたり一つ屋根のもと生活をしている。さらに将来に向けて夢を育んでいる24才の青年、男女は若い力いっぱいに、介護の仕事に、年輩の方々に喜びをと頑張っている。それぞれの寅年に、いや、十二支の方々ともども立春大吉。あらためて福と平和を招きたい…

PS. 日本の十二支別人口の第1位は丑から子・亥・未・巳・戌・申・辰・寅・卯・酉・午と続く。(総務省まとめ22年1月1日現在)

あ・う・ん…呼吸の合うさま、息の出入を「あ・う・ん」と表現

しもつかれ…栃木県の郷土料理。初午に道祖神に供える。
私は、大根おろしに熱く炒った大豆を入れ、しょう油をおとし、日本酒のおともに最適であることから、よくしもつかれを作る。各地にもっと濃厚な酒粕・鮭の頭・根菜などを入れる料理がある。

アラカン…アラフォーに対して、今年還暦を迎えることから「アラカン」と表現

張子の虎(Paper Tiger)…1946年に当時の毛沢東が、米人女性記者に述べたことから、慣用句が知られるようになる。

ことわざの紹介
「虎は死して皮をとどめ、人は死して名を残す」


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フォト : 張子の虎


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2010年02月10日

あっ、忘れ物!


 先日の電車の中での出来事です。私はドアから3番目くらいの席に座っていました。ある駅で数名の人達が降りて行き、かわりに何人かが乗り込んできました。その時、あとの方で乗ってきた人が何か叫んでいます。何事かとそちらを見ると、網棚にあったパンやさんの紙袋を手に取りながら「どなたのですか?」と聞いています。網棚の真下の先があいたのに荷物が残っていたので不思議に思ったのでしょう。誰も何も言いません。つまり持ち主はいなかったのです。それを確認したその人は「きっとあの人達の忘れ物ですね」と誰に言うでもなく声にだすと、その紙袋を持って降りていきました。そして「○○の買い物、忘れた方はいませんか?」と大きな声で聞いていました。その後どうなったのかは知りません。電車が発車してしまったので最後まで見届けることができなかったからです。

 私はしばらくその人のことを考えていました。年配の会社勤めの方だと思います。その人にも用事がおありでしょうに、誰かわからない人のためにわざわざ電車を降りて探すなど、なかなか出来ることではないと思います。私ならどうしただろうと考えてみました。たぶん、そのままにしてしまっただろうと思います。紙袋を網棚に上げたところを見ていて、どの人の荷物かわかっていたら教えてあげようと思ったかもしれませんが、その場合でも電車から降りてまで追いかけて行けたかと思うと自信がありません。
 もし、持ち主にその紙袋が届いたら、持ち主はさぞ嬉しかっただろうと思います。しかし、もし見つからなくて駅員さんに届けられて遺失物扱いになったとしても、それは決して無駄にはならないと感じています。少なくともあの車両に乗り合わせて、ことの顛末を見ていた人達は暖かい気持ちになったと思うからです。人が親切にしているところ、されているところを見るのは見ているこちらも幸せになります。私も小さくてもいいから幸せを届けられるように行動していきたいと思った出来事でした。


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2010年02月26日

伊香保へGO!  (2日目)

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「イヌ!」「クマでしょ?」

 さて、朝食前にまた温泉です。今度は最上階にある露天風呂が目当てです。昨日は男湯に指定されていたので入ることができなかったのですが、眺めがいいということで行ってきました。遠くに連なる山々を眺めながらのお風呂は格別でした。
 最近は浴衣を二枚貸してくださる旅館が増えているようです。朝風呂の後にまた新しい浴衣を着られるのは気持ちのいいものです。サイズもS・M・L・LLと4サイズから選べます。ぴったりサイズの浴衣を着られるのは嬉しいですね。そしてこの旅館の工夫の一つにタオルの色があります。私はピンクを使いました。友人はクリーム色です。バスタオルも浴用タオルも色違いになっているので、タオル掛けにかけておいてもどちらが使ったものかすぐにわかって便利でした。
 
