若い人を応援する

友人から、お嬢さんが舞台に立つという連絡があり、知り合いで誘い合って観に行ってまいりました。演目はチェーホフのかもめ、古典中の古典です。
お嬢さんは、ある劇団の研究生として演技を学んでいます。送られてきたパンフレットを見てびっくり、なんと一番上に名前があるではありませんか。これは気合を入れて観にいこうと、仲間で楽屋見舞いをあれこれ考えました。花束とお菓子、どちらにしようかと迷ったのですが‘初’ということでもあり両方を持参していくことにしました。
舞台は二時間、休憩なしという説明のあと幕があきました。始まってみると、どの研究生も真剣そのもの、一所懸命な姿にこちらもすっかりひきこまれてしまい、あっという間の二時間でした。舞台の中央で挨拶するお嬢さんを見て、本当に立派になってと嬉しく思いました。
その夜、友人からお礼のメールをいただき、私の中ではこの話は完結いたしました。そして1週間ほどが過ぎ、舞台の話も忘れかけていた頃、お嬢さん本人からお葉書をいただいたのです。そこには、無事に千秋楽を迎えたことの報告、急な誘いにもかかわらず観に行ったことへの感謝、楽屋見舞いのお礼などが時候の挨拶とともにしたためられていました。
考えてみればもう成人したお嬢さんの舞台を観に行ったわけですからお嬢さんから連絡があるのは当たり前なのかもしれませんが、きっちりしつけられていると関心いたしました。‘友人の娘さん’という位置づけではなく、お嬢さん本人と直接に関係をはぐくんでいきながら、女優への道を一歩踏み出した彼女の応援団になろうと心に決めました。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 Fuwari カテゴリー マナー・礼儀
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フォト : 舞台パンフレット「かもめ」