 少しは観光もしようと、ガイドブックを見て興味を持った 切り絵美術館 に行くことにしました。フロントで尋ねると、ちょっと遠いですよ、と言ってまた車で送ってくださることになりました。なんて親切なのでしょう。これでまた旅館の好感度アップです。そして到着したのは小ぢんまりとした美術館。切り絵は以前にも見たことがありますが、本当に気の遠くなるように細かい作業です。ビルの窓の一つ一つ、木の葉の一枚一枚。いったいどれだけの時間をかけて作り上げていったのだろうと、感動をおぼえます。
 この美術館では入場者に切り絵体験をさせてくださいます。私も一枚を選んで挑戦しました。かわいいイヌだと思っていたのに、友人にそれクマでしょと言われ、それでも抵抗していると、受付の方に「クマです」と断言されてしまいました。確かによく見るとクマです。でも、イヌにもちょっと見えますよね。ま、どちらでもいいです、可愛かったのですから。思っていたよりずっと大変で緊張しながらカッターで切っていきました。10分くらいかかったでしょうか? よい記念になりました。

 しっかり旅行気分を味わいリフレッシュできました。気持ちよく送りだしてくれたそれぞれの家族に感謝しながら、これからもたくさん楽しいことをしようねと約束してそれぞれの帰路につきました。(もう少し つづく)

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー こころ豊かに

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フォト : 切り絵の作品

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2010年03月01日

伊香保へGO! (おまけ)

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竹久夢二伊香保記念館

二日目の帰り、ちょっと時間があまったので近くにあった竹久夢二記念館に行ってみることにしました。パンフレットを見ると本館(大正ロマンの館・黒船館)、別館(音のテーマ館)、新館(義山楼)にわかれています。全部を見る時間はなかったので友人と相談して義山楼--ぎやまんろう--だけを見学することにしました。大正の和ガラスの展示館です。
勝手に見るのではなく、説明をしてくださる方がいるらしく、グループごとに順番に行くようです。私と友人が待っていると6、7人のグループがいらっしゃいました。どうもその方たちとご一緒するようです。中国の方たちだったようで日本語の説明のあとに通訳の方が中国語で説明をしていました。一通り回った後、帰ろうとする私たちに説明をしてくださった方が「外国の方と一緒で申し訳ありませんでした」と謝ったのです。何も不愉快に感じていなかったのでそう言うと「何かご質問はありませんか?」と聞いてくださいました。ちょうど使い道のわからない展示品があったのでそれの用途をうかがうと、結局反対まわりで全てまた説明してくださいました。使われている照明もすべて当時のもの、それどころか義山楼を立てた建築材も伊香保や遠く京都などから古い建物を解体する時にでた建材をとりよせて使ったそうです。竹久夢二のファンの方たちの、ネットワークとでもいうのでしょうか、たくさんの方から建材を寄贈していただけたのだそうです。
普通に回ったときよりもきっといいお話をじっくり聞かせていただくことができたのだろうと思います。伊香保での最後の思い出でしたが、なんで伊香保の方たちはこんなに親切なのだろうかと嬉しくなりました。
大正時代のレトロで不揃いなガラス器---あんな器でいただいたらかき氷もさぞ懐かしい味がするだろうと思ったり、しずくのような形をした照明器具を我が家の階段につけたら素敵などと思ったりしながら、優しい気持ちで記念館をあとにしました。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー こころ豊かに

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フォト : 夢二美術研究所 日本昔硝子館「義山楼」

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2010年03月16日

「先生と演奏者」 この言葉が耳に残ります。

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 ピアノを子供達に教えている女性が、一昨年、当協会のドアをノックしました。小学校入学を前にした男の子のお母さんでもあります。
 日常の子供達とその母親とのお付き合いの中で、「ピアノを教える先生として、もっと幅広く、心からの対応もでき、教えることもできる大人の女性でいたい。」との願望からです。マナーガイダンスの中で、私も「先生でいるなら、すべてのことに先生であれ」との教えを、20代後半に師から言われたことを話しました。(好奇心・探究心・廉恥心と感謝の心を持ち、自らできうることに精一杯挑戦する。その中での、人から、物から、場から、自然からの学びは、今も大切な宝となっています。と)
 子育てと仕事、そして先生。その生活で学ぶ自分、生徒としてのもう一つの自分を取り入れたのです。限りある時間と体力、母としての顔から、仕事、先生としての顔、そうです、できないことはないと、ポジティブに向かうことは、自分の成長にもつながります。一生懸命の姿は、お子様との間によいコミュニケーションが取れたことでしょう…
 この度、コンサート・ユキ(第15回定期演奏会最終回)が、新宿の加賀町のホールで行われました。もちろん彼女もピアノを演奏します。この情報を得たとき、受講生のプライベートな一面を知ることになるのだが、ピアノに音楽に関心をもって、かつて挑戦をしていた自分に、この度はお聴きする側になって、この演奏会を楽しみたいとチケットを送っていただきました。このホールのある加賀町は師 酒井美意子先生の故郷加賀のお殿様の大名屋敷跡として地名が残っています。懐かしい思いと、裏千家東京道場が近くにあることから、私にはお馴染みの場所でもありました。
 コンサートは、ジュニアの小品曲から始まり、第1部・第2部と構成され、30分もの長編曲など、ショパン・バッハ・リスト・ラヴェル・ベートーベンと続きます。代表のユキ先生は最後にプログラムされています。演奏はプログラムを数曲残し、ショパンのノクターンの演奏で終了となりました。先生のスピーチに、「師の○○先生も○○先生も途中で投げだしました、私も先生に習って、これで演奏を終わりとします。」と両手を挙げられたのです。
 おおらかでチャーミングな先生の人柄がここに溢れていました。先生・演奏者として、たくさんの方々に慕われ、今日まで続いてきた訳がそこにありました。先生は朝から一人一人にコメントをつけてお渡しをしておいででした。先生としての最後の仕事です。技術だけでなく、魅力ある女性として輝いておいでなのです。プログラムには、「15年のコンサートの締めくくり、今までの成長、積み重ねを生かし、今後も良い方法で音楽を楽しみたい。とあります。このご時世に、いつまでも幸せに音楽に携わってほしいと、会員の方々は家庭・子育て・仕事を持ち、ひくことに情勢をもち、喜びを得ている。」とのコメントも添えられていました。
 100名からの関係者、聴衆者の末席後方から、ユキ先生のピアノをお聴きしました。おじさまの、4月に滋賀で行われるご法事に弾きたい曲としての、ベートーベン・シューベルト・リスト・ショパンの想いのこもった曲が奏でられ、ノクターンを最後に… 今もその音色が耳に残ります。ユキ先生は、初めてお会いするのにそんな気持ちになりません。一言も言葉をかわしていませんのに…おそばに寄りたいほどです。
 先生と演奏者としてのお姿は弟子の方々の目に、耳に、心に、人生の師としても残り続けることでしょう…

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 いしいようこ カテゴリー こころ豊かに

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フォト : コンサートパンフレット


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2010年04月17日

地球は想像以上に美しい!

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 「瑠璃色の地球も花も宇宙の子」と、宇宙飛行士 山崎直子さんが詠みました。また、家族で宇宙飛行をしてみたいと希望も述べていました。12日間の宇宙飛行。ミッションをこなし、100%なしえたという感想も述べて、予定通り19日に帰還と報じられています。
 日本文化を「きぼう」で実現させたいと、飛び立つ前に述べていました。きもの姿で、手巻き寿司を仲間に振る舞い、琴で“さくら”の演奏も、野口さんとのデュオも実現です。
 11年間待った甲斐があったと、希望を捨てないで夢を持ち続けたこと、支えてくれた人達への感謝の気持ちを述べておいでです。宇宙での生活ぶりも披露され、お化粧も、ブルーの宇宙服もオーダーして、見事に着こなし、おしゃれにも余念がありません。日本文化を宇宙遊泳で実現など、他の女性飛行士はどのような感想をお持ちでしょう…!
 地球からますます身近に感じられる宇宙飛行、山崎さんの詠んだ「宇宙の子」には想像を絶します。やはり、宇宙に行ってみなければと… つくづく感じた次第です。日本での講演も楽しみに、わくわくする宇宙の子のお話しを期待しているところです。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー こころ豊かに

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フォト : 宇宙飛行士 山崎直子さん

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2010年04月22日

「美しい地球の自然を実感しています。」

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 15日間の宇宙飛行を終え、NASAで、帰還の山崎直子さんの第一声である。
 ご両親が、つくばで揃って会見。地上に降り立った山崎さんの姿に満面の笑み、ホッと安堵した様子がうかがえ、その陰にどれほどに大変であったことかと、胸中はうかがい知れない。言葉はただ、「帰還おめでとう。そして、たくさんの感動をありがとう」と申し上げたい。
 山崎さんの夫は、彼女の、きぼうでの完璧な任務に、妻を「誇り」と讃えている。
 日本で初めてのママさん飛行士で、女性初のシャトル搭乗運用技術者、「僕の前に道はない、僕の後ろに道はできる」高村光太郎のこの「道程」をいつも心の支えにしてきたと言う。
 いい仕事をきぼうでこなした山崎さん。多くの人の思いとともに、バトンを次に渡されることだろう。
 山崎夫妻は、結婚式をまだ挙げていない。「初飛行の後で」という彼女の願いが叶い、近々また新たな門出を迎えることになる。いくつもの試練を乗り越えてのさらなるゴール。未来に向けてのきぼうはつづく!
心からの祝福をお送りしたい。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー こころ豊かに

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フォト : 宇宙飛行士 山崎直子さん家族  Sponichi Annexより

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2010年06月15日

手作りのケーキ

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 娘と2人、のんびり過ごしていたとある昼下がり。娘が突然、「ケーキが食べたい。作って」と。子ども達が小学生の頃まで、私はよくケーキを作っていました。学校から帰ってきて玄関を入った時、焼きたてのケーキの甘?いにおいがする、そんなことが幸せだと思っていました。中学生になり帰宅時間が遅くなると家でおやつという機会が減り、ケーキ作りも誕生日など限られた時だけになってしまいました。
 
 私は月に一度、専門の先生のお宅に集い、心理学の勉強をしています。子どもは親が言っていたこと、していたこと、そして望んでいたことなどを彼らなりに判断して自らの行動に取り入れるのだそうです。もちろん子どもにも個性がありますから何を取り入れるかにも個人差がありますが。

 私の母は専業主婦でしたから私が学校から帰ってくるとき、必ず家にいました。「ただいま」「お帰りなさい」そのやりとりが、家庭の基本だと思っていました。そして、手作りのおやつのいいにおいが私を迎えてくれました。それも、あるべき母親像だと思っていました。ですから結婚して子供を育てるにあたってなるべく手作りを、と思うのは母の影響なのでしょう。そんなことを考えながら、突然のリクエストにこたえてケーキを焼き始めました。あり合わせの材料でできるもの・・・ホットケーキミックス、牛乳、タマゴ、それにバナナがあったので簡単なバナナケーキならできます。材料を混ぜてオーブンにいれ、待つこと40分。いいにおいがしてくるとなんだかにっこりしてきます。

親の愛情の示し方はいろいろあります。親の数だけあるかもしれません。忙しいお母さんもいらっしゃいますよね。でもたまにはいいものですよ、手作りケーキ。できたてのケーキを娘と食べながら、流れていく穏やかな時間がとても貴重に感じられた我が家の昼下がりでした。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー こころ豊かに

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フォト : ケーキイメージ

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2010年06月29日

プラチナの輝き

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 プラチナ鉱山の街ルステンブルクから、サムライジャパンは躍動する感動を世界中に発信してくれた。号外の紙面には日本代表選手やサポーターの笑顔が躍った。大相撲の野球賭博問題や雇用に絡む殺傷事件、いじめに絡む自殺や傷害事件などの報道が続く今般、この勝利の笑顔は日本人にとって待望のプラチナの輝きだった。

 日本列島も大興奮状態。パブリックビューイングや応援イベントが各地で繰り広げられ、ターミナル駅周辺にはサポーターたちが集結したらしい。南アフリカの応援楽器ブブゼラも興奮に一役買っている。近くの八百屋の店先にブブゼラが商品として山積みされていてビックリ、帰りには完売されていてまたビックリ。
 デンマーク戦のテレビ視聴率も深夜から明け方にもかかわらず関東地区で30%、関西地区で27%を記録した。私のようにお休みなさい組だった人は、朝のニュースで日本勝利を知り、起きていれば良かったと後悔した人も多かっただろうと推測される。

 岡田監督のことば「目標を持ってそこに向かっていくとき、人は輝く。ピッチで恐れることなく堂々とプレーする選手が見たい。今の若者は覇気がないと言われるけど捨てたものじゃない。」は、代表選手のみならず、今の若者への激励のことばに聞こえる。そして、勝利インタビューのことば「日本には他のチームにない力がある。選手にスタッフも加え、サッカーがチームスポーツであることを見事に証明してくれた。」は、私たちへの熱きメッセージとして受け止めた。
 私たちに生きるさまざまなエネルギーとよりどころを渾身の汗と涙と笑顔で届けてくれたサムライジャパン、今の日本に必要な高潔なプラチナの輝き、厳しさと信頼。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin  カテゴリー こころ豊かに

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フォト : ブブセラを吹くサポーター


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2010年10月04日

赤い羽根共同募金

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 10月1日から赤い羽根共同募金が始まりました。「じぶんの町を良くするしくみ。」を掲げる赤い羽根共同募金は、町のみんなで集めた募金が自分の町を良くする活動に使われています。集まった募金はその県内で使いみちが決められるのです。厳密にいうと、集まった募金の70%が、募金をした地域で使われていて、残りの30%は全国的な規模で使われています。高齢者の方、障害をお持ちの方、児童、青少年を対象とした社会課題を解決するための活動や地域課題を解決するための活動を行う団体に助成されます。国内で大規模な災害が起こった際には、災害ボランティアの活動を支援するなど被災地を応援するためにも使われます。
 赤い羽根共同募金は、戦後まもない昭和22年に民間の運動として生まれ、今では毎年約7万件の地域福祉活動に約180億円を助成しています。これは年間200万人のボランティアによる募金活動に支えられています。
私も所属する団体の一員として15年ほど街頭募金に参加しています。10年ほど前は募金箱に1万円札や5千円札を入れてくださる方もいらしたし、千円札は数えきれないほど入っていました。2時間街頭に立っていると募金箱が大変重くなり、首に下げているのが辛くなることはたびたびでした。ここ5年ほどは募金額がかなり少なくなってきたことは否めません。お札はほとんどなくなり、小額の硬貨が増えました。ですが、募金してくださる方が減ったとも感じられません。苦しさを知った方が増えて、少しでも協力したいというお気持ちが感じられます。特に高校生や若い方が照れくさそうに募金してくださると、本当に嬉しく思います。この国にはやさしさがたくさん隠れているのだなあと感じられる募金活動です。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Marin  カテゴリー こころ豊かに

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フォト : 赤い羽根共同募金ポスター


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2010年10月19日

舌で味わう、温度で味わう、伝統の味

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 気温の変化とともに、舌で感じるおいしさの温度も変化する。ことにお酒は、日本酒でも洋酒においても寒さと相まって温めたお酒を楽しむようになる。夏でもお燗やお湯割りを所望する。今は省エネ時代、室温をギンギンに冷やしたり、シャツ一枚で真冬を過ごすほど室温を上げる人もなかろうと思う…
 収穫の秋は、新物がいろいろと出回る。新米の香りと艶、舌に感じるあの温かさはまさに至福。日本人に生まれてよかったと思う一瞬である。稲作と同時に始まったと推測される、日本の酒造りであるが、平安時代には酒を温めて嗜んだという記録が残されているそうである。江戸時代中期以降に、お燗の習慣が庶民に広がったと言われ、落語でも芝居でも燗をつけている所作を目にすることがあるので、うなずけるわけである。白ワインのように冷やす日本酒を楽しむ傾向は近年のものだが、古来からある独特の風味を楽しむ燗酒を見直す機運も出てきている。
 世界でも珍しい、幅広い温度帯で嗜む酒として奥行きが増している、「熱燗」「ぬる燗」「冷や」の他に、55度以上を表わす「飛び切り燗」、5度前後の「雪冷え」まで、10段階もの表現があると聞いて、早速“おもしろい”と調べて楽しんだのだが、産地と作り方、作り手と、奥深く味わい尽くせない日本酒が、様々な温度で飲まれるのは、四季の変化とともに時代の変化も相まってのことであろうが、やはり肌寒くなると燗をつけたくなる。それが身体にも心にも一番おいしい飲み方だと…思われる。自分好みの飲み方は、器もおおいに関係する。夏でも冷水を飲むのではなく、白湯を口にするのが身体にとって一番良いことと同じ様に、お酒にもおいしいのみ方がある。身体の欲求するところにおいしさを感じる秘訣があるようである。洋酒のお湯割りに丁字を入れる飲み方は、手軽で好きな楽しみ方であるが… いかがなものであろう…

お燗の名称と温度の目安を表示してみる。

飛び切り燗55度前後  熱燗50度前後  ぬる燗40度前後  人肌燗37度前後
常温20度前後  涼冷え15度前後  花冷え10度前後  雪冷え5度前後


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー こころ豊かに

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フォト : 燗酒イメージ

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2011年02月02日

無心になる

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 「達成感は、無心に階段をのぼりきること。」と、54才のIT企業の社長は、昼休みに地下から社長室のある19階までのぼりつく。部下が時折お伴するが、途中でへばっている。仕事に健康な体は基本と、社長の言葉。「良い仕事は丈夫な体から…」とうなづける。ビジネスマンの日常である。
 東京タワーの階段は600段あることはご存知だろうか…?息子に後押しされながら、途中3回の休みを入れ、70代の母親ののぼりつく姿が目に入る。「気持ちよかった」と達成感の一言であった。また、東京にある地下鉄の階段は290箇所あるとのこと。まさに四国霊場を行脚するごとくに、エスカレーター脇の階段巡りをしているグループがある。地下鉄から発した行動は、神社の階段までのぼりつめ、手を合わせる。きっと御利益があると、無心に行動する姿にエールを送りたくなる。
 何がご縁で、心を通わせる仲間ができるかわからないのが楽しみである。よいことは続いている。無心に心と体を向け、一人から始まったこともネットに載せたことから、仲間ができ、次々にチャレンジ。これが現代社会の仕組みなのであろう…
 「近頃、都に流行るもの」とは、自分ならできる、今ならできると自らを促し、日常生活に取り入れる。それも、今まで人のやっていないことを実現させるから尚のこと喜びとなるのである。一時のブームに終わらせず、よいことは自分の為だけでなく続けたいと思うのであるが…
 生き方も含めてこだわり、長く続くことから習慣として、また、文化として大切に見直されることにもなる。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー こころ豊かに
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フォト : イメージ


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2011年03月10日

「悲しみの効用」

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 悲しみの効用とは、作家 五木寛之氏の講演のタイトルである。
 帝国ホテル開業120周年記念、日経プレミアムフォーラムの最後の企画である。
かねてから氏の声がラジオから流れるのを、心地よくお顔をイメージしながら、その優しい語り口に惹かれ、心を交わせ楽しんでいたことでもあり、数々の氏の作品は映画化され、「青春の門」は強く印象にも残っている。近頃は、「親鸞」なる長編小説が話題である。
作家活動を一時休業し、龍谷大学にて仏教史を学び、執筆活動を再開、現在、泉鏡花文学賞・吉川英治文学賞、その他の選考委員を務められ、日本各地からの依頼の講演に、多忙な日々のご様子である。
 昭和7年のお生まれとは… 信じがたいほどお姿と声、語りは若い。久しぶりにレジメを用意して、500名の参加者を前に少々緊張と冒頭におっしゃっておいでである。
 「暗いはなし」がテーマなのに、チケットは瞬く間に完売。帝国ホテル中2階、光の入口は早くから長蛇の列、開場を待っている。氏の話によると、「暗いはなしがうけている、しかも依頼される相手は、「銀行」「IT企業」「医者」とのこと。おもしろい現象であり、かつては必要としない人々に必要とされている。この社会現象をまさに悲しむ。世の中が病んでいる証拠」と、うなずけるような言葉とユーモアを交え、時には声を出して笑い、また涙をためて真剣に氏に耳を傾け大きくうなずきもした。老若男女、氏の話を聞きたいと思う人のなんと多いことか。氏から元気や活力、エネルギーをいただきに参加するのではない。そうではない、癒されたい人の集まりなのか…とも。
 90分の講演は「慈悲」の言葉で見事に締め括りとなる。仏教の慈悲である。その慈だけにとらわれ、悲を無くしてしまった戦後の日本人。私たちが無くした悲は、今の時代こそ大切にしたい。悲しい時には声を出して悲しいと言い涙を流す。慈と悲とを宮本武蔵のように、二刀流で使いこなして生きていく。これが現代の生き方であると、氏からのメッセージである。悲しみは大切なこととして受け止め、それに浸り、また声に出す、そしてそれを乗り越えるのであると、再度、私なりに共感した次第である。


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー こころ豊かに
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フォト : 日経プレミアムフォーラムパンフ

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2011年03月31日

音楽の、歌の“ちから”

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 大震災の翌日、もう2時間あまり、いつ来るともしれない電車を、あふれそうなホームで整列して待っている時のことです。向かいのビルからなのでしょうか… 聞き覚えのある童謡、あの“こいのぼり”が聞こえてきたのです。「高くのぼれよこいのぼり…」と、嬉しかったですね!
11日の夜は帰宅出来ない人々が徒歩で、区間限定でやっと走り始めたメトロやJRを乗り継いで、これから行ける所まで行こうという人たちでいっぱいです。1台目も2台目も電車にはとうてい乗れません。危なくて恐ろしくて乗れないでいるところに、爽やかに元気な歌声が響きます。私だけが耳にしたのでしょうか?… いや、そうではないと思います。疲れきった体にあの歌声は、私に元気をくれました。やがて待った甲斐もあり、身動きできない電車に乗ることも出来、ホッとしました。その後、節電にて携帯ラジオを愛用の日々、「忍たま乱太郎のテーマ曲」「アンパンマン行進曲」と、100%勇気、勇気100倍の歌詞とともに声を合わせて歌い、また元気をもらいました。
被災地でもこのラジオを聴いているかもしれません。音楽の、歌の力は素晴しい。歌の力と共に、正しい情報に勇気をもって処すること。そして周りの人への声掛けは、一層お互いに安心と勇気を与えてくれます。
 音楽の力、歌の力を再認識しました。生きる喜びと、個人の不安を抑え、頑張れる勇気を与えてくれます。新しい朝は必ず来ると…
緊張の日々ですが、その中で一時、音楽に歌に耳を傾けることが出来ると幸いです。

PS. 東日本大震災の被災地に向け、TokyoFMが系列のラジオ局を通じて、人気アニメ「それ行け!アンパンマン」のテーマソングを繰り返し流している。
「子供達が元気になれる」「心にしみる」など、投稿が相次ぎ反響をよんでいるとの事。作詞のやなせたかし氏が、自分を力づけるために作りました。この歌で元気づけられている人がいるのなら嬉しいこと。と寄せている。3月23日の新聞より


冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Rainbow カテゴリー こころ豊かに
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フォト : アンパンマンマーチ


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2011年04月12日

ドイツからの伝言

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 震災から二日後、こんな時に不謹慎かと悩みながらもドイツに行ってきました。成田までの電車さえおぼつかない中、何とか成田には着きましたが、予定していた便は100人ものオーバーブッキング。10時間も待たされた挙句、中東のドバイ経由でミュンヘンにたどり着くことができました。

 日曜の夜に着くはずが月曜の午後になったので予定していたオプショナルツアーには間に合わなくなりましたが、ホテルにいても仕方がないので街中に出てみました。市庁舎前の広場まで来ると大きな声で「Help Japan!  Help Japan!」と叫びながら募金活動をしている若者の集団を見かけました。
 
 翌日、レストランで食事をとっているとウェイターさんがやってきてどこから来たのかと聞くのです。「ヤーパン(日本)」と答えると彼は自分は英語が上手くないが、と前置きして「日本で何が起こったか知っている。心配している。そして祈っている」と右手を左胸の上において言いました。
 
 その日の夜、サッカーの試合を観に行きました。両チームの選手の入場に続いて横断幕が入ってきました。‘わたしたちは日本のみなさまとともにいます’と日本語で書かれていました。電光掲示板には‘WITH YOU JAPAN’。感謝の気持ちでいっぱいになりました。試合終了後、インテル所属の長友選手がコメントのたくさん書かれた日の丸を掲げてピッチに戻ってきました。彼にとってミュンヘンは敵地です。それでもスタジアムの人々は誰もブーイングすることなく長友選手と彼の掲げた日の丸を温かく見守ってくれました。

 次の日、古城を訪ねるツアーに参加しました。日本人ばかり15人ほどのグループで説明の音声を聞きつつ城内をまわっていると、係の女性が私たちに向って英語で話しかけました。「日本人はとても礼儀正しく、控えめだと知っています。でも今ははっきり言ってください。ふるさとがダメージを受けて帰れる状態でなかったり、安全だと思えなかったりするのなら、どうぞ我が家へ来てください。私の家には余っている部屋がいくつかあります。好きなだけ滞在してくれて大丈夫です。困っている人がいたら助けるのは人として当たり前のことです」と。

 この時期に日本の外に出たからこそ聞けた言葉や経験の数々です。ご紹介したのはほんの一部ですが、確かに受け取ったドイツの人々の温かい気持ちを、この場を借りて被災者の皆様にお伝えできたら嬉しく思います。

冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari  カテゴリー こころ豊かに
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フォト : 日の丸を掲げる長友選手


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